こんにちは、しにち(@yurukashi_yrks)です!
先日ブログにて資産5000万円のご報告をした際に自分の資産をきちんと可視化したのですが、それが自分のアセットアロケーションを認識する良い機会となりました。
可視化して思ったのは「自分、個別株800万円も持ってたのか…!」ということ。
普段の積立では投資信託を買っているため、個別株は基本賞与のタイミングだけで買っていたのですが、ありがたいことに結構膨れていたのですよね。
自分、ボーナスとか臨時収入が入ったときに「30万くらいで気になる個別株を買って、残りは旅行とか娯楽に使う」的なルールにしてるんだけど、それらが積み重なって今では800万円(含み益400万)に膨れ上がってるので、コアサテライト戦略で個別株買うのもなかなかおすすめ。ただし優良株に限る。
— しにち@インデックス投資×高配当株投資 (@yurukashi_yrks) October 18, 2024
具体的に書くと、個別株(日本株)のリターンは+81.9%であり、なかなか良い成績なのでは!?と自分を褒めたい気持ちです。
このリターンの要因を振り返ってみると、個別株については相場全体が落ち込んだときに拾っていたことと、自分が安心して保有できる安定株を選んでいたことが大きいと感じています。
というわけで、今回は自分の個別株を買う際のチェックポイントについて、整理の意味も込めて書き記したいと思います。
今後も好きな会社の株は買っていきたいですし!
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Contents
自分が個別株を買うタイミング
冒頭に書いた通り、自分が個別株を買うタイミングというのは、基本的に相場全体が下落したタイミングです。
相場全体が下がるタイミングというのは、景気の不透明感から代表的な指数(ダウやS&P500、日経平均やTOPIX)が下がったときです。
こういった下げは企業の業績に直接関係ないので、良い株であればそのうち値が戻ってくるのですよね。
具体的には、政府や中央銀行のネガティブ発言時、選挙の結果が株式市場にとって良くなかったとき、バブルの崩壊時、パンデミック、戦争の勃発、などなどのタイミングですね。
これらは不定期に訪れるので、そういったときが買い場になるなと思っています。まぁ上記例の後半は滅多に起きませんけどね。(パンデミックとか頻繁に起きたらやばいし…けど投資的には買い場なのよね…)
ただし、ある程度狙いを定めて行動できる局面はあります。それは、主要会合や経済指標の発表のときです。
例えば、会合でいうとFOMCやジャクソンホール会議など、経済指標で代表的なものは雇用統計などです。
これらのイベントは定期的に行われているため事前にチェックが可能であり、イベントの前後は狙い目だと言えますね。
もちろん下落しないことも当然ありますが、下落した場合は調整タイミングと捉えて株を買うことが多いです。
個別株の選び方
さて、全体的な相場が下がっているときに買うとお伝えしましたが、「何でもかんでも買ってよし!」と思っているわけではありません。
自分が欲しいと思った株のみ狙って買っているので、どういう基準で選んでいるのかをご紹介しますね!
①まずは高配当株の情報を仕入れる
最初のステップは目ぼしい高配当株の情報を仕入れるところから始めています。
大前提として自分は、高配当×割安×大企業の株を買うことが多いのですよね。理由はシンプルで、継続的な配当が欲しいからです。
なので、まずは日本・米国の高配当株の情報を仕入れておきます。
調べ方については、今やネットで「高配当株」と調べるだけでたくさんの情報が出てきますし、自分の場合はダイヤモンドザイを購読しているので、そこから情報収集をしていますね。
ちなみに、今自分の「欲しい高配当株リスト」に入っている銘柄はこのあたりです。
<欲しい高配当株リスト>
- 三菱商事(保有済)
- 住友商事
- 伊藤忠商事
- NTT
- KDDI
- ソフトバンク(保有済)
- 三菱HCキャピタル
- オリックス(保有)
- JT(保有)
- AGC
- クレディセゾン
- パーソルホールディングス
- ヤマハ発動機
- コマツ
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ
- みずほフィナンシャル・グループ
- 日本製鉄
- JFEホールディングス
- ブリヂストン
- 全国保証
- 大林組
etc.
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②高配当株の中から「信頼できそうか?」を感覚的にチェック
次のステップは、調べた高配当株の中から「自分が信頼できそうか?」を感覚的に判断しています。
いきなり「感覚的」なんて、投資家にとっての危険なワードを出してしまいましたが笑、一応根拠をもって判断しています。
具体的には「自分がすごいと思える企業かどうか?」「優秀な友人・知人が勤めている会社かどうか?」という軸で見ているんですよね。そしてこのチェック、個人的にはなかなか信頼できるのです。
例えば自分が保有しているオリックスですが、就職活動時に面接を受けたことがあるんですね。
当時は六本木ヒルズで面接が行われまして、綺麗な女性の面接官から開口一番に「あなたがオリックスに入社したら、どんな価値を提供できると思いますか?その理由も合わせてお答えいただきたいです」と言われました。
他の企業は「自己PRは?」とか「志望動機は?」といったテンプレ的な質問だったにも関わらず、オリックスは学生のレベルや思考力が測れるような独自の面接をしていたのですね。
全くの想定外だったので、自分は見事に撃沈したんですが、このときに「オリックスすごいわ…!」と思ったのが鮮明に記憶に残っています。
戦略的な採用、整備された社内体制、きちんとした対応、優秀な社員。こういった光るものがある会社は絶対に成長します。
なので、自分の原体験からそれらを感じた企業があった場合、優先的に書いたい株としてチェックするようにしているのです。
③定量的にチェックする
そんな感じで定性的に企業を選んだら、このタイミングで定量的な指標をチェックしております。
いくつかあるのですが、シンプルにいうと配当金まわり(割安さと将来性)、安定性という2点を気にしています。箇条書きでまとめますね。
<配当金まわり(割安さと将来性→今後も配当金が減らないか)のチェック>
- 配当利回りが4%以上か?
- 売上・営業利益・EPSは右肩上がりか?
- 連続増配中か?
- 配当性向に余裕があるか?(目安は80%未満)
<安定性は問題ないかのチェック>
- 自己資本比率(目安は50%以上)
- 有利子負債比率(目安は50%未満。借金に追われずに配当払ってほしい)
- 流動比率(目安は120%以上。必要なキャッシュの備えは欲しい)
- 営業キャッシュフローはプラスか?(定期的にキャッシュが入る体質を求めたい)
これらのチェックを全てパスする銘柄があれば問題なし!ではありますが、実際はなかなか無いんですよね。。
増配はしてくれそうだけど配当性向が高かったり(自分の保有銘柄だとJT。前よりは下がったけども)、配当金面は問題なさそうだけど自己資本比率や流動比率か低かったり(こっちはソフトバンク)など、どこかがマイナスという銘柄がほとんどではあります。
なので、そのあたりの気になる部分はググってみて、自分が納得できる情報があるかを調べるようにしています。
そこで「稼ぐ力が低下していて、今後の見通しは危うい」とか「借入金が膨れていて火の車になっている」みたいな、ネガティブな情報を仕入れた場合にはストップをかけることが多いです。
逆に、特にネガティブな情報がなかったり、今は数字的に厳しくてもそれを乗り越えるための戦略がある、といった場合には購入に踏み切っていますね。
最初の定性判断で「この会社ならリスクがあってもなんとか成長してくれるはず!」という会社を選んでいるので、指標チェックのところでは「大きな問題がなければ良し!」というスタンスでおります!
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指標をチェックしてもやっぱり下がるときは下がる
そしていつも思うことですが、いくら指標をチェックして問題ないと判断しようが、下がるときは下がるんですよね。
自分は普通の個人投資家ですし「必ず上がる株」なんて見つけられるわけがありません。
というか、自分でなくてもほぼ全ての個人投資家が無理だなと思っています。
なので自分ができる範囲で調べ、検討した結果下がったら仕方がない!という心持ちでおります。
ただこれまでの経験としては、多くの場合、時間をおけば株価は次第に回復してくれました。
それはやはり安定した株を買っているからというのもありますし、一時の下落で狼狽売りなどせず、「この会社はそのうち上がるだろう」と気にせず保有できたことが大きいと思ってます。
自分なりの軸を持って購入すると、下落時に動揺などせず、安心して持ち続けられるんですよね。だからこそ、事前のチェックや分析は必要なんだなーと感じます。
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まとめ
というわけで、今回は自分の個別株を買うときのチェックポイントについてまとめてみました。
今のところはこのやり方でうまくいっていますが、とはいえ個別株は個別株。いつか失敗することもあると思っています。
だからこそ、前提として許容できる額の個別株を買っていますし、資産形成のメインはやっぱり投資信託です。
メインは投資信託で資産を形成し、サテライト的に個別株で攻める。このスタイルが今の自分に合っているなぁと感じていますね。
それでは、また!
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