ここ数年でビットコインやブロックチェーンといった言葉をよく耳にするようになりましたね。それに伴ってですが、トークンエコノミーというワードをご存知でしょうか。

先日「お金2.0」という、お金のこれからについての本を読んだのだけど、その本では「今後は日本円だけでなく、トークンエコノミーというバーチャルな経済圏で様々な通貨(トークン)が出てくるだろう」といった未来が予想されていました。

 

日本円以外の通貨がたくさん出てくる?そもそもトークンエコノミーってなんだ!?

このあたり、とても興味深い話だったため、今回はこのトークンエコノミーについてお伝えしますね。

 

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トークンエコノミーとは?

トークンエコノミーというのは、仮想通貨やブロックチェーンの仕組みを使った新しい貨幣による、独自の経済圏のことです。

簡単に言うと、ある分野でのみ流通するお金とそのコミュニティや仕組み、といった感じですかね。

 

例えば、ある歌手Aについてのトークン「Aコイン」がサービスとして作られたとします。Aコインを持つことで、その歌手のライブやイベントのチケットを優先的に手に入れられるような仕組みができれば、ファンの人たちはAコインを買うようになります。さらにそこにファンが集まると、歌手Aに関するファン同士のやりとりもAコインが使用できる、といった経済圏が出来上がります。

Aコインの世界では普通のお金は必要とされず、Aコインだけで完結するようになり、これが独自の経済圏、トークンエコノミーであるというわけです。

ポイントカードとの違い

既に浸透しているTポイントや楽天ポイントの仕組みもトークンエコノミーの一種となります。しかし1つの違いとして、価値が変動するという点が挙げられます。

トークンは仮想通貨であることで、通貨自体が為替のように価値が変動するので、そのトークンエコノミーに人が集まれば集まるほど(人気であればあるほど)、通貨の価値は上がるという特徴があります。

この特徴によってそのトークンエコノミーが成長すれば、もともとそのコインを持っていた人は恩恵を得られるので、投資的な効果も期待できるのだよね。

複数のトークンエコノミーによって成立つ世の中

そしてお気づきのように、このトークンエコノミーはコミュニティの数だけ無限に作られる可能性があります。

上で書いた例は歌手のコインだったけど、アート(芸術)コインでも良いし、小説家コインだってOKなわけです。現実的な話でいうと、地方自治体ごとのコイン(北海道コインとか福岡コインとか)ですね。

実際沖縄では琉球コインを発行する構想が既にあるようです。沖縄に住んでいる人は、琉球コインさえあれば日本円は必要ない、なんて世界になるかもしれないのですね。

「琉球コイン(仮)」沖縄で構想 店舗決済・投資呼び込む狙い | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス
 インターネット上で取引される仮想通貨「ビットコイン」に使われている先端技術「ブロックチェーン」を活用して沖縄独自の仮想通貨「琉球コイン(仮称)」をつくり、...

 

また、以前ネットニュースで「そのうちAKBコインとか出てきそう」といった記事を見ましたが、十分ありそうな話だと思います。

たくさんのトークンエコノミーができれば、おそらくそれぞれのトークンが為替のように取引されるようになるので、必要があれば法定通貨(日本円)に戻すこともできるわけです。

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複数のエコノミーができることで、これまで無価値だったことに新たな価値がつく

いろんな領域でトークンエコノミーが出来たらややこしい!意味あるの!?なんて思ってしまいそうですが、複数のエコノミーができることは私たちにとってすごくプラスなのです。

今日本に住む私たちは、基本的に日本国家が発行する日本円を中心に生活しています。稼いだお金は日本円で受け取りますし、支払いも当然日本円で行います。

しかし、中にはお金を稼ぐことが苦手な人やお金に結び付きづらい取り組みをしている人も存在しますよね。

例えば、優秀な頭脳を持ちながら世の中の仕組みによって埋もれてしまっている研究者の人たち(ポスドクと呼ばれています)や、需要過多の芸能界に身を置く多くの「売れない」クリエイターの方々などが該当するのではないかと思います。

一般的なサラリーマンであっても、現状は趣味に留めてしまっているけれど、本当は「価値がある」と言えるスキル持つ人だって、当てはまるのではないかな。

トークンエコノミーでは、それぞれ独自の価値観・ルールが形成されることになるので、現実の世界では無価値であっても、そのトークンエコノミーにいるメンバーにとっては高価値である物事が発生してきます。

そのようなトークンエコノミーの特徴を、「お金2.0」では下記のように書かれています。

歌がうまいと現実世界ではカラオケの二次会で盛り上がるくらいですが、これからはこういった経済的に無価値だと思われていた趣味も強みになります。仕事が終わった後にネット上に歌っている動画をアップして、サービス内で多くのファンを獲得したとします。そのサービスが発行するトークンを報酬として受け取り、そのサービスが拡大していけば初期から活動していたのでさらに人気を集めるようになります。

引用:お金2.0/ 佐藤航陽

 

トークンエコノミー内の独自のルール・慣習によって評価されれば、そのエコノミー内で報酬を得ることができます。前述したように、トークンエコノミーは法定通貨にも換えられるので、これまでの資本主義というエコノミーではうまく稼げなかった人も大きな報酬を得られる可能性があるのですよね。

このように、新たなトークンエコノミーによって、現状資本主義経済で埋もれてしまっている人が活躍できるようになるというメリットがあるのです。

自分の強みや好きを作っておこう

今はビットコインを中心とした仮想通貨くらいしか話題になっていませんが、遠くない将来にはこのトークンエコノミーがたくさん生まれると思います。

これまでもTwitterやInstagramといったSNSで個人同士が繋がり、個性が強みとなった例は多いけれど、それが今後トークンエコノミーという経済圏になって、もっと細分化され、もっと目に見えるようになり、その分野に明るい人がより利益を得るように仕組み化されていくのですね。

これまで無価値だと思っていたことが、あるトークンエコノミーでは高価値に生まれ変わるなんて、なんだかわくわくしますよね。

そうなったときのため、どの領域で自分の価値が出せるか?といった観点はとても大事になってくると思います。

今のうちから自分の得意なこと、好きなことを見つけておく。特にないという人は、今からでも好きなこと・ハマれるものを見つけて精通しておくと、これからのトークンエコノミー時代をより楽しく生きられる気がします。

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余談ですが、私が強みになれることはなんだろうと考えたとき、例えば「文章を書く技術」なんかは使えそうです。一例として「メディアコイン」のようなトークンエコノミーができたとき、おもしろい記事やわかりやすい記事を書いた人にコインが支払われる!みたいなエコノミーができたら、参加してみたいですね。

<本>音楽サイトナタリーの元編集長執筆。「新しい文章力の教室」は書くスキルを高めるのに最適
 このサイトを運営するようになってから、以前よりも各段に文章を書く機会が増えました。   もともと書くこと自体は嫌いじゃなかったのだけど、書けば書くほど奥深さを...

 

どんなトークンエコノミーができるかはまだ未知数ですが、きっと私たちが強みや好きを活かせるものが出てくるはず。いまのうちから、強みや好きを追求していきたいところですね!

 

 

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