人生には様々な問題が発生します。

その問題に対しての対処法は人それぞれで、真っ向から立ち向かう人もいれば、耐え忍ぶ人もいるし、そもそも問題を予期して回避する人なんかもいて、対処法は千差万別です。願わくはうまく対処したいものですよね。

さて、このブログではお金についてのテーマを多く取り上げていますが、今回はお金をツールとして使い、うまく問題解決をする人たちについてのお話です。

 

スポンサードリンク

お金の勉強をはじめるなら!無料の「お金の教養講座」開催中です。

 

関連記事

 

娘から結婚の報告を受けたある夫婦の話

アメリカであった話を1つご紹介します。

ある家族の母親が大学生の娘から「結婚したい人がいる」と報告を受けました。話を聞くと、娘の相手は売れないバンドマンで、経済力はなし。娘は大学をやめて仕事をし、彼を支えたいと本気で思っている様子です。

当然のことながら、親としてはそんなどこの馬の骨かもわからないバンドマンに娘を渡すわけにいきません。それにまだ若い娘の気持ちは一過性のもので、いずれ風化するだろうことも経験から知っています。

その夜、この問題をどうしようかと夫に相談すると、夫から「大丈夫、僕に任せて」という意外な一言が返ってきました。そんな簡単にうまくいくものだろうか…とも思いましたが、妻はこの件を夫に任せることにしました。

夫は娘に対し「お前の気持ちはわかった。父さんも前向きに考えるから、一度彼をうちに連れてきなさい」と話し、2人と話しをする機会を設けました。

そして後日、自宅に来た娘の相手に対し、彼は言います。

「結婚をすると聞いているが、本気かね?」

「はい、お父さん。僕は本気です。今はまだ経済力はないけれど、数年のうちにきっと有名になって、娘さんを絶対に幸せにしてみせます。」

 

彼の話を聞き頷く夫。そして次にこう伝えます。

「わかった。君たちの気持ちは本物のようだし、2人の問題だ。私も祝福しよう。ところで、君に提案があるんだが…、〇〇音楽大学という学校は知っているかね?」

「…?はい、もちろん知っています。有名なアーティストを何組も輩出している名門校ですから。」

「そうだ。もしよければ、ここに留学してみないかね?費用は全部私がもつから心配しなくていい。君たち2人の結婚には賛成だが、私もこの子の親だ。十分な経済力がない相手では、どうしても不安が残ることはわかってくれるね。」

「はい…。」

「〇〇大学で優秀な成績を残せば、確実にプロとして歩んでいくことができるだろう。 ただし、留学中は娘との同棲は禁止だ。 2人に限ってそんなことはないと思うが、万が一留学中に2人の関係終わってしまったとしても、大学費用は出すことを約束しよう。どうだい?」

「……。」

 

数日後、彼は留学の話を受け入れ旅立ちました。そして結局、彼は現地で別の留学生の子と付き合いはじめ、2人の関係は終わりを迎えることとなりました。

お金ですべての問題を解決した

この話、なんて賢い方法なんだ…!と、 初めて聞いたときに衝撃を受けました。大学生の娘の恋愛を頭ごなしに否定すれば、反発して2人の関係はより強固になり逆効果を与えかねない。かといって本当に結婚させれば娘は大学をやめて将来的に大きな被害を被るかもしれない。

普通なら頭を抱える2択となりそうなものを、この話の男性は「費用を負担して留学させる」という戦略で、無事に娘を守ることに成功しているわけです。結果として娘から反感を買うこともなく済んでいますからね。(もしかしたらむしろ感謝されているかも?)

お金をツールとして問題解決をする、まさに理想的な例と言えるでしょう。

Sponsored Link




お金があることでツールとして使うという選択肢が増える

日々資産運用の重要性について話していますが、将来の蓄えや経済的自由のためだけでなく、人生で起きる問題やトラブルを解決するためにもお金は有効なのですよね。

上記の例でも、もしその家族に十分な蓄えがなかったら、娘と大喧嘩した挙げ句、バンドマンと駆け落ちしてしまう…なんて結末だって起きていたかもしれません。

人生お金が全てではないですが、お金があることで選択肢の幅が増えることは間違いないです。選択肢が多いことは、言い換えれば自由ということなので、そういった意味でも資産形成を続けていきたいと思った次第です。

 

関連記事です。

・先日書いた「金の卵を生むガチョウ」の記事です。普通の人でも投資の積み重ねで富を築けるという話です。

「金の卵を産むガチョウ」の話をご存知でしょうか。最近とある本でこの話を知ったのだけど、有名なイソップ物語の1つです。「欲張りは身を滅ぼす」ことを教訓として伝え...

 

 

スポンサードリンク

 

関連記事