どうも、しにち(@yurukashi_yrks)です!
先日、バフェット太郎氏の「バカでも稼げる「米国株」高配当投資」を読みました!
米国株にはもともと興味があって、メインの投信積立に加えショットでETFを買っているのですが、やっぱりいつかは米国個別株にも手を出したいと考えていました。
そこで個人投資家の中で有名なバフェット太郎氏の書いた本書を読んでみたのだけど、具体的かつ読みやすい内容で満足な1冊でした!
煽りがおもしろいとの噂でしたが、その噂通り冒頭でいきなり「マイホーム購入なんてクソダサい投資を平気でやる日本人」なんて書かれてあり、クスクス笑いながら楽しく読めましたね。笑
というわけで今回はこの「バカでも稼げる「米国株」高配当投資」について、一部をご紹介しますよ!
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Contents
米国株はこれからのスタンダード
まず前半部分で印象的だった主張は、米国株投資は特別なことではなく、これからのスタンダードだ!という点です。
米国株に目を移せば、参入障壁が高く競争優位性があり、圧倒的なネットワーク効果と市場シェアを有し、高い営業利益率を誇る銘柄がゴロゴロあるわけです。
しかも資本効率を示すROE(自己資本利益率)も総じて高く、25年以上連続で増配を繰り返す企業は米国100社以上、日本は花王1社のみ。
マジでこれ何なの?って思うし、もうそれなら米国株でいいでしょと思うのが自然だと思うのです。
なぜ米国株がスタンダードになるかというと、米国経済には企業が成長していく要素がたくさんあるためです。
例えば、移民を含めた人口の増加や株主ファーストの風土、起業家スピリットなどが挙げられます。そんな環境だからこそ、25年以上連続で増配を繰り返す企業が100社以上存在するわけですね。
いまや世界に圧倒的な影響力を持つプラットフォーマーGAFA(Google、Amazon、Facebook、Apple)も、米国だからこそ生まれたのだと思います。
日本に住んでいると日本への投資が普通と思いがちですが、日本市場は世界の時価総額のわずか10%にも及びません。
一方で米国市場は世界全体の半分を占めているわけなので、このスケールの観点からも米国投資がスタンダードと考えるのは自然なことなのですね。
若い世代は既に米国株投資を始めている
現役世代はETFやインデックスファンドを利用して外国株に広く分散投資をしていますし、その投資スタイルは長期投資である場合が多いです。
では、この世代が60代になった時、つまり平均的な日本の投資家になった時、外国株への分散投資をやめて日本株に集中投資するなんてことになると思いますか?なるわけがない。
(中略)日本の20〜40代の現役世代が日本株ではなく米国株を中心とした世界の株式に分散投資しているのは、何もブームでなく、これからのスタンダードであることがわかると思います。
日本の全投資人口の年齢別分布は、下記のとおりです。
[table id=26 /]
見るとわかる通り、50代以上が4分の3を占め、半数以上は60代以上のシニア投資家です。そしてシニア投資家のポートフォリオは昔から変わらず日本株オンリーであることが多いようです。
しかしながら、既に20〜40代の投資家の中には外国株に分散投資をしている人が多いため、今後は時間の経過と共に、米国株がスタンダードになっていくことが予想されます。私も追加で購入している投信は、もう日本株は入れていませんしね。
米国株投資はスタバでフラペチーノを飲むくらい簡単
スタバでフラペチーノを飲むこととスタバの株を買うことはそれと同じくらい簡単なわけです。
しかし、日本の個人投資家はなぜか「英語ができなければアメリカ株に投資してもカモにされるだけ」とか言って、すごく消極的になるわけです。
米国株であるスタバの株を買うのはフラペチーノを買うくらい簡単、と聞くと「そんなバカな!」と感じるかもしれませんが笑、バフェット太郎氏の主張通り、米国株投資は私たちがイメージするよりもはるかに簡単に始められるのです。
証券会社で口座を開設すればすぐに銘柄の購入が可能だし、ロイターやブルームバーグ、ウォールストリートジャーナルを通じて、米国経済の情報はほとんどタイムリーに「日本語で」手に入れることができます。
つまり、ネットのおかげで今は英語が出来なくても簡単に情報が得られる時代になっているのです。
「日本とは別の国だから」「英語ができないから」という理由で米国株投資をしないのは、本当に機会損失なのですね…!
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米国株による最強のマネーマシンを作るべし
さて、そんな有望ですぐに始められる米国株投資ですが、実際どのように投資を行ったらいいのか?
もちろん本書ではその投資ポイントが書かれていますので、大枠の部分について少しお伝えしますね。
米国株長期保有&再投資がべスト
バフェット太郎氏の推奨する投資法は、優良な米国株を長期保有し、その配当をさらに投資に回して資産を作っていく配当再投資です。
トレーダーのように売ったり買ったりを繰り返すのではなく、優良と思われる企業の株を長期で保有し、得られた分配金はすべて投資に回していく手法です。
バフェット太郎のポートフォリオは配当再投資戦略に最適化されていて、お金がお金を生むマネーマシンになっているので、資産が永続的に増え続けることが期待できます。
マネーマシンの具体的な中身について言うと、米国の超大型連続増配高配当株式10社に均等分散投資することができていて、バフェット太郎はこれらの企業に合計5000万円くらい投資しているので、毎月10万円くらいの配当金を働かずに得ています。
5,000万円の投資額、そして月10万の配当金、素晴らしいですね…!
配当金を投資に回しているので、まさに複利の恩恵を活用し、資産を増やしているのです。
そして意外なのが、ポートフォリオはすべて超大型企業であるという点。
大企業と言うと、もう成長しきっていて配当金が少ないイメージがあったのだけど、アメリカの大企業は全くそんなことはなく、長年増配し続けている企業がたくさんあるのですね。
景気の波がうねり続ける日本と違い、アメリカ経済は構造的・環境的に今もなお右肩上がりに成長していて、将来的にもさらに拡大していくと言われています。(短期的に見ればリーマンショックのような事象はあると思いますが、長期的に見れば成長する材料は揃っているというね。) 本当、日本を基準に考えてはダメなんだなぁと感じましたね。
分散投資は8〜16銘柄に絞る
またポートフォリオの銘柄数ですが、8〜16銘柄への分散投資が「おいしい薄め具合」と書かれています。
バフェット太郎は10銘柄に分散投資していますが、クソダサい投資家ほど1〜2銘柄に集中投資したり、50〜100銘柄と行き過ぎた分散投資をしたりするものです。
(中略)保有銘柄数が8〜16銘柄になると分散投資によるリスクの低減効果が次第に消え始め、20銘柄を超えるとそれ以上の低減効果が気にならないくらいに小さくなります。
またもや煽っていますが笑、分散投資の最適効果は8〜16で、20銘柄を越えるとリスク低減効果はほぼなくなることがわかっているそうです。
リスクを気にしすぎて銘柄を増やしすぎるとポートフォリオの管理が難しくなったり、売買手数料がかさむなど、デメリットが多くなってきます。
そのため、米国株は8〜16銘柄に厳選しましょう!との主張ですね。
私は今のところ個別銘柄はほとんど持っていませんが、今後保有するときは多くなりすぎないよう、8~16銘柄を心掛けたいと思います。
まとめ
以上、簡単にですが「バカでも稼げる「米国株」高配当投資」のご紹介でした!
本書を読む前から米国株投資推奨でしたが、読んだ後はその思いがさらに強まりましたね。
ここではほんの一部のお伝えとなりましたが、本書にはもちろん具体的な銘柄の選び方やポートフォリオの組み方、バフェット太郎氏が厳選する黄金銘柄30種などが紹介されています。
実は私も早速影響を受けまして、先日コカ・コーラの株を50株ほど購入してしまいましたからね。笑
冒頭に書いた通り、現在メインの運用はS&P500とMSCIコクサイに連動した投信積立ですが、いつかは配当金が得られるポートフォリオに移行したいと考えています。
そのため、具体的な銘柄まで書かれている本書のポートフォリオは、非常に参考になりました!
米国株を始めてみたい人だけでなく、これから投資を始めようも思っている初心者の方にとっても読みやすい内容だと思います。
興味がある方、気になった方は是非読んでみてくださいね。
ではまた!
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