どうも、しにち(@yurukashi_yrks)です!
Kindle Unlimited、どんどんラインナップが増えていきますね。
つい先日まで本屋の店頭に並んでいたような新刊も、早速読み放題になっていたりするんですよね。相変わらずAmazon素晴らしい。
さてさて、このあいだ「隣の人の投資生活」なる本を発見しまして、これは以前本屋で見かけたことがあったため、早速ダウンロードして読んでみました。
タイトル的にいろんな人の運用方法を紹介するようなマネー本かと思ったら、まさかのフィクション小説でした!笑
いや、でも投資をテーマにしたフィクション小説って、見たことないよね!?というわけで、概要と感想についてまとめてみますね!
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銀行員がリーダーのマネー探偵社が舞台!
まずは概要です。
この小説の主人公は帝国銀行というメガバンクに勤めるショータローという青年です。行きつけの喫茶店のマスターと会社の先輩であるセツコ、3人でマネー探偵社を運営しており、日々お金の問題に悩む人々の相談に乗る、という内容となっています。
そしてここまでの設定であれば普通なのだけど、大きく2つのフィクション要素が含まれております。笑
1つ目は、ネイサン・メイアー・ロスチャイルドという実在した銀行家の生まれ変わりとして、しゃべる猫の「ネイサン」が登場します。
このネイサンがマネー探偵社のメンバーに参加するところから物語が始まり、ショータローやセツコはネイサンから学びを得て成長していく、といった展開が織り交ぜられているのだよね。
2つ目は、そんなマネー探偵社の取り組みを邪魔する存在、メフィスト3世という死神が出てまいります。
マネー探偵社に対立する秘密結社のボスみたいな存在ですね。メフィスト3世は「世の中のお金を死に金にする」ことを目的としていて、世の人々を投資詐欺で騙したり、健全な投資をさせないよう画策している、という設定です。ちなみにアジトは「黒の部屋」と呼ばれ、港区元麻布にあります。バブリー…。笑
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本書で学べるお金についての9つの教え
こんな感じの設定の中、ショータローたちは相談者が抱える問題を解決し、その度にネイサンから、お金についての大切な教えを学んでいきます。
それぞれの教えごとにエピソードがあるのですが、そこは本を読んでいただくとして、本書で書かれている9つの教えについてご紹介しますね。
ちなみに本ではエピソードのおもしろさがメインなので、教えを先に知っても特にネタバレにはならないのでご安心を。
ネイサンによる9つのお金の教え
・その1 リスクとつき合う
・その2 バランス
・その3 自己責任
・その4 世界を知る
・その5 計画性を持つ
・その6 時間資産
・その7 生き金
・その8 スタンス
・その9 ???引用:隣の人の投資生活
ワードを見ただけでピンとくるものもありますよね。
例えば、「少額を大金にするようなローリスクハイリターンな投資は存在せず、どれくらいのリスクを許容できるかを考えなければならない」という教えや、「偏った投資は守備に弱く、全体のバランスを取って投資をするべきである」という教えなど、投資を行う上で知っておくべき基本がわかりやすく説明されています。
登場人物が投資に失敗したり成功したりする姿が描かれているので、マネー本でただ読むよりも投資のイメージがしやすいという、小説ならではのメリットがあると思います。
ちなみに教えその9が「???」になっていますが、これは本書の演出であり、「最後の1つは投資家それぞれが自分で決めること」ということなんだそうです。
…まぁ小説の終わりっぽい感じってことで、いいのではないでしょうか。笑
読みやすさは抜群、堅苦しい本は嫌という人におすすめ
マネー探偵社VS秘密結社!といった設定に正直戸惑いましたが笑、設定がわかりやすく、数時間で読み終わるので、重たい本でお金の勉強をするのはちょっと…という人にとっては最初の1冊としてありだと感じました。
ちょっとにやっとしたのは、お金の教えを説くネイサンがなぜか関西弁なんですよね。主人公が教えを学んでいく設定といい、ちょっと「夢をかなえるゾウ」に寄せてきてないか!?と心の中でツッコみましたが、そうだとしてもおもしろいからOKかなと。笑
そういう観点でもおもしろいので、投資初心者の人だけでなく、既に基本を押さえている人も、読み物としてぜひ読んでみてくださいね。
ではでは!
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