ウォーレンバフェット。
投資をしている人ならその名を知らない人はいないであろう、世界を代表する投資家の1人です。
バフェットにまつわる本や逸話は世にたくさん出ており、もはや生きる伝説と言っても過言ではないと思います。先日、バフェットがIBMの株を売却すると噂が流れ、実際に株価が下がったなんてニュースがありました。それくらい、影響力のある人物なのですよね。
私がバフェットを知ったのは社会人になった年、何かのビジネス本を読んで知ったという記憶があります。「ふむふむ、なんか株で大儲けしたすごい人なんだな」という最高にざっくりした覚え方をしていたのですが、具体的にどんなことをしているのか、資産額以外では何がすごいのか、よくわかっていませんでした。
バフェットが残した言葉や行っている取り組みは全ての投資家に参考になるもの。というわけで、ここでは改めてウォーレンバフェットという人物がどういう人なのか調べてみましたよ。
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Contents
ウォーレンバフェットとは?
まずは恒例、wikipediaから引用いたします。
ウォーレン・エドワード・バフェット(英語: Warren Edward Buffett、1930年8月30日 – )は、アメリカ合衆国の投資家、経営者、資産家、慈善活動家。世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの筆頭株主であり、同社の会長兼CEOを務める。大統領自由勲章を受賞している。
バフェットはバークシャー・ハサウェイの司令塔であり、長期投資を基本スタイルとし、長期間に渡って同社に高い運用成績をもたらした。ウォール街等の金融街ではなく地元ネブラスカ州オマハを中心とした生活を送っている為、敬愛の念を込めて「オマハの賢人」(Oracle of Omaha) とも呼ばれる。毎年開催されるバークシャー・ハサウェイの株主総会では、バフェットと同社の副会長チャーリー・マンガーの話を聞くために、世界中から数万人にものぼる株主が参加している。出典:https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ウォーレン・バフェット
バフェットが投資家なのは知っていましたが、バークシャー・ハサウェイという投資会社の会長兼CEOを務める人物だったのですね。
バークシャー・ハサウェイ社とは、時価総額は3,600億ドル、総資産5,500億ドル、従業員36.7万人、傘下企業80社を超える大企業です。バフェットが1965年に買収した会社で、元々は繊維会社だったそうです。バフェットが経営するようになってから投資会社として成長していったのだとか。
会社の話が先攻してしまいましたが、バフェット自身の話をすると、85歳(2016年5月時点)で現役の投資家です。20代の若いうちから投資で資産を膨らませていき、純資産総額を670億ドル(約7兆5,000億円、2015年8月現在)まで増やしています。あのビル・ゲイツと並ぶ世界有数の億万長者というわけですね…!
バフェットの何がすごいの?
さて、資産額が7兆あるだけでもう十分すぎるほどすごいのだけど、他にはどんなすごい話があるのだろう。調べてみたことをまとめてみます。
バークシャー・ハサウェイの株価上昇率がとんでもない
バフェットが経営するバークシャー・ハサウェイ社ですが、この会社の株価上昇率がハンパじゃないです。
1965年にバークシャー・ハサウェイの経営権を握ってから2015年までの約50年間、どれくらい株価が上がったか想像できるでしょうか。5倍?10倍?はたまた…20倍!?
ご安心ください。さすがはバフェット、桁違いの驚きを与えてくれます。答えは約20,000倍。上昇率で言うと200万%です。もはや意味がわかりません。(ちなみに運用成績としては、複利計算で約21%のリターンを40年以上に渡って出していることになる。)
S&P500という指数をご存知でしょうか。S&P500とは、アメリカの投資情報会社であるスタンダード・アンド・プアーズ社(S&P)が算出している、米国の代表的な株価指数です。ニューヨーク証券取引所、アメリカン証券取引所、NASDAQに上場している銘柄のうち、代表的な500銘柄の株価をもとに算出されています。
このS&P500の過去50年間の上昇率は約14,000%(140倍)です。S&P500とはいわばアメリカ経済の象徴。その成長率をはるかに凌ぐことが、バフェットのすごさを表していると思います。
20,000倍って…1万円預けていただけも2億になっているってことですぜ…。
億万長者なのに質素な生活
これだけの資産家です。さぞ贅沢もできるだろうなと思いますが、バフェットは驚くほど質素な生活をしていると言います。
バフェットがバークシャー・ハサウェイ社から支払われる報酬は年間10万ドルのみです。まぁ庶民からしたら十分高いのだけど、これだけ稼ぎだしている人の収入を考えたら安すぎますよね。また、60年前に買った自宅に今も住み続けていて、コーラが大好きなんだとか。人柄も親しみやすいようです。
「純粋に投資が好きでやっているため、お金に執着がない」というバフェット。そういった純真な気持ちや欲深すぎない姿勢も成功の要因なのかもしれないですね。
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「バフェットの手紙」に記された「誰でも安全に億万長者になる方法」
バークシャー・ハサウェイ社の株主宛てに送られる書簡は、通称「バフェットからの手紙」と呼ばれており、そこには投資家にとって有益な情報や教えが多く記されています。ここでは2013年のバフェットの手紙に記された内容をご紹介。
米国のビジネスは時代を超えて素晴らしい成果を上げてきたし、今後もそうでしょう。プロでない人々が目指すべきなのは、勝者を当てることではありません。 自分だけではなく、助力者にもできません。代わりに幅広い領域にわたる企業を買えば、必ずうまくいきます。S&P500種株価指数に連動する低コストのインデックスファンド(指数連動型投信)を使えば目標を達成できます。
出典:http://www.mag2.com/p/money/32649/2
バフェットは億万長者になりたければ、S&P500種株価指数に連動する低コストのインデックスファンドを買えば良い、と話しています。
先ほどバークシャー・ハサウェイ社の成長率が大きすぎて印象が薄くなってしまいましたが、S&P500についても過去50年間の上昇率は約14,000%(140倍)。平均年利に換算すると9.7%のリターンをもたらす銘柄になります。
確かに当時100万円を預けていれば、約1億4,000万円になります。バフェットの言う通り、億万長者になれる計算です。
ちなみにバフェットは自分の妻への相続の際にも「現金の10%を政府短期債で、残り90%はS&P500のインデックスファンドで運用するように」と指示しているようです。
バフェットも薦めるインデックス投資。やはり王道が一番ということか。
頭が良くなくてもお金持ちになれる
バークシャー・ハサウェイ社の株主総会でインタビュアーが「どうしてこのような成功を収めることができたのでしょうか。」と質問をしました。そのときバフェットが答えたのが下記のコメントです。
特別に何かをしたということはないんです。好きなもの(コカ・コーラとステーキ)を食べ、好きな人と付き合い、私はいつも幸運だった。毎日幸せで何の不平もありません。人間はIQ(知能指数)が高い必要はありません。感情をコントロールすることが必要で、自己破壊的な行動をして、リスクを冒さないことです。賢く考え、よく振る舞い信頼を得ることも大事です。
出典:http://toyokeizai.net/articles/-/116906?page=3
これは印象的ですよね。お金持ちになるのに頭の良さは必要ない。感情をコントロールすることが大切だと話しているんです。
投資をするとお金に目がくらみ、もっと稼ごうと邪念が出たり、損するのが嫌で損切りができなかったり、感情による失敗は後を絶ちません。感情のコントロールをし、機械的に投資をしていくことが、特に初心者の投資には必要な要素なのかもですね。
今回バフェットについて調べたことで、バフェットのことがさらに好きになってしまいましたw いくつも本が出ているので、これを機に読んでみようかな。偉大なる投資家から学べることは学んでいきたいですね。
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