人は必ず歳をとるもので、いずれは衰えていきます。(なんか冒頭から重くてすみませんw)
そうなったとき、「いま取り組んでいる好きなことを、自分は続けていられるだろうか?」なんて思ったことはありませんか。
運動が趣味でもいつか身体がついていけなくなるかもしれないし、美味しいものだって十分に食べられなくなるかもしれないよね。
まぁそんなこと言ったって衰えるのが人間なわけだし、思い悩んでも仕方がないよな…とこれまでは思っていたのだけど、このサイトを運営するようになってから考えが変わってきました。
というのも、「人に何かを伝える」ということは楽しいし、死ぬまで続けていける取り組みなのだよね。
人に何かを伝える…これはつまり、自分による生産活動です。
生産活動を趣味やライフワークにすれば、歳をとったり仕事がなくなったりしても楽しく過ごしていける。今回はそんなお話です。
スポンサードリンク
お金の勉強をはじめるなら!無料の「お金の教養講座」開催中です。
関連記事
ミームという概念
ミームという言葉をご存知でしょうか。
ミームとは、リチャード・ドーキンスという生物学者が提唱した概念で、「文化についての遺伝子」とも言える情報のことを指します。
どういうものか簡単に言うと、ミームは人から人へ影響を与えていく情報のことで、それはアイデアであったり音楽であったり芸術作品であったりします。
例えば、自分が誰かにアドバイスをしたことでその人の行動が変わったとしたら、その人に伝わったアドバイスはミームとなります。
つまり、人に影響を与えるものであれば、話したこと、書いたこと、作り出したものなどは全てミームにあたるわけです。
ドーキンス氏の概念に従うと、世の中にある文化や風習は、誰かのミームが拡散したり混ざり合ったり淘汰されたりして、最終的に(もしくは変化し続けながら)作られるものである、と言うことができます。
人はミームを残す生き物
さて、この「文化の遺伝子」であるミームについてですが、遺伝子という名前がついているだけあって、人は本質的にミームを残したい生き物であるようです。
・これまで培った経験を次の世代へ伝えたい
・自分が得た知識を世の中に発信したい
・人生の集大成となる作品を残したい
こういった願望は、ミームを残したいという本質からきているのだと思います。
私たち自身について考えてみても、「自分のことをわかってもらいたい!誰かに伝えたい!」って気持ちは、きっとみんなあるのではないかな。
私もキャリア相談に乗っていると「キャリアの中で何か1つ自分の功績を残したい」と話す人が多くいますしね。
Sponsored Link
生産活動はミームを残したい願望を叶えてくれる
ミームを残したい私たちにとって、生産活動はとても意味のある取り組みです。
自分のカラーが表現される生産活動は、誰かに影響を与えるミームになりえます。
それは今すぐに影響力を持たないとしても、いつか誰かが手にとって、その人の気持ちを変化させ行動を変えるかもしれません。
自分が作った作品を見て幸せな気分になってくれるもしれないし、憂鬱な気分から抜け出すことができるかもしれない。
もっと言うと、自分が作った作品に感銘を受けて、その世界に飛び込んでくれる人だって現れる可能性もあるのです。
このように自分の生産活動が人に影響を与えるとしたら、こんなに嬉しいことってありませんよね。
生産活動をはじめよう!
生産活動はミームを残せるという点でとても良い取り組みです。
私もこのサイト運営をするようになって、自分の経験やアイデアが誰かに届けられているのは単純に楽しいと感じています。
ちなみに、スポーツや食事などの一般的な趣味があるなら、例えばそれを動画に取ったり文章にしたりして形に残すだけでも、それは生産活動となりミームとなりえます。
例え身体が衰えても、話すことや書くこと、動くことさえできれば生産活動は可能なので、ライフワークや一生の趣味になるのではないかな。
世の中に何かを残すって面白いことなので、まずは小さくてもいいから生産活動を行ってみると、生活が変わってくるんじゃないかと思います。
よかったら参考にしてみてね!
スポンサードリンク
関連記事