よくニュースや新聞で目にするアメリカの「利上げ」。
利上げをすると株価や為替への影響がどうたらこうたら…と、難しい話が展開されますよね。なんとなく聞いてるけどよく知らないなんて人もいるはず。自分がまさにそうでした。
アメリカの利上げって何?利上げになるとどうなるの!?ということで、ちょっと調べてまとめてみましたよ。
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Contents
アメリカの利上げとは?
そもそも、アメリカの「利上げ」とはなんなのか。
利上げとはFRB(連邦準備制度理事会)という機関が行う金融政策のことです。FRBはアメリカの中央銀行。日本でいうところの日銀ですね。
アメリカも日本同様、「銀行の銀行」である中央銀行を設置して、世の中に出回るお金の量を調節しています。その調節方法の一つが、預けているお金にかかる利率を操作するという金利政策となります。
つまり利上げというのは、各銀行が預けているお金について、FRBが利率を上げることを意味するわけです。
補足:なぜお金の量を調節しなくちゃいけないか
インフレ、デフレという言葉が一時期流行りましたね。
銀行がお金をたくさん貸すと個人や会社のお金の量が増えて、モノの値段があがりインフレが起きます。反対に銀行が貸し渋っていると、お金がない世の中ではモノの値段が下がってデフレが起きます。
インフレやデフレもエスカレートしすぎるとよくありません。
今まで10,000円で買えていたものが20,000円になったり5,000円になったりしたら、世の中混乱しちゃいますよね。貯金だって、超インフレになったら実質大幅に目減りしかねないわけだし。アンバランスなのは経済的には良くないよねということで、中央銀行は適宜お金の量を調節しているのです。
今まで10,000円で買えていたものが20,000円になったり5,000円になったりしたら、世の中混乱しちゃいますよね。貯金だって、超インフレになったら実質大幅に目減りしかねないわけだし。アンバランスなのは経済的には良くないよねということで、中央銀行は適宜お金の量を調節しているのです。
利上げをすることによる影響
アメリカが利上げすると、どんな影響が出るのでしょう。
中央銀行であるFRBが利上げをすると、今までよりも利子が高くなるため、銀行はお金を借りなくなりますよね。そうなると自動的に、一般人や企業、投資家に貸すお金の量も減ります。
これまで借りられていたお金が減るので、企業や投資家は投資を控える。すると、投資を受けていた新興国は資金が回らなくなり、その分開発ができなくなったり、製品が作られなくなったりして、経済成長に影響が出てきます。
さすがアメリカ。影響力がデカすぎる。
またそんな影響を予期して、投資家マネーは新興国からアメリカに戻ってくるので、米国株や債券の価格は上がることが多いんだとか。米国関連の商品を持っていた場合は、値上がりが期待できるかも。
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為替はどうなる?
このような影響がでる中、為替はどうなるのか。
一般的にはアメリカが利上げを行うとドル高が進むと言われています。
理由として「FRBが利上げをする=アメリカの景気が良い」という心理が投資家に働くからだそうです。
投資家「モノの価格を下げようとして利上げしたってことは、今はモノの値段が高い好景気ってことだ!」
こんな感じの心理でしょうかね。
私たちへの影響は?
さて、それでは日本人である我々への影響はどうなのだろう。
アメリカの利上げは通常ドル高、つまりは円安を引き起こします。
私たち一般人にとっては、「円安=輸入製品が高くなる」ということなので、買い物などでは高くつくこともでてくるかもしれませんね。
ただ、そんな簡単な話だけではないと思います。
上で書いたように、利上げはアメリカだけでなく周りの国の経済成長に影響を与えるため、それら新興国で事業をしていたり、投資している日本の企業もダメージを受けるかもしれません。
上で書いたように、利上げはアメリカだけでなく周りの国の経済成長に影響を与えるため、それら新興国で事業をしていたり、投資している日本の企業もダメージを受けるかもしれません。
そうすると社員の給与が下がったり、日本の景気も後退したり…なんてことが起きてもおかしくないですよね。
まとめ
今回はアメリカの利上げとは何か、どんな影響があるのかをまとめてみました。
景気の気は「気持ちの気」と言うので、必ずしも上に書いたような流れになるわけではないのだけど、今回調べてみて経済って全てが繋がってるんだなぁと感じました。
1つの出来事を紐解いていくと物事の関連性が見えてくる。
いつも見るニュースなんかも何かの引き金になっているはずなので、これから何が起きるのかを予想してみると楽しいですよ。
いつも見るニュースなんかも何かの引き金になっているはずなので、これから何が起きるのかを予想してみると楽しいですよ。
そんなわけで、利上げのお話でした。
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