先日、明治大学の行動経済学の先生にお話を伺う機会があり、そこで投資における不合理な行動について聞いてきました。

その中の1つに、毎日の値動きチェックによって引き起こされる行動の話があって、これがまた「確かに…!」と思わされる心理だったのですよね。

株や投資信託をやっていると値動きのチェックは欠かせないです。

しかし、値動きによってどうしても一喜一憂してしまいがち。そんな投資家さんにはとっても参考になる話でしたよ。

 

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損失バイアスという心理

人は同じ程度の得と損ならば、損する方が心理的にインパクトが大きいと言われています。これは損失バイアスといって、行動経済学でよく使われているものです。

例えばジュースを買おうと思ったら自販機の前で100円を落としてしまった、という精神的ダメージと、ジュースを買おうと思ったらおつりの取口から100円を見つけたという嬉しさ、この2つを想像してみてください。

どうでしょう。100円を落としてしまったダメージの方が根強く残るのではないでしょうか。これが損失バイアスになるんですね。

 

この心理は人間の特徴なので、投資の際にも現れてしまうんです。自分にもすごく当てはまってました…!

値動きを気にしすぎると何が起きるか

投資をしていると、毎日の値動きが気になりますよね。

そりゃそうです。大切な自分のお金を投じているわけですから、増えたのか減ったのかは意識して当然です。そうしてチェックをすると、私たちは増えていたら喜んだり、下がっていると落ち込んだりと、一喜一憂したりしています。

しかしここでのポイントは、損失バイアスが働いてしまい、損しているときの方が精神的負担が大きくなってしまうということ。

 

毎日値下がりしていると、やっぱりいい気がしません。

「あぁ…また下がった…」「このまま保有していて大丈夫だろうか」という気持ちにどうしてもなってしまいます。要は疲れてちゃうんですよね。

 

本来であれば資産運用は長期でやるもの。そうであれば短期的な値動きなんて気にする必要はないはずです。なのにこまめにチェックすることで精神的な負担が増え、「やっぱりこの商品は値下がりが激しいから売ろうかな」なんていう不合理な選択をしてしまうリスクがあるんです。

さらに最悪のケースでは、値動きの一喜一憂に疲れて投資自体が長続きしない、なんてケースもありえます。

 

この話を知ったとき、自分も反省しました…。というのも、毎日どころか1日に何回も投資信託の値動きをみて(1日1回しか更新されないのにw)、一喜一憂していたからです。

投資を始めたばかりの頃は、それで数ヶ月で見切りをつけて売ったり買ったりしていた経験もあります。いやはや黒歴史…。

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長期運用なら週に1回、2週に1回などのチェックでよい

個人的な見解ですが、資産運用で投資をする場合、こまめにチェックはしなくても良いと思います。自分でチェックルールを設けて、例えば週に1回とか、別に月に1回でもいいのではないかと。

資産運用は10年20年スパンでゆっくりじわじわと資産を増やしていくもの。なので、損失バイアスで余計に疲れたり、変な気を起こしてしまうのはもったいないですからね。

 

また、投資を始め立ての頃はどうしても気になって毎日見ちゃうと思いますので、その場合はこの損失バイアスを理解しておきましょう。そうすれば、値動きはイチイチ気にならなくなると思いますよ。

 

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