みなさん、読書の秋楽しんでますか。
 
 
私はというと、相変わらずKindleで本を漁って過ごしています。
 
先日、何か面白そうな漫画はないかなーとKindleで探していたらたまたま見つけた漫画がありまして、今回はそちらをご紹介。
 
作品名は『限界集落(ギリギリ)温泉』
 
限界集落(ギリギリ)温泉第一巻
 
タイトルや設定からして「なんか面白そうだな、全4巻だし読みやすそう!」ということで早速購入。1日で読破しました。
 
世の中には知られざる名作がたくさんあるんですね。面白かったです!
 
以下、簡単にお伝えしますね。
 

 

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あらすじ

 
舞台は人里離れた伊豆の山奥。そこあるのは、じいさんばあさんの住む小民家と廃業寸前の温泉旅館のみ。その旅館の息子、龍は、最近近所に住みついているという噂のホームレスの男と出会う。
その男は東京のゲームクリエイター溝田。東京での過酷な環境から逃げ出し、伊豆でホームレスとしての生活をスタートさせていた彼は、龍との出会いをきっかけに潰れかけの温泉旅館に興味を持つ。
 
そんな中、もう1人の人物、東京でコアなファンを持つコスプレーヤーのアユが温泉旅館に迷い込んでくる。
 
「この子を使って旅館を復活させることはできないか?」
 
そんな思惑を抱く溝田。果たしてコスプレーヤー、アユを使って、潰れかけの温泉旅館を復活させることができるのか!?
 
 

田舎×アイドル×オタク 設定が面白い

 
あらすじだけでも、なんか面白そうな気配がありませんか?
 
設定としては『田舎×アイドル×オタク』という新しい切り口の漫画です。田舎の温泉旅館を復活させるというサクセスストーリーを匂わすあたりも、読者に期待感を持たせますよね。
 
 
元々ゲームクリエイターだった溝田が、お得意の『人たらし』と企画力・行動力で、アユを使って様々な集客方法を試していきます。
 
SNSを使った拡散、動画の配信、アイドルのプレミアムを温泉旅館でどう作っていくかなど、現代のマーケティングを象徴する場面がてんこ盛りでした。
 
田舎とITって組み合わせって、個人的にちょっとサマーウォーズを連想したり。
 
 

オタクのすごさ

 
ちょっとネタバレだけど(まぁそんな大したことないので)まずは溝田がアユが伊豆にいることをネットで拡散して、ファン十数名を旅館に集めることに成功。そしてそこから、東京で成功できずにいる何名かのオタクを仲間にし、色々な手を打っていくわけなんです。
 
売れない漫画家だったり、陶芸家だったり、ゲーム音楽制作スタッフだったりで、個々では成功できてない、いわゆる都会の落ちこぼれのオタクたち。
 
でも、それぞれが集まって知恵を合わせることで面白いことができると気づき、前向きに挑戦をしていくようになります。そんなメッセージもいいなぁと感じました。
 
 
昔から思ってたけど、オタクってすごいですよね。1つのことに精通しているわけだから、好奇心も探求心も集中力もあるという…!そんなオタクたちのすごさを見ることができるのも、このマンガの面白いところかも。
 
 

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生き方について考えさせられる

 
最初は溝田と龍、アユの3人だったメンバーが、いつの間にか少しずつ増えてくる。そして、毎日自分たちで集客のためのイベント案をブレストして、企画して、作業して、夜は宴会して、温泉に入ってという生活が続きます。すると、何にもないど田舎の生活なのに、癒やしと充実感を味わうようになってくるんです。
 
 
なんかこれって1つの真理だなぁと思ったり。前も記事にしたけど、田舎でも衣食住が揃って仲間と楽しく過ごしていればめちゃくちゃ楽しいんじゃないかと思うわけです。
 
都会は時間の流れが早すぎる…!
 
先日実家である栃木県に帰省してきました。私は普段東京で仕事をしていて、家も川崎なので割と都会の中で生活しています。そうすると当たり前だけど、毎日満員電車に揺...
 
 
まぁ田舎暮らしも大変なことはあるわけで、都会より田舎が楽と言うつもりは勿論ないんですが、ゆっくり田舎で生活するという選択肢を否定してはいけないなぁなんて思いましたよね。
 

まとめ

 
・『田舎×アイドル×オタク』の設定が秀逸
・オタクのすごさがわかる漫画
・田舎の暮らしから生き方について考えさせられる
 
 
てなわけで『ギリギリ(限界集落)温泉』、おすすめです!なんとなく読んだ漫画が最初から当たって嬉しい。
 
作者の鈴木みそさんの作品、他にもあるみたいだから読んでみようかと。全4巻で読みやすいので、みなさんも秋の夜長にいかがでしょうか?
 
 
 
 
ではでは!
 

 

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