日本はストレス大国と言われるほど、世界各国から生きづらい国として認知されています。
「我慢が美徳」とされ、まわりの人と同じように生きることが当たり前。
普通とは異なる行動が極端に拒絶される風潮が、日本にはまだまだ根づいていますよね。
そんな環境の中では、普通というレールから外れることを恐れ、自由に動けずにストレスを抱えて過ごしている人や、世間や会社の「当たり前」に縛られて働くことに辛さを感じている人がとても多いような気がしています。
筆者である私は、これまで金融企業、成長中の中堅企業を経験し、現在は一部上場企業でキャリアコンサルタントとして勤務していますが、まさに私自身も上記のような憂鬱な想いを感じながら働いていた1人です。
「毎日が辛い、楽しくない」
「こんな生活を定年までするなんて耐えられない」
こんな風に感じながら働いていましたが、過去2回の転職経験や自由に働く色々な人の意見、多くの良書を通じて、長い間「ストレスを減らし、楽しく働く方法」について考え続けていました。
そしてその結果として、「ストレスフリーな働き方をするにはどうしたらいいのか」が、少しずつ理解できてきました。
まだまだ道半ばではあるものの、今では新入社員時代や激務な職場環境のときに感じていたような不安や焦りはなく、日々バランスのとれた働き方が実現できています。
ここでは筆者が考える「辛い働き方から抜け出してストレスフリーに生きる方法」についての記事をまとめています。
毎日の仕事が辛い、会社に行きたくない、将来が不安という人はぜひ読んでいただき、参考にしてみてください。
なお、このページでは6つのパートに分かれております。
②:今の仕事が嫌で悩んでいる人へ
③:将来の働き方について不安を抱えている人へ
④:ストレスフリーに働きたいと思う人へ
⑤:転職活動を成功させたい人へ
⑥:会社に縛られずに働きたい人へ
最初から順番に読んでいただいても良いですが、ボリュームが多くなっているため、ご自身が気になるパート、解決したいと思うパートから自由に読んでみてくださいね。
Contents
働き方の「当たり前」に違和感を感じる人へ
・仕事は最低3年は続けなければならない?
よく「新人は3年働かないとだめだ!」と言われますが、それって本当に本質的なアドバイスなのでしょうか?3年ルールに縛られている人はぜひ読んでみてください。
・仕事に全力でない人はダメなのだろうか?
社会では「労働は尊いもの」とされていますが、全員が全員、全力で身を削って取り組まなければならない…というわけではきっとないのだと思います。自分に素直になり、自分に合った働き方をするという選択が重要です。
・仕事は楽しまないといけないのか?
「仕事を楽しもう!」と言われた経験って誰しもあるのではないでしょうか。でもいくら頑張っても前向きになれず、「仕事が楽しめない自分はダメだ…。」なんて考えてしまう人は、「仕事は楽しまなくても良い」という価値観を知ると気持ち楽になると思いますよ。
・高年収を稼がないと幸せになれない?
なんとなく頭に刷り込まれている「年収1,000万円」というワード。一般的にそのくらい稼げたらお金持ちになれると考えがちですが、はたして本当に高年収は幸せなのでしょうか。自分の年収に悩んでいる人はぜひご一読ください。
・転職回数が多い人はダメなのか?
既に会社に違和感を感じて外に飛び出した人の中には、短期間での転職を繰り返し、自信を失っている人もいるかもしれません。しかし、転職回数が多くても気にする必要はありません。最終的には自分に合う環境を見つけた人が勝ちですからね。
・転職することは逃げなのか?
「転職することは逃げだ」と感じてしまう人もいると思います。でも転職は逃げではなく、より良い人生を送るための選択の1つです。「転職は逃げ」という呪縛にとらわれている人は、ぜひご覧ください。
・仕事における「成長」という危険な言葉
「成長するためには我慢が必須」という意見についての記事です。成長はもちろん大事ですが、成長のためになんでもかんでも会社の言う通りにする必要は全くありません。成長というワードを盾に、社員をこき使うような環境は避けるべきです。
・会社員でやりがいを持つことはそもそも難しい?
やりがいを持って仕事をするのは大事なことですが、そもそも組織の中にいる以上、実はやりがいを持つこと自体難しいものです。「やりがいを感じない自分はダメだ…。」なんて思っている人は、そんなに悩む必要はありませんよ。
・仕事に関する世間の価値観について思うこと
これまで仕事について考え続け、実際に転職も経験している筆者が思うことをまとめた記事です。仕事に関する「〜すべき論」に縛られてはいけない、という内容なので、世間の価値観や当たり前に苦しんでいる人はぜひご一読くださいね。
今の仕事が嫌で悩んでいる人へ
・仕事が楽しくないと感じているなら知っておきたいこと
いま「仕事が楽しくない」と感じていても、どんな仕事が自分に合うかわからない場合も多いのではないでしょうか。デイルドーテン氏の書いた「仕事は楽しいかね?」という本には、仕事を楽しくする方法が書かれています。自分に合う仕事を見つけたい人は、参考にしてみてくださいね。
・仕事が辛いと感じているなら考えてほしいこと
仕事は心を病んでまでするものでは決してありません。「ちょっと今から仕事やめてくる」という小説では、ブラック企業に勤め、限界を迎えてしまいそうな主人公の話が描かれています。もしいま自分が仕事で辛い状況なのであれば、ぜひ一度読んでみてください。
・「もう会社に行きたくない!」と本気で思ったら考えるべきこと
本気で仕事が嫌になったときのマインドセットについてまとめた記事です。まずは落ち着いて現在の環境を客観的に捉え、前向きな考え・行動に移していくことが大事ですよ。
・自分がいる会社はブラック企業かも?と思ったら
「もしかして自分の会社はブラックかも…?」と感じたら、こちらの記事を読んでみてください。ブラック企業の実態と、そこから考える働きやすさについて書いております。ブラック企業からは一刻も早く抜け出し、自分にとって働きやすい会社へ移ってくださいね。
将来の働き方に不安を感じている人へ
・日本のサラリーマンのこれから
「日本はやばい」「サラリーマンは危険」と聞きますが、具体的には何がやばいのだろう。以前知り合いの社長さんと日本でサラリーマンとして働くことについて話した内容をまとめています。漠然と危機感を抱いている方にとっては、現状を認識すると行動力がついてくると思いますよ。
・女性起業家とのお話
実際にサラリーマンから起業家になった友人のお話です。会社員時代から副業を始め、現在はコンサルタントとして独立している起業家の意見は、仕事に悩める人にとって、きっと参考になると思います。
・未来の働き方について考えながら仕事をすべき
昔と今が違うように、未来も大きく変わっていくことが予想されます。そのため、今のうちから未来の働き方を意識することがとても有効です。ちきりん著の「未来の働き方を考えよう」をベースに、おすすめの働き方を紹介しています。
・10年後の仕事について考える
今後、私達の仕事の半分近くがAIに取って代わられると言われています。そんな時代に自分が就いている仕事は大丈夫なのか、気になりますよね。10年後やその先になくなる仕事は何なのか?逆に生き残る仕事は?自分のキャリアに悩んでいる人は、ぜひご一読ください。
・日本の働き方がスタンダードじゃないことを知る
学校を卒業してそのまま日本の会社員になると、今の環境が当たり前であると、自然に刷り込まれていきます。でも冷静に考えれば、日本は広い世界の1つの国でしかない。日本の働き方が世界のスタンダードじゃないと理解できれば、働くことの不安がきっと払拭できるはずですよ。
・残酷な現実で生きるための方法
現代は経済格差が広がり、仕事を辛いと感じる人も多い残酷な世界です。そんな残酷な世界で個人がうまく生きていく方法は何なのか、こちらにまとめています。橘令さんの意見は個人的にもすごく共感する内容ですね。
ストレスフリーに働きたい人へ
・まずは自分の強みと弱み、特性を理解しよう
自分に合った環境を見つけるためには、自分について知ることが大切です。「自分はどんな特性を持っていて、何に向いているのかわからない」という人は、まずはその理解に努めると効果的。自己分析のツールの1つとしてグッドポイント診断というものがあるので、試してみるとおもしろいですよ。
・キャリアアンカーを使って自己分析する
こちらはキャリアアンカーというツールです。8つの分類から自分のタイプを特定してくれるというもの。「自分が何を大事にしているか?」を客観的に理解することができます。
・実際に行動に移して自分に合う環境を探る
頭で自分をある程度理解できたら、次は行動です。自分に合う環境かどうかは、やはり実際に経験してみることが不可欠。興味があることや自分に合いそうな仕事をどんどん経験してみましょう。実際にやってみると、自分に合っているか、続けられそうかが実感できます。転職でなくても、アルバイトや手伝い、ボランティアなども有効ですよ。
・「できること」から仕事を選ぶ
「できること=得意なこと」から仕事を選ぶのも1つの手です。得意なことであれば、「できなくて辛い」という仕事のストレスが感じづらいですからね。
・「天職探し」に囚われないほうがうまくいくかもしれない
元2ちゃんねる管理人、ひろゆき氏の考えです。「好き」や「興味がある」といった観点だけではなく、「嫌いじゃない」「苦痛じゃない」という観点での仕事選びもすごく有効です。特にやりたいことがない人は、この視点で仕事選びをすると、結果として成功する可能性が高まると思います。
・得意なことを増やすための方法について
得意なことがわからない、得意なことなんてないという人は、これから自分の強みを作るという方法もあります。
・幸せに働くために必要な要素
すべての仕事に共通する「幸せに働く要素」が存在します。自分の仕事に欠けている要素があったら、工夫次第で楽しさを設計できるかもしれませんよ。
・幸せに働くための仕事選び
こちらは筆者の実体験から感じる仕事の選び方です。上記の話よりも少し具体的な内容となっていますので、よろしければご覧ください。
転職を成功させたい人へ
・転職活動における自己分析の方法
転職活動を行う上での自己分析の方法をまとめています。入社してから「こんなはずじゃなかった。」ということがないよう、慎重に考えて準備すべきですよ。
・職務経歴書の書き方
転職活動をする際は職務経歴書の準備が必要です。応募先の企業に自分をわかってもらうため、そして書類選考の合格率を上げるためのポイントをまとめています。
・転職エージェントの活用方法
転職エージェントとの付き合い方についてです。実はエージェントと賢く付き合っておくと、メリットがたくさんあるのですよね。私自身がキャリアコンサルタントをしているので、実際の現場の話、裏話も含めてお伝えしています。
・転職活動は退職前が良い
こちらは転職活動と退職のタイミングについてです。時々退職してから転職活動をする人がいるのですが、セオリーとしては転職先が決まってから退職をしたほうが良いのですよね。
会社に縛られずに生きたい人へ
・会社に依存しないための考え方
まずは会社に依存しないための考え方を身につけておくべきです。福利厚生などもそうですが、「会社から与えられているものを当たり前だと考えない」ことが重要です。
・属さないマインドを持つ
「属さない!」というマインドを持っておくことで、会社への依存度を下げることができます。また、仕事だけでなく、マイホームや他人などにも依存しなくなれば、より生きやすくなるはずですよ。
・会社の変化にうろたえないように準備しておく
この時代はどの会社も安泰ではありません。今は何も起きていなくても、今後会社の合併や買収でいまの環境が失われるリスクもあります。そんな事態に備え、常日頃から準備をしておきましょう。
・まずは金銭的に会社から自由になる
会社に依存せざるを得ない一番の理由は金銭面です。そのため、ローコストな生活を実現させることが会社依存を脱する上での第一歩です。金銭的に自由になるメリットは非常に大きいため、本気で会社依存から抜け出したいなら、絶対に心掛けたい行動ですよ。
・仕事をしながらパラレルキャリアにチャレンジする
会社に依存しないマインドを身につけ、ローコストなライフスタイルが実現できたら、仕事をしながらパラレルキャリアを身につけていきましょう。パラレルキャリアを見つけることは、キャリアのリスクヘッジになるだけでなく、日々の生活がより楽しくなるというメリットもあります。
・新たな取り組みのためにも余暇の時間を作るべき
多くの人は今の仕事で時間も体力も奪われ、会社以外の取り組みをする余裕がなくなっています。パラレルキャリアのためにも、ワークライフバランスを保ちながらパラレルキャリアを行うというスタイルをおすすめしたいです。
・自分でスモールビジネスを育てる
パラレルキャリアにも関係しますが、会社への依存度をさらに下げるために自分で小さくビジネスを始めてみるべきです。ビジネスというと大げさに聞こえるかもしれませんが、ネットでモノを売ったりなど、小さなことからでOKです。会社以外からの収入を作っていくことには大きな意味があります。
・ロングテールビジネスを知る
自分のビジネスについては、いきなり「会社を辞めて起業しよう!」という考えではなく、会社員をしながらロングテールビジネスにチャレンジすると良いです。ここまでの取り組みで、気持ち的・金銭的・時間的にはある程度余裕を持っているはず。会社員としての収入もあるため、時間をかけて自分のビジネスを育てていきましょう。
・オウンドメディアの重要性
さらに自分自身のメディアを持つことで、自分の可能性を広げることができます。パラレルキャリアや自分のビジネスにとっても効果的です。会社外での活動を促進するためにも、ブログやSNSなどのオウンドメディアを運営すると良いですよ。
・サラリーマンへのブログのすすめ
私もこうしてブログ運営をしておりますが、サラリーマンこそブログを始めるべきだと思っています。ビジネスとしてもローコスト・ノーリスクですし、自分を表現するという場としても有益です。間違いなく生活が変わるので、ぜひ検討してみてくださいね。
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