どうも、しにち(@yurukashi_yrks)です。
昨日、投資の神様ウォーレン・バフェット氏が航空株を全て売却したという報道が出て話題になりましたね。
売却されたのは米大手エアライン4社(デルタ航空、アメリカン航空、ユナイテッド航空、サウスウエスト航空)です。
記事によるとバフェットは、新型コロナウイルスの影響で「世界が変わる」と語り、「外出制限が人々の行動に与える影響は分からない。3~4年後に、昨年までのように飛行機に乗るようになるのか見通せない」と話しています。
分からないと答えつつ、おそらく彼の中ではもうこれまで通りの渡航者数には戻らないと思っているのでしょう。
投資の神様であるバフェットがここまで言うのですから、いよいよ本当に世界が変わるのだな…と感じてしまいました。
アフターコロナ、ウィズコロナという言葉が生まれました。コロナ後の世界、コロナと共に生きていく世界、いずれにせよこれまでのとは大きく異なるのは間違いないですね。
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Contents
コロナウイルス対策の出口戦略
コロナ関連のニュースを見ていると、各国のコロナへの対策は大きく3つあり、封じ込め戦略、放置戦略、 持久戦略に大別されるようです。(こちらのエントリがわかりやすかったのでよければ見てみてくださいね。)
以下、簡単に説明します。
封じ込め戦略は検査&隔離を徹底的に行う戦略で、マカオ、香港、台湾、ベトナムが実践して成功しました。現在は韓国、中国、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールなどが行っています。
放置戦略は文字通りコロナ感染を放置する戦略で、政府は積極介入はしません。「それやばくないか…?」と一瞬思ってしまいますが、要は集団免疫を早く作ることが目的で、それによって事態を収束させようという狙いがあります。スウェーデンがこの戦略をとっています。
持久戦略は長期戦を覚悟の戦略で、感染者数が増えてきたら外出を控えさせ、減ってきたら経済活動を行うという上記2つの間を取ったような戦略です。医療崩壊にならないようコントロールし、特効薬の開発を待つというものです。ヨーロッパの国々がこの戦略をとるのでは?と言われているようですね。
ウィズコロナ時代で起きる課題
日本は5月末まで緊急事態宣言が延長されましたが、6月から本当に経済活動が再開できるかと言われると不安は残ります。
また今後のコロナ対策として上記3つのいずれかの戦略をとるのか、それとも日本独自の戦略をとるのかもまだ定まっていない様子です。
私も5月中はリモートワークですが、その先のことは全くわからないので、なんとなく不安はある心境ですね。。
YouTubeなどでもコロナ関連のコンテンツをたまに見るのですが、よく話されているのは、ウィズコロナ時代で起きるリモート格差やマネジメントの見直しといった課題です。
リモート格差はリモートができる職種とそうでない職種があることから、生産性や所得に違いが生じる問題です。
またリモートワークによって「仕事する=会社に来る」という概念ではなくなるので、マネジメントの在り方も変わらざるを得ないと言われています。
JD(Job Description:職務内容)を明確にして、働く側の仕事を明確にしないと管理や評価ができなくなる…というわけですね。
今ぱっと考えるだけでもこれだけの課題が挙げられるので、今後この状態が続くことで、さらに変化が強いられる場面が出てくると思います。
また余談ですが採用市場においては、人材業界、サービス業界、飲食業界、イベント業界の求人はやはり激減しており、職種でいうと欠員以外の営業職やマーケティング職(オフライン系)も減っています。
採用は将来の売上の源ですから、現在採用を絞っている影響はこの先に出てくると思いますね。。
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先が不透明だからこそ意識すべき個人の金銭的・キャリア的備え
今回のコロナ禍は1つの教訓な気がしています。この先もどうなるかまだ読めないので、個人としての金銭的、そしてキャリア的な備えは重要だと再認識させてくれます。
金銭的な備え
このような状況になって思うのは、やはりある程度の貯蓄があり、身軽な状態(固定費や支出を抑えた生活)でいることは精神的な余裕に繋がるのだな、という点です。
金銭的な備えがなかった場合「仕事がなくなったらもうダメだ…」とは不安が肥大してしまいます。経済が良いときは問題ないのですが、今のような不景気になったとき、備えているかどうかは大事なのですよね。
私については投資も継続していて、むしろ積極的に割安な銘柄を買っていこうというスタンスです。まだこれから下がる可能性があるものの、今の仕込みは将来のためになると考えています。
今は株価が下がっていますが(一時よりは回復したけれど)、5年10年のスパンでみれば回復すると言われています。
それはコロナ影響によって経済活動ができないだけで、モノやサービスに対する需要自体はなくなっていないからです。
経済活動が再開すれば、時間は要するにせよ以前の水準までは回復すると思っています。トランプさんも早く経済活動を再開させたがっていますよね。
キャリア的な備え
また今回のことで、ウィズコロナ時代に強い会社、弱い会社が明確に分かれてしまいました。(もちろん各社様々な事情があると思いますが…)
私はCA(キャビンアテンダント)の友人がいますが、しばらくは自宅待機状態だそうです。冒頭でバフェットが示唆した通り渡航客が元に戻らないとしたら、今まで通りのCA数は不要となります。
これは一例で、ウィズコロナ時代では淘汰される業界や職種が多数出てくると予想されます。
個人的に思うのは、もしこれからキャリアを考えるのであれば、サブスクリプション型のビジネスを展開している会社(これまでの積み上げで売上が確保できる会社)や、リモート完結できる仕組みのある会社を選ぶといいかもしれません。
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まとめ
ちょっと俯瞰してみると、1990年頃は日本のバブル崩壊があり、2000年代前半にはITバブル崩壊、2010年前後はリーマンショック、そして2020年に今回のコロナショックです。
10年に1度、世界的にマイナスな事件が起きるのは、やはり世の常なのかもしれません。
しかし今回においては、事態収束後は元に戻るのではなく、新しい在り方が定着する(=世界が変わる)のだと思っています。
だからこそ、貯蓄、投資を続けつつ、生活や働き方においても備えを意識していきたいですね。
自宅待機が続きなんとなく気が滅入ってきてしまいますが、この状況はいつまでも続くわけではないので、1つの転機だと思い前向きに考えていきたいところです。
それではまた!
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