ここ最近はKindleでの読書が増えています。読書の秋らしいなぁと自分でもしみじみ。
 
 
さて今回は『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください』についてご紹介。
 
他の記事の中でも、投資を始めるためのわかりやすい本として紹介してきましたが、Kindle Unlimitedで改めて読んだので、今回はもう少し詳しく中身を抜粋しました。
 

 

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概要

難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
 
投資は勿論、お金についてなんにも知らない著者が、お金のプロである経済評論家(山崎元)にお金の増やし方を教わる、という内容。やりとりが会話形式で展開されております。
 
あとがきで山崎さんが話していますが、投資初心者でもわかるように、無駄なことはとにかく省いてあるのが特徴の本なので、とんでもなくわかりやすいのです。

お金の増やし方

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それでは、本書にあった具体的なお金の増やし方をご紹介。
 
シンプルすぎてびっくりしたけど、「金融の仕組みとか投資用語を覚えてからスタートしよう!」なんて考えたら大変だから、まずは始めちゃおうっていうのがこの本のスタンス。
 
まずはこの本の通りに投資してみるのも、悪くないですよ。

定期預金より個人向け国債

お金を増やす方法といったら、定期預金しか知らなかった著者。
 
そこで山崎さんに相談したら、開口一番で「じゃあ個人向け国債だね。」との回答あり。(シンプルさがわかりやすいよね)
 
本書では『変動金利型10年満期』がおすすめされていて、これは途中解約しない限り元本保証で、金利は0.3%ほどの商品。(金利が上がればこれも上がるらしい)定期預金は0.12%くらいだから銀行よりもお得、と説明されています。うん、その通り。
 
「銀行じゃないのに、危険じゃないんですか…?」という質問には「だって国と銀行、どっちが先に潰れるとしたら国よりも銀行でしょう」とバッサリ。こういうわかりやすい解説が嬉しいです。
 
文中に出てきますが、『世の中には知ってるだけで得することがたくさんある。』賢く生きる上では大切な事実ですね。

銀行には近づいちゃいけない

「お金を正しく運用したかったら銀行には近づいちゃダメ」と、山崎さん。
 
 
銀行というのは、金持ちには投資させて手数料をもらい、貧乏人には借金をさせて金利をもらうビジネス、だと言います。かなり極論にも聞こえますが笑、個人から見るとその通り。
 
そのため、本書ではネット銀行の活用を勧めています。銀行で投資商品を買うと、手数料が1~3%くらいかかりますが、ネット銀行では無料というものも少なくないですからね。ちなみに私も勿論ネット銀行を使ってます。
 
なぜ銀行は手数料が高いのか。
 
それは、銀行にはたくさんの銀行員がいて、たくさんの支店があるから。その分の経費が、商品価格に乗っかってきているため、手数料が高くなるわけです。

外貨預金は銀行のカモになる

 「外貨預金も手数料が恐ろしく高い。仮に米ドルが1ドル120円だったとする。手数料は普通の銀行だと1ドル1円だから、1万ドル買ったら1万円かかる。つまり、120万円買うのに121万円かかるということ。」
 
ちょっと頭混乱しますが、日本円も外貨も同じ『お金』なのに、それを得るのに余分なコストがかかってるよ!ってことですね。こう考えると確かに高いな。
 
 
ちなみに私も少額で外貨預金積立をしていますが、ネット銀行なので1ドルにつき15銭。大手銀行の約7分の1です。でも投資信託なんかと比べると金利も低いし、正直旨みはないですね。勉強のために始めたけど、そろそろ解約しようかなぁ。
 

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素人が買うべきは『インデックスファンド』だ!

 投資信託にはアクティブファンドインデックスファンドの2種類があります。
 
・アクティブファンドというのは、プロが株や債権を選んで運用してくれる投資信託で、
・インデックスファンドというのは、日経平均とかダウ工業平均とかニュースでやっている指標に連動する投資信託です。
 
 
さて、どちらの方がいいのだろうか。
 
「アクティブファンドはプロの人たちがリサーチしたりあれこれ考えて運用するから、その分の人件費がかかる。
 
でもインデックスファンドは指標に沿って機械的に買うだけだから、人件費が少ない。だから手数料が安い。
 
さらに、どの会社の株が上がるか下がるかは誰も当て続けることはできないから、人が介在する必要もない。だからインデックスファンドにする。」
 
そう山崎さんは説明しています。
 
 
他の章で出てくる話を紹介すると、昔、ノーベル経済学賞受賞者など、世界トップクラスの頭脳を集結させて作った人気ファンドが、なんと5年で潰れたらしいのです。
 
世界のトップ頭脳を集めても予想できないのなら、機械的な方がいいよねというのが山崎さんの意見です。確かに。
 
ゆるくかしこく生活するために、お金の知識は不可欠。   ということで、変わらず投資は続けております。最近資産のリバランスをして、インデックス積立の額を増やしまし...

医療保険は入らなくて良い

 「家族がいないなら、どの保険も入らないほうがいい」。
 
民間生保の医療保険では掛け金の半分以上が自分の保障以外に使われているとのことです。
 
例えば銀行のときと同じで、人件費や広告費、そして『申告が虚偽だったとき』用に準備しておく詐欺コストと呼ばれる費用も含まれているんだとか。
 
だから、余計な費用を払わされる保険には入らず、自分で積立ていけばいいのだ、ということです。
 
 
とは言っても、急な病気で高額な医療費を請求されたらどうするの!と思うわけだけど、そこは国の制度である『高額療養費制度』を利用すればよいと本には書かれています。
 
この制度は、月に数万円以上(年収による)医療費がかかった場合は、国が代わりに負担してくれるというもの。年収500万くらいの人なら月8~9万円くらいまでしか払わなくていいらしいので、安心ですね。知らなかった。

お金を増やすための入門書としておすすめ

ここで紹介した情報はあくまで一部で、他にもお金についての知っておくべき情報がシンプルにまとめられています。お金について考える入門書としても、すごくおすすめだと思いましたよ。
 
興味があれば是非呼んでみてくださいね。
 
 
 
 
この本を読んで改めて思ったけど、やっぱり賢く生きるために、良い情報はどんどんインプットしておくべきですよね。別記事でも紹介してますが、ファイナンシャルアカデミーの「お金の教養講座」なんかもおすすめです。体験講座は無料なので、興味あればぜひ。お金との付き合い方、増やし方を学べますよ。
 
賢く生きていくためにお金の勉強をしよう! 最近はメディアや本でも「投資」「お金の知識」「金融リテラシー」なんてワードが多く出てきていて、お金についての関...

 

ではでは!
 

 

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