どうも、しにち(@yurukashi_yrks)です!

少子高齢化が進む日本の将来が書かれた本、「未来の年表」を1と2両方読破いたしました。

この本、今すごく売れているみたいですね!

 

年金がもらえない!将来やばい!と言われている日本。

そんな日本に住む私たちにとって、 未来のことってやはり気になりますよね。

私としても当然日本の将来について知りたかったので、この「未来の年表」を熟読してしまいました。(実は以前書いた記事も、「未来の年表」から学んだ内容だったりします。)

自分達の将来ってどうなるんだろう?たまにふと、そんな漠然とした思いがよぎったりします。特に日本は少子化しているし、世界の中で最も高齢化が進む国。そんな社会で...

 

今回はそんな「未来の年表」の内容について、2回にわたってご紹介いたします。まずは「日本の何がやばいのか?」について、まとめておりますよ。

 

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日本の現状

おさらいですが、日本では他国に類を見ない少子高齢化が進んでいます。平均寿命が延びる一方で、生まれてくる子供の数が減っているのですね。

具体的に言うと、2005年が106万2,530人生まれているのに対し、2016年では97万6,978人で、その差は約9万人です。

さらに社人研の推計では、このままのペースで減り続けると2067年の年間出生数は54万6,000人にまで減ると予想されています。

ちなみにこの年の100歳以上の人口推計は56万5,000人となっており、生まれてくる子供よりも100歳以上の高齢者のほうが多いという状況になってしまうようです。これが少子高齢化の実態です。

老人だらけの社会は混乱だらけ

本書では、若者が減って高齢者が増えると、どんなことが起きるのかがまとめられています。

例えば公共交通機関のお話。

今の日本では、基本的に決まった時刻でダイヤが運行していますよね。しかし、10年後、20年後の日本では3人に1人以上が高齢者であり、かつ高齢者も「より高齢化」していきます。

そうなると、電車やバスの乗り降りに時間がかかったり、駅のエレベーターが混雑したり、転倒などの事故が起きたりして、ダイヤが大幅に乱れる!なんてことが現実に起きてきます。

「そんなバカな!」と思うかもしれませんが、今でさえ病人救護の影響などで、ダイヤは簡単に乱れますよね。高齢者が増えるということは、そういった事象が増えることを意味します。

結果として小さな時間のロスが積み重なり、大きな経済的、時間的損失が生じることがイメージできると思います。

 

また、働き手がいなくなることも問題です。これも公共交通機関の例でいうと、駅員やバスの運転手が不足してしまえば、トラブル対応にも時間がかかってしまいます。

トラブルは増えるのに対応できる人員が足りないという二重苦により、さらに混乱してしまうかもしれません。

つまり、 高齢者だらけの社会になると今は当たり前だと思うことが当たり前ではなくなってくるわけですね。。

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「逃げ切り世代」も逃げ切れない

続いて年金問題について。

既に年金をもらえている人、もしくはもうすぐ年金をもらえる人たちは「逃げ切り世代」として語られることがあります。

しかし、こうした逃げ切り世代の人たちも税負担の増加により、老後の家計が圧迫されかねないらしいのです。

簡単に言うと、バブル崩壊後の就職氷河期を経験した世代(団塊ジュニア世代)やそれ以降の世代は、それ以前の世代に比べて老後の資金が少ないことがわかっており、そんな人たちの老後を国民全体が負担する必要が出てきます。

就職ができなかった人たちはフリーターとして長年働いていたり、ひきこもりになって今も親と同居していると言います。

こうした人たちには当然老後資金はなく、高齢者になったときに政府が生活保護で対応しようとすると、約20兆円の追加費用がかかる試算もあるそうです。

そんなお金をどこから徴収するかというと、国民からの税金です。「定年まで逃げ切った!」と思っても、税金という形で家計が圧迫されるリスクがあるのです。

まとめ

これらが「未来の年表」で語られている日本の現状と将来です。

人口は減り、高齢化による人手不足で街は混乱しかねない。また、将来も税負担が増えることが目に見えている。

そんな状況に対し、「一体どうしたらいいんだ!」と感じてしまいますよね…。

1つ言えることは、将来の備えとして計画的に資産を作っておくのは確実に有効であるということです。

ここ最近使われるようになった下流老人という言葉。引退後というと、それまでの頑張りの対価として悠々自適な生活が待っていると想像しがちですが、近年ではそんな裕福...

 

そして次回の記事では「暗い将来を避けるために日本が向かうべき方向」や「個人でできること」をまとめたいと思いますので、よろしければご覧ください。

というわけで、このへんで!