投資をする人間にとって、ウォーレンバフェットを知らない人はいませんね。
オマハの賢人と言われ、約3兆5000億円の個人資産を持つ、世界で最も優秀な投資家の1人。バフェットの投資先は「バフェット銘柄」と呼ばれ、世界中が注目していることも有名です。
さて、そんなバフェットの投資方法、考え方には学ぶべき点がとても多いのですが、投資に対するバフェットのスタンスが最も印象的だと感じています。
今回はそんなバフェットの投資スタンスについてお伝えです。
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事業に投資をする
バフェットの投資スタンス、それは「事業に投資する」という方法です。
株式投資というと、日々の値動きを捉え、購入額と売却額の差益を狙う「投機」が一般的ですが、バフェットはこのような短期的な売買はしません。
バフェットが見るのは、その会社が行っている事業内容です。「その会社がどんな会社で、何を作っていて、顧客にどんな利益を提供しているのか。」こういった点を見て、投資の判断をしているのです。
そのため、バフェットの思う優良企業は必ずしも大企業や華々しい有名企業ではなく、今後も長きにわたって活躍できる企業を指します。
人気商品でなくても、定番商品として顧客に愛され続ける商品やサービスを作っている企業こそが、バフェットの投資対象になるわけですね。
「信頼できるもの、そして10年、20年、50年経っても欲しいとみんなが思うものを作っているかどうか、これが私が投資判断する上での基準です」とバフェットは語っています。うん、かっこいいよバフェット。
事業を見て投資する手法は株に限らない
私は現在投資信託をメインに運用していて、個別株にはまだ手を出していないのですが、「事業に投資する」考え方は株に限らず応用ができると感じます。
というのも、業界や国、先進国・新興国、という、「企業よりも大きな枠組み」で考えても、その集合の事業的な強みが必ずあるからです。
例えば企業群で考えてみます。
日本には、ものづくりに長け、独自の高い技術を持った中小企業が多く存在するので、「これから日本の部品メーカーのきめ細かい技術が世界で求められ、きっと事業展開が広がるはず!よし、日本の中小企業をメインに投資しているファンドを購入しよう!」なんて判断もできそうですよね。
また国単位で考えたときにも、得意な産業は各国それぞれです。もしフィンテックや医療ITの更なる発展を期待するなら、有望なIT人材を多く輩出するインドに投資するファンドを選ぶのもいいですよね。
このように、企業群や国単位といった広い視点でも、事業を考察することは有効になるというわけです。
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有望な事業を見つけるヒント
どんな事業がこれから伸びるのか、顧客を喜ばせ続けるのはどんな商品・サービスなのか。バフェットは投資する際に、その企業の有価証券年次報告書を熟読し、さらにライバル企業のレポートにもじっくりと目を通したと言います。
私は仕事でよく3C分析を行います。これは、①対象企業②ライバル企業③顧客の3プレイヤーの目線で考えるスタンダードな分析方法です。3C分析をすると、その会社の事業、そしてそれを取り巻く環境がざっと理解できます。
もし気になる会社があったら、下記ポイントだけでもチェックしてみるといいと思います。
・その会社はどんな会社で、どんな製品やサービスを提供しているのか
・製品やサービスは売れているのか
・ライバル企業の製品と何が違うのか
・そもそもその業界の製品やサービスは顧客から選ばれているのか
企業とその周辺情報がわかれば、その会社の事業が良さそうかどうかの判断がしやすくなりますよ。
この事業を見るという考え方は投資の基本になると思うので、是非参考にしてみてくださいね。
ではでは!
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