細田守監督のオリジナルアニメーション第2弾である、おおかみこども。
先日『バケモノの子』を観た流れで、懐かしくて借りて来ちゃいました。この作品、まったりしていていいですよね。
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あらすじ概要
大学生である花は、唯一の身内である父親を無くし、孤独となりながらも、自分で学費を稼ぎ、貧しいながらも前向きに生活していた。
そんなある日、大学の講義でひと際真面目に講師の話を聞き、ノートを取っているひとりの青年を見つける。
出席票を出さずに講義室をあとにする青年に対し、親切心から声をかける花。しかし青年から思いも寄らない返事が返ってくる。『俺、ここの生徒じゃない。目障りなら、もう来ない』
そんな発言に、ますます彼に興味を持つ花は、自分が教科書を貸すので、よかったら一緒に勉強しないかと提案する。
そうして2人の仲は近づいていき、付き合うようになるが、ある日、彼から話したいことがあると相談を受ける。
ひとけのない山の上で、目を閉じて欲しいと花に頼む彼。少したち、彼からの指示で目を開ける花。すると目の前には、おおかみの姿をした彼が立っていた。
『伝えるのが怖かった』そう話す彼の心とは裏腹に、花は少しも怯えていなかった。おおかみでもいい、あなたはあなた。そんな花はおおかみおとこである彼を受け入れ、2人は一緒に暮らすようになる。
やがて月日は経ち、彼と花の間には『雪』と『雨』という2人の子供が産まれていた。
おおかみと人間の子供だが、2人で育てればきっといい子に育つ。そんな希望を持ち暮らしていたある日、いつも通り彼の帰りを待っていたが、その日、彼は帰ってくることはなかった…。
人間である花が、おおかみこどもである雨と雪を力強く育てていく。人間世界での子育てに苦労、奮闘する中で、母と子、それぞれが成長していく姿を描いた家族の物語。
健気な姿にグッとくる
まずは母である花が、子育てに健気に尽くしていく姿にジーンときてしまいます。
もともと苦学生で天涯孤独の身なのに、そこからシングルマザーって…しかも子供おおかみって…神様どんだけ試練与えるのさって話で不敏でした…。普通は泣いてもおかしくないのに、常に前をみて子育てをする姿には、アニメとは言えども感じるものがありましたね。母つよし。
また、子どもが熱を出したときに小児科と動物病院どっちに連れてけばいいんだ!なんていう「確かにそうなるだろうなぁ」という場面があって、そんなところも楽しめます。
どうしても人目が気になるから、あまり子ども達を家の外に出さないでいると、虐待をしているのでは?なんて噂がたち、児童福祉司の役人が訪問しにくる場面なんかも、ファンタジーながらリアルでしたしね。
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田舎暮らし大変そうだけどなんかいい
ネタバレになるのであまりたくさんは書きませんが、なんやかんやで田舎に暮らすことになるんですよね。そこで自給自足を試みたりするんですが、やっぱり子供を育てる環境として、田舎っていいんだろうなぁと改めて思いました。
まぁ自分は田舎ってほど田舎育ちじゃないし、嫁は思いっきり都会のど真ん中で育った人間だから、この作品で舞台になってるような山奥での田舎暮らしは絶対無理なような気もしてるんですが。笑
ただ定期的に行ったりすると、やっぱり田舎ってリフレッシュできる空間だろうなって思うんですよね。みんなで田舎に家買って、シェア別荘みたくしたら楽しそう。
田舎暮らしや地方暮らしもありだよね!と思った話/ゆるかし!
自分の道を見つけることの大切さを感じた
さて、ネタバレを極力避けて話したいとは思いますが、言いたかったのでここだけ話させてくださいw
おおかみこどもっておおかみにも人間の姿にもなれるんです。
そのため、人間として生きていくのか、おおかみとして生きていくのか、といった選択が迫られるシーンがあります。
雨と雪がどんな選択をするのかは、是非観て頂きたいんですが、『自分の道を見つけて、そこに進むことを決める』というのは、生きる上で大事な事だなという真理を感じました。
だっておおかみこどもって、当たり前だけど他の人とは全然違うから、どうしても軋轢が出てきますよね。
そこで、自分は他の人と違うからダメだとかそういうことじゃなくて、『他の人と違う、自分なりの道を探そう』という選択ができるかできないかがやっぱり大切なんですよね!
いやー、まさかこんなことを考えさせられるとは、さすが細田さん。
まとめ
というわけで、今回はおおかみこどもの雨と雪の感想でした。
なんか細田さんの作品、全部購入してもいいんじゃないかなーとか最近思ってます。なんだかんだ、繰り返して観ること多いので。
興味あれば是非観てみてくださいね。
ではでは!
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