こんにちは、しにち(@yurukashi_yrks)です!
今回紹介する本は、夏生さえりさん著の「今日は、自分を甘やかす」という一冊です。今年Twitterで話題になったため、ずっと気になっていたのですよね。
著者でありライターのさえりさんのことは、昔とあるネット記事で知ったのですが、ゆるいツイートや考え方が良くて、好きなライターの1人です。「妄想ツイート」がおもしろいですし。
以前、「疲れたときは生産すべき」なんて考え方にも共感しました。
さて、そんなさえりさんの「今日は、自分を甘やかす」には、頑張りすぎな人に向けて、「もっとゆるく生きよう」というメッセージがまとめられています。
現実や日常に疲れたときに思い出したい考え方、物事の捉え方などは、気づきもあってとても良かったですよ。
ここでは印象に残った点を、いくつか引用してご紹介しますね!
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Contents
頑張っている人に必要なのは「もっと輝ける方法」ではない
年を重ねるにつれ少しずつわかってきたことがあります。
緊張して、毎日「もっとがんばらないと」と気張っていたときよりも「ゆるい気持ち」で自分らしく暮らしているときのほうが、自分自身も幸せだし、そしてそのしあわせでいられる「余裕」が人にもしあわせを届けているのでは…?
そうして自分を大事にできているときのほうが、未来にわくわくする余裕も生まれるのでは……?と。
頑張っている人は「もっと頑張って今より良くならなきゃ」と思ってしまい、その真面目さゆえに今を否定しがちです。
そして、そういう人に必要なのは「もっと輝ける方法」ではなくて「今の自分や日常を好きになること」である、という考えです。
著者であるさえりさんは以前、東京での仕事を頑張りすぎて疲れてしまい、実家に帰って1年ほど休んでいた経験があるそうです。
「もっと頑張らなきゃ」という気持ちが、当時の自分を苦しめていたのだと言います。
私も経験があるのですが、完璧や理想を追い求めるとキリがなく、その理想と自分を比較すると劣等感で気持ちが沈んでしまうのですよね。
もちろん頑張ることを否定するつもりはないけれど、思考を変えて今の日常を好きになり、これでも充分じゃないかと思ってみると、心に余裕ができてきます。そう思うことで、自分の中にあった切迫感が、嘘のように消えていきますよ。
人間、やっぱり余裕を持つことが大事。とても共感の意見です。
元気がない、自信がないときはとてつもなく低い目標を立てて実行する
「がんばろう!」と思っても、気分がついてこない日がある。ちょっとしたことがきっかけとなって落ち込んだり、前日の疲れがとれなかったり…。
一生懸命、「私は平気」「気にするようなことじゃない」と言い聞かせてみても、口から出るのはため息ばかり…。
そんな日におすすめの遊びがある、それは、「確実に達成できる低い目標を立てる」こと。
どんなにささいなことでも、「達成できた」と思えれば自信につながる。元気がない日こそ、あれができた、これができた、と「できた」を数えられる1日に変えてしまえばいいのだ。
生活していると、「なんか今日は調子出ないな…」なんて日はありますよね。ミスも多くなって、自信がなくなることだってあります。
そんなときは、ほんの小さな目標を設定してクリアすると良いです。
人の心はおもしろいもので、どんなに小さいことでも「できた」と感じれば、それが暗示となり前向きな思考ができるようになるものです。「自分できるじゃん!」と思う機会が増えれば増えるほど、自信にも繋がるのですよね。
元気が出ないとき、自信がないときは、小さな目標を持ってそれを達成するのがおすすめですよ。
辛いときは無理に頑張らない
がんばれないときは、無理にがんばらない。がんばれない自分を許す。ちょっとでもできたら誉めてあげる。
この一日を超えれば、きっと元気いっぱいのわたしに、きっとなれるはず。そう信じて、今日は自分に目一杯優しくしてみよう。
それでもどうしても頑張れないときは、無理に頑張らなくて良いと思います。
無理して頑張っても気乗りしないから辛いだけだし、本当にダメな日は「身体も精神も限界なのだな!」と解釈すべきなのですよね。
頑張らない自分でも許してあげて、ゆっくり休む。これも一つの「余裕」の形です。
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やりたいことがわからないなら、色々やってみる
「考えたくて休学しました」「考えたくて休職しました」
そういった行動を悪いとは思わないけれど、わたしは「あんまり立ち止まって考えずに、いろいろやってみたらいいんじゃないかな?」と思う。
自分らしさがわからない。自分というものがよくわからない。という人こそ、立ち止まらずにとにかくたくさんの環境に飛び込んでみたらいい。
合うもの・合わないものは経験していくことでしかわからない。それらを積み重ねていくことが、「自分らしさ」への道なんじゃないかなと思う。
特に仕事なんかでは、「この仕事は自分に合っているのか?もっとやりたいことがあるんじゃないか?」と感じるけれど、考えても考えても答えが出ない、なんてことがあるかもしれません。
でもこの本に書かれている通り、経験してみないとそれが自分に合うかどうかはわかりません。
だからこそ、もし気になることがあるならいっそ飛び込んで、自分に合うかどうかを試してみればいい。
やってみて、もしも合わなければ、「これは自分には合わない」という事実が知れるので、それはそれで大きな飛躍です。
私も過去2回転職していますが、経験しないとわからないというのはその通りだと思います。試行錯誤して、自分に合う環境を見つければいいのですよ。
今の環境に我慢しているなら、より合う環境を求めて色々と動いてみるといいかも。
目指すべきは昨日よりも良い自分であって、他人じゃない
目指すべきなのは、昨日よりも良い自分であって、AちゃんやBちゃんに勝る自分ではない。
誰になんと言われようとも昨日の自分よりもよかったらいいんじゃないか?昨日よりちょっと良い自分で生きられたらいいんじゃないか?
自分以外の人には、どうがんばってもなれない。だったら、自分史上最高の自分になっていくしかない。
何かと自分を比べても、その先にしあわせは待っていない。自分のことはぜひ、絶対評価で肯定してあげてほしい。
まさにこの通りだと思います。世の中は競争を煽るし、メディアはランキングが好きなので、我々の頭にはつい他人と比較することが植え付けられています。
だけど、他の人と比べ続けていたら、これもまたキリがないですからね。
要は、「昨日の自分と比べて良くなっているかどうかを絶対評価すること」、これが幸福感を持って生きていけるかの鍵だと、私も思います。
苛立ちや不安を覚えたときは「あれ?いま自分、他人と比較してないかな?」と、客観的に考えてみると良いです。
本に書いてある通り、自分以外の人にはどうなってもなれません。自分の中で目標をもち、それに対して進めていれば良し!と、思った方が前向きになれますよ。
まとめ
「今日は、自分を甘やかす」には、上記のような考え方のコツが全部で48個載っています。例えば、
・合わない人とは無理に付き合わなくてよい
・無理ならやめる気持ちで、気軽に始めてみる
・「現実を見ろ」という言葉に惑わされない
・才能は自分ではわからない
など、今回紹介した考え方の他にも、たくさんの言葉がありました。
「頑張りすぎて疲れた」「周りに振り回されてしまう」「なんか幸せじゃない」なんて感じている人は、是非手にとって、読んで欲しい本だと思います。
時には自分を甘やかしながらゆるく生きていくと、うまく回り出すかもしれませんよ!
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