どうも、しにち(@yurukashi_yrks)です!
日経新聞にて「世界経済の長期停滞論が活発化されていきている」との記事を発見しました。(有料会員記事なので読めない人はすみません。。)
記事によると、世界の有識者たちが「世界経済は陰りを見せており、今後長らく停滞する」といった意見を示しているようです。
先日ダウが反発して3か月ぶりに高値になったばかりですが、一見調子が良さそうに見える景気も、マクロで見ると不安要素を抱えているんですかね…!?
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世界経済の雲行きは良くない
ダウ平均など直近の指数を見るとそこまで景気の落ち込みは感じませんが、世界経済の成長率というマクロな視点で見ると少し違った印象を抱きます。
実は2019年の世界経済の成長率は3%を割るかもしれない、との見通しがあります。
下記は2018年中のIMFのデータですが、ここ数年の世界経済成長率は3.2%(2016年)~4.2%(2011年)の間で推移してきました。
画像元:https://finance-gfp.com/?p=145
この表では2018年以降が予測ですが、実際の2018年の経済成長率は3.6%であり、悪くない数値でした。(参考:ニッセイアセットマネジメント資料)
当初は2019年も同等の水準で着地するだろうと見込まれていたのですが、3%を下回りそうな悪材料が、ここにきて揃っているようですね…。
世界経済の成長を妨げるいくつかの要因
さて、多くの有識者が世界経済の長期停滞を示唆している、という話に戻ります。
代表的な意見として、IMFのゲオルギエバ専務理事が「世界経済は同時減速に直面している」と宣言しました。
詳細はIMFのブログ(The World Economy: Synchronized Slowdown, Precarious Outlook)に書かれていますが、経済が世界的に減速している要因をまとめると、下記あたりがポイントのようです。
・ユーロ圏や中国における新排気ガス規制に伴う混乱など、その他多くの要因によって自動車産業が後退している
・アメリカとユーロ圏では、サービス業も勢いを失い始めている兆候が見られている
このような状況をみて、IMFは2019年の経済成長予測を3%へと下方修正しました。そして、その数値すらもさらに下がりかねないと危惧されています。
ちなみにこれを見ると2020年の成長率見通しは3.4%になっているので、「なんだ、また回復するんじゃん!」なんて思ったのですが、それにも不確実性があるようです。
IMFの資料によると、経済成長を牽引するのはアルゼンチン、イラン、トルコなどの新興国と発展途上国なのですが、上記不安要素によってアメリカや中国、日本などの主要経済国が低迷する見込みであり、その影響を大きく受けるリスクがあるようです。
また、イギリスのEU離脱(ブレクジット)による貿易摩擦の激化や地政学的な緊張の高まりも各国の経済活動に混乱をもたらし、新興国やユーロ圏の成長を阻むかもしれない、とされています。
…まぁ細かく書いてしまいましたが、要は経済が停滞する事象やリスクがたくさんあって新興国や発展途上国の成長にも悪影響を及ぼしそうなので、世界がヤバいってことみたいですね。(表現の中2感)
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まとめ
確かに今世界経済に不安要素はたくさんあります。でも世界経済の長期停滞が叫ばれていても、投資を続けることに変更はありません。
世界が資本主義を中心としている以上、投資家が恩恵を得るのは仕組みとして必然だからです。
主に米国株を中心に運用している私としては、短~中期で停滞しようとも、長い目でみて経済成長・株価伸長は期待できると思っています!
ではまた!
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