前回のアメリカに引き続き、今回はヨーロッパの先進国について。

現在iFree外国株式インデックスとeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)を経由してヨーロッパの株にも投資しています。分散という意味で世界各国に投資しているわけだけど、ヨーロッパの将来ってどうなのよ?と気になったりもするのだよね。

ご存知の通り、ヨーロッパには数々の国があるけれど、先進国とされているのはイギリス、フランス、ドイツ、イタリアの4国です。(とりあえずG8に入っている国ということで)日本は少子高齢化による労働力不足や財政問題で先行き不安が叫ばれているけど、ヨーロッパの先進国はどんな状況で将来はどうなのか。これを機に調べてみました!

 

スポンサードリンク

お金の勉強をはじめるなら!無料の「お金の教養講座」開催中です。

 

関連記事



 

人口予測について

21世紀政策研究所やゴールドマンサックス、PwCの資料によると、ヨーロッパの先進国の人口推移は下記のように予測されているようです。

(単位:万人)2015年2030年2050年人口増加
ドイツ8,0687,8487,189×
イギリス6,5117,0127,554
フランス6,4666,8097,146
イタリア5,9805,8495,435×

 

ご覧の通り、イギリス、フランスはこれから人口が増えますが、ドイツ、イタリアは減少するのですね。GDPは人口に大きく影響を受けるので、成長性という意味ではドイツ、イタリアはこの先大きな経済成長はないのかも…?

ヨーロッパ先進国の状況

ヨーロッパについて意外によく知らなかったので、そもそもどんな経済状況なのか調べてみましたよ。(Wikipediaさんにだいぶお世話になりました。)

ドイツ

ドイツのGDPは3兆4792億ドル(2016年)で世界第4位、ヨーロッパではトップの経済規模です。特に工業製品に強く、輸出額では世界一。大企業より中小企業の割合が高いことが特徴で、自動車や化学、機械メーカーが強いのだそうです。

代表的な企業としては、自動車ではメルセデスベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲン、医療ではバイエル、フレゼニウス、機器メーカーではシーメンス、ライカ、カールツァイス、ITではSAPなど。

自動車ブランドをはじめ、我々日本人も知っている有名企業が多いですね。日本と同じように第二次世界大戦後に大きな成長を遂げたという点も、覚えやすいポイントかも。

また、今はもうないようですが、少し前までは「閉店法」という法律があり、夜20時~翌朝6時までは営業禁止だったというから驚き。このあたりの歴史が、無駄に労働しないという風土に結びついているのかもしれないですね。

イギリス

イギリスのGDPは2兆6291億ドル(2016年)で世界5位、ヨーロッパ内では2位の経済大国です。ロンドン証券取引所での外国為替市場の平均取引額はアメリカを上回っており、世界最大の金融センターとも呼ばれています。

また、金融資産100万ドル以上の富裕層(億万長者ですね)は約41万世帯いて、 アメリカ、日本、中国に次ぐ世界第4位。さらに1億ドル以上持つ超富裕層は1,125世帯いて、アメリカに次ぐ世界第2位なんだそうです。イギリスはやはり豊かな国なんですね…!

有名な企業としては生活用品メーカーのユニリーバや、掃除機のダイソン、自動車メーカーのベントレーモーターズなどが挙げられます。

イギリスと言えば昨年、EU離脱が大きなニュースになりましたが、正式に離脱するまでにはもう少し時間がかかるようです、EUから離脱すれば国としての信用力が下がると言われているので、景気がどうなるのか…要注目ですね。

フランス

フランスのGDPは2兆4664億ドル(2016年)で世界6位、ヨーロッパでは3位の国です。世界4位の世界文化遺産数であり、世界最多の年間約8,300万人が訪れる観光大国であることが特徴です。フランスと言えば、エッフェル塔やヴェルサイユ宮殿、ルーブル美術館、モンサンミッシェルなど、歴史的な建造物や観光スポットが多いですもんね。

産業では農産物が強く、世界第2位の輸出額です。我々に馴染みがある有名企業としては、保険のアクサや自動車メーカーのプジョー、そしてなんといってもファッション界のシャネル、クリスチャン・ディオール、ルイ・ヴィトン、エルメス、などでしょうか。化粧品のロレアルもフランスの企業です。

ちなみに国としての課題は財政赤字です。日本と同じですね…。

イタリア

イタリアのGDPは1兆8507億ドル(2016年)で世界8位、ヨーロッパでは4位となっています。イタリアは気候、土壌、高度が変化に富んでいるため、産業としては農業が盛んなようです(ワインとか美味しいしね)。

また、第二次世界大戦以降工業が急速に発展し、工業製品や自動車も経済を支えています。加えて「イタリア製ブランド」が存在するように、アパレル産業も強いです。一方でガス、石炭、石油などのエネルギー資源はほとんど外国に依存しているのだとか。

有名な企業としては自動車メーカーのフェラーリ、アパレル産業ではグッチ、ブルガリ、プラダ、ジョルジオ・アルマーニなどが挙げられますね。

Sponsored Link




投資先としての判断

さて、これらを踏まえた投資判断について。

人口についてはイギリス、フランスは伸びるものの、ドイツ、イタリアは減少する。産業については農業や工業を中心に各国、安定した経済基盤がある。

私個人としては「人口増が期待できる国は経済成長する」説を信じているので、もし個別に投資するなら、イギリス・フランスに資金を投じたいですね。

現在保有している投信はMSCIコクサイインデックスに連動するものだけれど、国別構成比では、米国が65.27%、イギリス7.30%、フランス4.04%、カナダ3.98%、ドイツ3.73%、その他15.67%、といった具合に、ヨーロッパ先進国の中でもちゃんとイギリス、フランスを上位にピックアップしてくれています。(2016年10月時点)さすがはモルガンスタンレー。


出典:楽天証券 「MSCI-KOKUSAIインデックス」とは?

ヨーロッパではイノベーションは起こらないのか?

ちなみに、アメリカのIT革新のような、未来のIT産業を担う可能性はヨーロッパにはないのだろうか。調べてみると、三菱総合研究所の資料に下記のような一説がありました。

ヨーロッパはイノベーションには縁がないと思われがちだが、多くの新事業・新製品が生まれていることはあまり知られていない。内部から出てきたアイデアを企業が管理しながら育てていく企業内イノベーションが多いのが特徴である。この両者は異なるように見えるが、共通するのは「多産多死」である。アメリカでは駄目なアイデアは自然淘汰され、ヨーロッパでは企業が捨てていくのである。日本は安定志向でダイナミックな新陳代謝に欠けており、起業も廃業も 少ない。

スウェーデンの単位人口当たりの起業数は日本の4倍以上。傾きかけた企業を救うのではなく、新たな産業構造へ転換させるのがスウェーデン政府の方針でもあり、このような「変化を促す土壌」がイノベーションを生み出すのである。

引用:三菱総合研究所 欧米と日本のイノベーションの差異

 

ヨーロッパでも技術革新が起き得るという意見もあるのですね。文中でスウェーデンが例に出たように、先進4国以外の国からも新たなサービスが生まれるのかもしれない。

とはいえ、ITについてはアメリカやインド、中国のインパクトが強いので、私としては当面、イノベーションが期待できるアメリカ株への投資比率を高くしつつ、分散でヨーロッパ先進国の株も保有する方向性を維持したいと思います。

まとめ

考えてみれば、これまでは分散ってだけでなんとなくヨーロッパの株を持っていたわけだけど、今回調べてみてヨーロッパにもやはり安定した産業基盤がある(農業・工業)こと、そしてどんな企業があるかなどをあらためて知ることができました。

方針は変えないものの、実態を知れたことは良かったな。上にも書いたけど、もし国として長期投資をするなら イギリス、フランスは良いかもしれませんね。

よろしければ参考までに。

ではまた!

 

スポンサードリンク