先日、ご自身で輸入雑貨を営んでいる知り合いの社長さんと飲んできました。
いつも自分が思ってることを話して意見をもらったり、会社のことなんかを話してもらったりしております。普段サラリーマンをしていると、こういう機会ってとても貴重です。
普段考えていることについて再認識したというか、やっぱり会社に依存せずに生きている人の話って沁みますね。
そこで話してきたことを備忘録的にもまとめてみたいなーと思います。
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日本はもう安泰じゃない
今の時代、同じ会社で20年働くことすらできないよね、という話をしました。聞いた話を箇条書きに載せていきますね。
・今はプロダクトライフサイクルが短い、消費者の興味の移り変わりが早い。去年流行っていたものが、今年はもう流行遅れになる。それによって事業が廃れるのが早いから、会社の浮き沈みも早い。
・単純な業務は他国の安い労働力に取って代わられているし、今後はそれについても、どんどん人工知能AIが台頭してきそう。
・TPPの影響もあり(関税がなくなることで、外国の企業が日本でモノやサービスを提供しやすくなる)、競争が激化することや、今の年齢の経営層がいなくなり若手が経営を担うようになると、昔ながらの日本の経営方法を変えたりとか、うまくいかなくなったりする。
・そこで外資がここぞとばかりに日本の大企業の経営権を奪ってきて、SHARPみたいな状況になる。そうすると勿論終身雇用は更にありえなくなり、実力主義でバシバシ人切られる外資環境に一気に変わる。
ちょっと小難しい話もありますが、普通にあり得る話ですよね。
今の20年は昔の20年とスピードが全く違います。若い人のリストラや肩たたきも大いにありえるってわけか…こわす…。
何も考えないことが一番のリスク
特に日本人は、「人と同じ」が好きですよね。周りに同調することがよしとされる環境にいるからだと思いますが、この大衆と同じなら安心という価値観こそが危うい、ということを聞きました。
現状や将来を見据えて、今自分は何をすべきかを自ら考えることが大事。でないと数年後か数十年後、何もしてこなかった人と一緒に、時代の波に飲まれてしまう…こわす…。
「企業は変わる」という事実とリスクについて/ゆるかし!
何を成功とするかは自分で決めるべき
この話も面白かったんですが、今って昔に比べて鬱病とかストレスが溢れていますよね。
(鬱病はそういう病名がつけられただけで昔からあった、って意見もあるけど、上の世代の人の話とか聞いてると、やっぱり精神的な負荷というか闇とかはは明らかに増えてると思う)
それはなぜかって「日本は普通のレベルが高い」からなんじゃないか?という話になりました。
以前は今に比べて経済成長中だったから、みんながみんな、所得も上がっていた。
そこからサラリーマンが増えて一般的になり、会社が守ってくれるようになったので、サラリーマンが当たり前、ずっと1社が当たり前、安定が当たり前、という世界だった。そして、個人商店とかも多かったから、地域の結びつきもありました。
でも今は、昔に比べても、他国と比べでも、日本は物質的に豊かになって、格差社会が広がっていますよね。そして経済成長も高止まりして、大企業でさえも生き残りが大変になってきた。
そうなってくると、いわゆるサラリーマンとして一生を終える、なんてことはかなり難易度が上がってくるはずです。
本来はそんな時代に合わせて色々な生き方が推奨されるべきところ、世間ではまだ昔の、サラリーマンを良しとする『普通』という概念が残ったままなので、そのギャップが今の人たちを苦しめている、という話です。
加えて、大企業が地方にも展開されてきたことや、娯楽の種類も増えたことなどで、人々の志向性が変わっていき、昔のような地域のコミュニケーションが減ってしまった。
地域に限らず、基本的な人との繋がりも弱くなった、なんて意見もありますが、とにかく支え合っていた人たちの存在がなくなったことで、ストレスを独りで溜め込んでしまうようになった。
お会いした社長さんは、仕事でよくヨーロッパやアジアに行くらしいんですが、『世界はもっと目がキラキラしてる』らしいんです。
モノがなくて貧しい国でも、みんなバイタリティーがあって生き生きしているとのこと。もっと良い生活をしようとか、こうなりたいとか、みんな各々希望を持っている人が多いそうです。
日本がこういう時代だからこそ、今までの慣習とか、世間の目とかを気にするのではなく、自分の幸せを自分で定義して生きていくことが大切なんだなーと実感しました。
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職人が生き残る時代
さて、上記にあるようにもう企業の中で一生働くことは難しいようですよね。それならばどんな風に生き残っていけばいいか。
会社のために働くのではなく、自分のスキルを磨くために働く。つまり職人になれば、どんな環境でも生きていけるよね、という話をしました。
他の記事でも書きましたが、フローよりストック。自分のスキルや技術を蓄えておくことが市場価値を上げることにもなり、リスクヘッジにもなるということですよね。
スキルには仕事内で得られるものもあれば、仕事外で得られることもあると思います。
なにかに精通している。もしくは複数の分野についてそれなりに詳しい。そんな人材が今後強いってことなんだろうな。
まとめ
『終身雇用が崩壊して、大企業はどうなるかわからない』
こう言われ続けて何年も経つけど、環境としては新卒採用は昔のまま一括採用だし、世間の目的にも「一つの会社に長年勤めていること=正しい」って価値観が根付いてますよね。。
ずっと同じ環境にいるって、なんとなく昔ながらの日本人な感じで美徳っぽいけど、それを無理強いすることは、時代に合ってないと思うんですよね。。
だって「会社は自分を守ってくれる」という担保がなくなってしまってるし。
まぁ、とにかく実際に個人の問題として認識して、しっかり行動してる人ってまだまだ少数派だなーと感じます。
自分はどう生きたいのか?これからの時代、安心して暮らす上でどんな風に働いていけばいいのか?
そう考えさせられた時間でした。うん、やっぱり自分で考えて何かしないとダメってことだな。
・職人になれるくらい深堀りできる、自分に合った仕事を探す
・サイドビジネスを構築する
・投資をする
早めに気づいて動いたもん勝ちですね。
ではでは!
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