こんにちは、しにち(@yurukashi_yrks)です!

少し遅くなりましたが、アメリカ大統領がトランプさんに決まりましたね!

個人的にはどちらでも構わないと思っていたのですが、大統領決定後の現在の株高を見ると、アメリカ経済の成長という点で世界がトランプさんに期待しているんだなーと感じております。

思えば、銃撃されたときのガッツポーズ写真は衝撃的でしたからね。あのたくましさ、意志の強さはリーダーとしてやはり頼もしいですよ。

さて、この株高で資産も増えておりありがたい限りなのですが、ちょっと最近上がりすぎかな・・という感覚が芽生えてきております。

少し前にバフェットがアップル株を大量に手放したり、「アメリカは割高だ」という発言もあったりと定性的な兆候が出ている気がしてまして。

そのため、ちょっと自分の投資戦略を変えようと思っています。

具体的には債券をポートフォリオに加え、株価下落への備えを強化する予定。

てことで、今回は自分の投資戦略についてご報告していきます。

 

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今の相場は割高だと感じている

改めてですが、今の米国株の勢いはすごいですよね。今年に入ってから既にすごかったのに、そこからトランプの当選でさらに勢いを増しました。

S&P500の1年リターンはなんと31%です。個別株じゃなく指数でこのリターンですからね!

出典:https://www.spglobal.com/spdji/jp/indices/equity/sp-500/

合わせて日経平均についても年初来リターンは約14%。どうしても米国株と比較してしまいますが、あの低迷していた日経平均がここまで伸びているのはすごいことです。

とはいえ、個人的にはかなり割高感を感じていて、そろそろ下落が来そうだなと感じております。

自分の中で根拠は3つほどあるため、ちょっと書いていきますね。

①バフェット指数が200%を超えている

オマハの賢人であるウォーレンバフェット。

彼の言動は自分のような個人投資家も参考にしているのですが、そのバフェットが使う市場評価の指標、バフェット指数(GDPに対する株の時価総額)を見ると、アメリカは今年200%を超えています。

出典:https://en.macromicro.me/collections/34/us-stock-relative/406/us-buffet-index-gspc

過去バフェットは「200%に近づくと、それは火遊びになる」と話していて、まさに今は投機的にマネーが流入してきているのでは?と感じるのですよね。

また実際、バフェット率いる投資会社バークシャーハサウェイは多額のキャッシュポジションをとっており、暴落を示唆するような発言もしています。

>(外部リンク)バフェットが現金を貯め込んでいるのは市場崩壊のシグナルではない|BUSINESS INSIDER 

冒頭でも書きましたがバフェットは今年Appleやバンクオブアメリカの株を大量に売却してますしね・・

②保有する高配当株の配当利回りが下がってきた

自分はちょくちょく高配当株を安いときに拾っているのですが、当時4.5%〜5.5%ほどで購入した高配当株(IBM、ABBV、KO、XOMなど)の株価が上がり、今の配当利回りは3%台前半にまで下がっているのですよね。

特にIBMは理論株価が159ドルなのに対し、株価は214ドル(11月中旬現在)で、バリュエーション的にはかなり割高です。

同社の利回り平均は4%台であることを考えても、そのレベルまでの増配をすぐにするとも思えず、どこかで調整が来そうだなぁと感じるのですよね。

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③周りで投資に関する楽観的な意見を多く聞くようになった

そして今の株高がきっかけとなり、この半年くらいで自分の周りでは株や運用の話題が急増しています。

「いま資産の9割株にぶち込んでますよ!」
「日本株のデイトレード始めていま結構儲かってます」
「住宅ローン早く返すためにめっちゃ運用してます!」

などなど。

「とりあえず株に入れておけばお金が増える、やらないのは損」という風潮をすごく感じていますね。

これにより自分の中では、「みんながイケイケのときは危険だな…」というシグナルが出ております。

もちろん先行きはわかりませんし、トランプ政権の始動はこれからなので、期待通り株価が上がる可能性もあります。

アメリカの成長は信じているため、長期的には今後も伸びていくと思いますが、ちょっと加熱しすぎで、近いうちに調整(最悪の場合は暴落)が来るんじゃなかろうか…なんて、個人投資家ながら思っている次第です。

自身のリスク許容度も変化した

今までの自分だったら、相場の過熱についてここまで気にしていなかったかもしれません。

仮に調整や暴落がきてもそれは安売りというチャンスだし、長期的には株価は伸張していくはずだから、どうなろうが積み立てていくのみだ!と、シンプルに考えていたと思います。

しかしながら現在の資産は5000万円を超えているため、調整や暴落で目減りする額が昔とは比較にならないレベルになってきました。

もちろん長期で見ているので、一時の資産減は許容できるのですが、出来ればリスクを抑えながら安定的に資産を増やしていきたいのが本音です。

また私生活においても、先10年以内に教育費などもろもろ資金が必要になりそうなので、資産額的にも人生フェーズ的にも『守りつつ増やす』を実践していきたいと考えるようになったのですよね。

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債券とキャッシュ比率を高めて万が一に備える

というわけで、自分としては今後の調整や暴落に備え、債券とキャッシュ比率を高める戦略に移行しております。

ここ最近どういう戦略がいいのかめっちゃ考えてたんですが、結論から言うと個別株を一部売却して、中期の米国既発債として持っておくことに決めました。

個別株については、↑で書いた通り配当利回りが低下し、その分かなり含み益が出ているので、はじける前に利確しておこうと判断しました。

そして利確後はシンプルにキャッシュ保有でも良かったのですが、「具体的にいつ調整が来るのか?」は誰にもわからないため、もし数年このまま株が上昇するなら、機会損失になるリスクもあります。

そのため、キャッシュではなく利息がもらえる債券にした次第です。

米国既発債にした理由

債券の選定ですが、色々と検討した結果、1〜3年の米国既発債券にしました。このブログを書いている時点では200万円ほど保有しております。

なぜこの債券にしたかというと、利回りとデュレーションを考慮した結果です。

まず利回りですが、米国既発債は今利回り4%台前半で取引されています。

自分が保有中の高配当株の配当利回りは3%台前半なので、米国債のほうが利回りは高く(値上がりはないですが)純粋にお得だなと思ったのですよね。

次にデュレーションですが、これは債券におけるリスク指標であり『金利の変化に対する債券の価格感応度を示す値』です。

デュレーションは債券の償還期間によって変動し、理論上は金利が1%下がると1年債なら1%値上がり、3年債券なら3%値上がりします。

出典:https://www.alliancebernstein.co.jp/glossary/14381.html

米国は利下げの傾向なので、このままいけば債券価格は上がりますし、もしトランプ政権でインフレ&金利上昇になっても、デュレーション的には数%しか値下がりしないので、リスクヘッジには充分かなと思いました。(損はするけどかすり傷で済む、という計算)

整理すると、

・米国既発債なら利息をもらいながらローリスク保有できる
・もし今後株価が下落したらキャッシュに変えて買い増せる
・逆にそのまま株上昇が続くなら、満期まで保有して元本を割れもない

といったことが実現できるのですよね。

この結論に至るまで、AIさんと壁打ちしながらめっちゃ考えておりましたw

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まとめ

以上、今後に備えた投資戦略のご報告でした!

つらつらと書いてきましたが、要は株価上昇・株価下落、どっちに転んでも対応できるように、バランス型戦略にしたという感じですね。

今後の情勢、どうなるんでしょうね〜。しばらくは株高が続いてそのあとドカン!ですかね?

今は調子が良いですが、絶対にどこかで調整は訪れます。そのときに狼狽えないように、自分なりに納得した投資戦略をとっていきたいところですね。

ではまた!

 

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