どうも、しにち(@yurukashi_yrks)です!
このあいだファンコミュニケーションズから株主総会のお知らせが届きました。そういえば株主だった!笑
2017年に日本株のお試しとして200株を購入しておりましたが、その後は米国株をメインに買っていたので、ずっと放置しておりました。。
900円時点で買った株価も2019年3月22日時点で585円です。つまり63,000円の含み損ですね!ひえー。笑
これが個別株、これが塩漬けか…ってことを身に染みて感じているわけですが、このファンコミュニケーションの株はしばらくこのまま保有しとこうかなと思ってます。
というのも、今回届いた株主総会のお知らせには平成30年度の事業報告も載っていて、読むと結構おもしろかったのですよね。
もはや値上がりや配当のためより、ネット広告の動向が知れる点を目的にしようかなと!
そんなわけで内容をまとめてみたので、この場でちょっとご報告です。
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Contents
ファンコミュニケーションズの業績は赤字
ファンコミュニケーションズはアフィリエイト広告、スマホ向けの広告サービスを提供している企業です。
いわゆるASP(アフィリエイトサービスプロバイダー)で、A8ネットやnendなどのサービスを提供しているので、ブログやサイト運営をしている人の多くはご存知だと思います。
そんなファンコミュニケーションズ(以下、ファンコミュ社)ですが、2018年は赤字だったようですね。昨年に引き続き…。
インターネットやスマホアプリのマーケティング広告市場は、全体としてやはり堅調に伸びているようで、特に動画広告市場の成長が予想されています。
しかしファンコミュ社は昨年、
・ITP(iOS上の機能で、Safariブラウザが一定期間後に自動的にCookieを制限すること。要は広告追跡の防止。)への対応
・検索アルゴリズムの変更
・アドクラフト(広告詐欺)対策
などがあったことで、当初の見込みほど売上が伸びなかったようです。
ファンコミュ社の事業は①CPAアドネットワーク事業(A8.netやadcropsなど)、②CPC/ターゲティング型アドネットワーク事業、③自社メディア事業等の運営、この3つに大別されますが、上記の影響により①と、特に②の売上が大きく減少しています。
(ちなみに、下にて書きますが買収によって③は売上がアップしてます。)
広告詐欺対策はともかく、iTPはアップルの仕組みだし、検索アルゴリズムはグーグルの取り組みです。
つまり、メディアだけでなく、ネット広告企業の売上もプラットフォーマーの方向性に大きく左右されているのですね…。プラットフォーマー、おそるべし。
※ちなみに大きくマイナスとなっている当期純利益は、買収によるのれん発生の減損損失の計上が理由。
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売上利益減少を受け、今後どうしていくのか?
プラットフォーマーによる仕様変更・検索アルゴリズム変更で大きな影響を受けたファンコミュ社。
今後どのように挽回していくのかですが、報告書によると5つの課題(①業界内における地位の確立、②主力事業のサービス改善、③自社メディアの拡大、④システムや内部管理体制の強化、⑤人材育成の強化)に注力していくとありました。
特に①~③についてはとても重要ですよね!
①業界内における地位の確立
インターネット広告サービス市場はこれから成長が期待されますが、その一方で新規参入が多く、競争が激しい業界です。
そのため、ブランドイメージを向上させて顧客(広告主)の基盤を強化し、利用者数の増加をさせていくようです。確かにブランドがあれば安心して広告を任せられますからね。
まぁ、どうやってブランド力を向上させるのかが問題ではあるのだけど、そこまで詳細はなかったですね…。
②主力事業のサービス改善
広告効果の向上、ユーザビリティの改善、広告表示の適正化など、広告サービス事業の改善に努めていくとのこと。
上記のように、ネット業界って変化が速いから、いかに品質をその速さに適応させるかは鍵だと思います。可能になれば競合との差別化になりますもんね!
③自社メディアの拡大
ファンコミュ社は2017年にシーサー株式会社を買収しています。
シーサーはシステムやアプリの開発を行っていますが、「Boom App Games」や「Seesaa Wiki」といった自社メディアがあります。
買収によりファンコミュ社はメディアを持つことになったので、今後もこの自社メディアを積極的に展開していくようです。
自社メディアで集客ができれば、そこから収益化もできるし、そのノウハウを生パートナーメディアに還元もできますもんね。
個人的には、この取り組みに一番興味を持っています。
動画広告ビジネスへの参入はありえる?
あと私が気になっている点としては、動画広告市場への参入ですね。
アフィリエイトって基本はwebページに広告を表示するわけだけど、動画には組み込めないのかな。
YouTubeでは途中で広告が流れるけれど、あれはGoogleのアドネットワークだし、CM的な感じなので、他ネット広告会社が入る余地はなさそうです。(Googleにうまみがないので。)
であれば、アドネットワークを持っていない他の動画プラットフォームと組む流れになるのでしょうか。
今はSHOWROOMなど、多くの動画プラットフォームが生まれてきているので、それらと提携して広告を提供する動きはないのだろうか?なんて考えています。
動画を見ているときに他ページに飛ぶってことは考えにくいので、動画を観終わった後に商品ページに誘導するとか、そんな感じになるのですかね。
まとめ
というわけで以上、ファンコミュニケーションズの2018年度の事業報告についてまとめてみました。
普段はインデックスやETFでの運用がメインなので、個別銘柄をしっかり見るのって勉強になるし、おもしろいですね!
ファンコミュ社については、しばらくは利益度外視でw、マーケットや企業の動きを楽しむ方向で保有していきたいと思います。
それではまたー!
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