今回は転職についてテクニック的な記事でも書いてみたいなと思います。

転職活動において必要になってくるのが、職務経歴書。

学生の頃はエントリーシートでしたが、社会人はこの職務経歴書に、これまでの経験や実績、自己PRを書くことになります。

「PR文なんて学生ぶりで、うまく書けないよ!」

なんて声も聞こえてきそうなので、ここでは自分が人事やら採用担当者に聞いてきたことや、彼らが抱く実際の印象を踏まえて、知っていることをポイントとしてお伝えしますね。

今回もまた、お付き合いくださいませ。

 

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経歴は新しい順で

基本的なところですが、これまでの職務経験を書くとき、時系列で書くべきか、新しい順に書くべきか、迷いますよね。

履歴書は大学から今の会社までを順番に書くので、職務経歴書も時系列で書こう!と考える人って結構いるんですが、セオリーとしては新しい順に記載してください。

というのも、人事など見る側からすると、やはり直近の経験が一番気になるし、見たい部分なんです。

普通に考えても、今のスキルが一番能力的にも発揮できる部分。

そのため、相手の要望や見やすさを考えて、新しい順で書くようにしましょう。

写真はジャケット着用のものを添付する

写真は正装での写真を使います。

ただ、正装ならなんでもいいかというと、クールビズでノーネクタイだったり、ブラウスのみといったものはNGです。

しっかりとジャケットを着用したものを使用しましょう。

特に日系の会社は写真で判断するところも多いです。

また、インスタント写真を使う方もいるのですが、できればきちんとしたところで撮ってもらう方がベターです。

(そもそも写真添付なしで提出する方もいますが、できる限り添付することをおすすめします。)

自己PRは能力がわかるエピソードを。状況、課題、取組、結果の構成で、再現性を伝えよう

 自己PR…、、何をどう書けばいいかって迷いますよね。まず内容としては、自分の能力がアピールできる成果を題材にしましょう。

そして構成としては、

■成果を得る前の状況

■そのときの課題

■自分の行った取り組み

■その成果

という構成にすると良いです。

例えば、

■状況:
自分の所属する支店の金融商品売上が全国の銀行支店の中で最下位であった。

■課題:
他支店と商品売上の比較分析すると、どの年代も均等な売上割合であり、ある特定の層をターゲットにするなどの、選択と集中が出来ていない、という組織課題を仮説づけた。

■取り組み:
販売ターゲットを相続後の40~50代に絞り、支店内でキャンペーンを実施。リーダーとして全体を指揮。

■結果:
全国の支店の中で3位という順位を獲得することができた。

どうでしょうか。
この内容から、『この人は状況把握と課題設定ができて、その上で解決策を見いだせる人だ』という印象を与えられます。

この『状況→課題→取組→結果』のプロセスはどんな仕事についても応用がきくので、『この人は新しい環境でも再現できる』というアピールになるということですね。

また、この例で言うと『キャンペーンの指揮がとれるリーダーシップや、周りを巻き込む力がある』という能力もアピールできます。

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前提を説明して具体的に文章を書くこと

上に書いたような構成の中で、少し注意して欲しいところは、前提を飛ばさない!ということ。

例えば、下の2つの例を見てみてください。

A:
私は現職にて5年間、自動車の営業を担当しております。これまで、優良ディーラー賞を3回獲得した実績があります。顧客との強固な信頼関係を築けることが私の強みです。貴社でもこの強みを生かし、貢献していきたいと考えております。

B:
私は現職にて5年間、自動車のリテール営業を担当しております。
弊社には表彰制度があり、毎年1度その年に最も販売数が多かった営業担当に送られる優良ディーラー賞というものがあります。営業担当が100名を超える中、これまで3度の賞獲得実績がございます。

顧客との会話の中で、心がけていることが2点有ります。一つは、例え要望がなくても相手が知りたい情報については必ず提供すること。もう一つは、売上に繋がらなくても、顧客にとってプラスであれば、きちんとアドバイスをすることです。この2点を心掛けたことが、賞獲得という実績に結びついたと考えております。
顧客への十分な情報提供を行い、メリットを考え抜くことで売上に貢献できるメンバーとして、貴社という環境で尽力したいと考えております。

さて、どちらがいいかは一目瞭然ですよね。

同じ仕事内容と実績の話だけでも、前提を伝えているかどうかによって、わかりやすさが全くが異なります。

・何の営業なのか?
・どんな実績なのか?
・実績の何がすごいのか?
・要因はなんなのか?
・再現性はあるのか?

このような、相手が知りたい情報を具体的に書くことで、読み手もイメージをすることができます

人事的には、なにをしているかイメージがつかない人は通過させません

読み手にイメージをつけさせることを意識しましょう。また、このように書くことで論理性もアピールすることができるので結果通過率が上がります。

ベテランの方でも、結構ざっくり書いてる人が多いので、ここで一つ差が付けられますよ!

枚数はA4ワード3枚以内が目安

前提を記載したり、成果を事細かに書こうとすると、A4のワード4~5枚くらいになってしまうことってあるんですよね。

でも、人事や採用者(現場のマネージャーや役員など)が読むにあたっては、やっぱり読みやすい方がいい。

そのため、A4ワード3枚くらいが良いと言われています。

書類の最後に、これまでの実績をずらーっと記載している人もいるんですが、応募する企業に対して、この項目やこの実践は必要か?という観点で、無駄なものは省いてしまった方がいいです。

例えば、金融の会社に応募しようとしているのに、昔取得したエンジニア系の免許とかを記載しても、意味ないですよね。

色んな種類の資格や経験があることで、逆に『この人一貫性がないのでは?』と思われるリスクもあります。勇気を持って、無駄なものは省きましょう。

まとめ

①経歴は新しい順で書く
②写真はジャケット着用のものを使用する
③自己PRは能力がわかるエピソードを!状況、課題、取組、結果の構成で、再現性を伝えよう!
④前提を説明して具体的に文章を書くこと!
⑤枚数はA4ワード3枚以内が目安!

 

この5点を心がけて書くだけで、見栄えも相手への伝わり方もだいぶ良くなりますよ。良い転職のため、是非参考にしてくださいね。

ではでは!

 

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