自分の好きなことや趣味を仕事にしたい!
サラリーマンなら一度は考えることですね。かくいう私もサラリーマンで、自分の好きなことを仕事にすべく、今も絶賛奮闘中です。
さて、よく聞く「好きなことや趣味を仕事にする」というスタイルですが、何冊かこのテーマの本を読んでみても、「色々体験して自分の好きなことを見つけましょう!」「それに没頭したらいつの間にか仕事になるよ!」的なメッセージばかり。
いやいや、それはわかるんだけど、結局一般人が好きや趣味を仕事にするには、具体的にどうしたらいいのさ!?と感じませんか。理屈はわかるのだけど、キャリアとして考えたときにより具体的な行動に移せる情報があればありがたいよね。
そんな中、先日紹介した「モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには」という本に、個人が好きや趣味を仕事にする方法が、まさに書かれておりました。
よくある思想系の啓発本とは違い、著者の実体験が細かく書かれていて、会社員として働いている場合、何から準備すべきか?なんて点も記してあったので、活かせることが多かったです。
今回はその内容を一部引用し、いまサラリーマンや勤め人をしている人が、好きなことや趣味を仕事にするためにはどう行動するべきか、まとめてみました。
私も参考にしているので、よかったらどうぞ!
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Contents
好きや趣味を仕事にするための3つのステップ
さて、上でも書きましたが「好きなことを見つけ、それに没頭すればいつか仕事になる」という流れは、抽象的であるものの真理ではあります。
問題は、どんな準備が必要で、どうやって仕事にするかだと思うのだよね。「モバイルボヘミアン」には、これらを踏まえた上で、好きや趣味を仕事にするには3つのステップがあると示されています。
ミニマムライフコストで生活し、お金から自由になる
まず最初のステップは、自分の生活に最低限必要なコストを把握し、お金の束縛から自由になることです。
この話、会社に依存しないためのすごく本質的なことだと感じています。
自分にかかるコストを可視化して極力少なくしておけば、「会社員じゃなくなっても生活分くらいは他でも稼げるし、問題ない!」と強気になれて、不安もなくなります。
私たちが会社依存から抜け出すには、この方法がもっとも有効で、最初に着手すべき取り組みです。「最悪これくらいあればいいんだ」と思えることの効力は大きいですよ。
余談ですが、私の知り合いで貿易事業や飲食店経営をしている社長さんがいるのだけど、その人も「会社が潰れてもコンビニでバイトすれば、余裕で生きていける」と思ったことで、新しいことにチャレンジができたと話していました。
このように、金銭面で心に余裕が出来るからこそ、新たな取り組みができるのですよね。まずはお金から解放されることが重要で、最初のステップに当たるわけです。
インフラとなるべきスキルを身に付ける
お金の束縛から自由になり、次にやるべきことは、基礎能力である「ベーシックスキル」と「専門スキル」を身につけることだ、と述べられています。
いよいよ発射台に立つあなたが次にやるべきことは、社会で生きるための基礎となる「ベーシックスキル」をしっかり身につけたうえで、実績を生み出すための「専門スキル」を手にすることだ。
(中略)リスクをとって挑戦したことで初めて獲得できる「専門スキル」と、それ以前に習得した「ベーシックスキル」こそが、モバイルボヘミアンであるぼくたちを根底から支える「インフラ」になっている。
引用:「モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには」
人と仕事をする上ではコミュニケーションが必須なので、社会で働く基本的なノウハウを学ぶことが必要です。そしてそのあとは、「自分はこんなことに強みがあるよ!」と言えるような専門性を持つことが重要なのですね。
専門スキルを持つ意味としては、専門スキルと自分の趣味や好きなことを掛け合わせることで、独創性を生み出すためだと言います。
例えば、著者である四角氏は、「アウトドア×ブランディング」という専門性を持っています。「アウトドアやオーガニックがめちゃくちゃ好き!」という人は大勢いるけれど、そこにブランディングという専門性が加わることで独創性ができ、価値が付いているのですね。
ホリエモンの言っていたキャリアの掛け算の話と似ているな、と感じましたよ。
ところで、さらっと専門性と言われても、「専門スキルを身につけることがそもそも難しいんだよ!」と感じませんか。自分は普通の人間なので、すごいスキルをつけるなんて到底できない…なんて思ってしまうのではないかなと。
ここで安心して欲しいのは、自分なりのオリジナリティを作るという点では、必ずしも突出した成果だけが該当するわけではありません。
例えば、MVPになる!とか社長賞をもらう!といった仰々しいことでなくても、「このソフトなら使いこなせる」とか、「この領域なら他の人より詳しい」みたいな、誰かに語って(教えて)喜ばれるような自分なりの強みを培えれば良いわけです。
手前味噌だけど、私の場合は「ビジネス情報や転職・採用活動に詳しい(キャリアアドバイザー経験がある)」、「文章が書ける(サイトを運営している)」って部分が該当しそうです。
それぞれで私よりもすごい人は山ほどいるけれど、誰かにアドバイスをすれば喜んでもらえるという点では、少なからず専門スキルになると思っています。
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オリジナルコンテンツで発信力をつける
そして最後の1つは発信力です。
オリジナルコンテンツを作って、自分の好きなこと・やりたいことをどんどん発信していく、というステップです。
「お金の魔力からの解放」「2つのスキルの会得」ときて、次に必要なのは、いよいよ発信力だろう。
(中略)自分が本当にやりたいことを狭く掘り下げて、SNSやメディアで発信していると、徐々にそれがオンリーワン・コンテンツとなり、興味を持ってくれる人が現れる。
引用:「モバイルボヘミアン 旅するように働き、生きるには」
本にはただ発信するだけでなく、狭く掘り下げること、マニアックなメディアに出演依頼をかけること、SNSを活用することがコアなファンを作る秘訣だと書かれています。
確かに、情報がマニアックであるほど、好きな人は目を光らせますもんね…!
こうして発信を続けていくことで、ファンからのニーズや感謝が積み重なり仕事に繋がっていく、という流れです。
ちなみに、最初から好きなことや趣味を発信すれば、ベーシックスキルや専門スキルは別にいらないんじゃない?と感じるかもしれませんが、ベーシックスキルや専門スキルがあるからこそ、独自性が生まれるわけです。
また、基本的なスキルがあることでブランディングや安心感にも繋がり、「この人に仕事を依頼しよう」と思ってもらいやすいというメリットもありますよね。
個人として独立するためには準備期間が必要
上記をまとめると、
①ミニマムコストで生活してお金への執着をなくす(チャレンジしやすくなる)
②ベーシックスキルと専門スキルを身につけて、自分に特徴を持たせる
③好きや趣味についてのオリジナルコンテンツで発信力をつけ、ファンを獲得して仕事をもらう
というステップになります。
文章で書くとシンプルな気がしますが、冒頭でも伝えたとおり、すぐに実現するステップではないことが分かると思います。
実際、「モバイルボヘミアン」の著者である本田氏は6年、四角氏は15年の会社員期間を経てから、独立しています。
個人として生きる力をつけたいと思うのなら、焦って急に起業したりせず、少しずつ仕組みを構築していくことが賢明な方法です。
しかし、テクノロジーや価値観の進化によって、今ではもっと短い期間で各ステップを乗り越えることができると言われています。トークンエコノミーや、個人を繋ぐプラットフォームはこれからも増えていくはずですからね!
まとめ
以上、モバイルボヘミアンに学ぶ、好きなことや趣味を仕事にする方法のお話でした。
私も含め、サラリーマンとして働いている人は将来に不安を感じ、なんとかしないと…という危機感を抱いている人が多いはず。
また、もっと好きなことや興味があることを仕事にしたいと考えている人についても、今のうちから時間をかけて、そのための準備をしておくべきです。
「自由になりたい」「好きなことを仕事にしたい」と話す人は多いけど、実際に行動に移す人は多くないと思います。本気で好きなことや趣味を仕事にしたいなら、今からでも少しずつ行動していきましょう!
ではまた!
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