どうも、しにち(@yurukashi_yrks)です!
今回はおなじみ、橘玲さんの本「働き方2.0vs4.0: 不条理な会社人生から自由になれる」を読みました!
以前から橘さんの本は多く読んでいるのですが、今回も勉強になった箇所が多くありましたね。
というわけで、学んだこと、そして思ったことについてちょっとまとめてみましたよ。
スポンサードリンク
関連記事
Contents
働き方2.0を目指す日本は古い
本書のタイトルである「働き方2.0vs働き方4.0」。働き方2.0とは以前からアメリカでは常識となっている成果主義の働き方を意味しています。
今年から有給5日間の義務化や残業規制が導入されたけれど、これは企業に時間給から成果給へシフトするようにという無言のメッセージでもあります。
つまりアメリカの企業スタイルを目指せ、ということです。
しかし、既にアメリカでは働き方4.0へとシフトしていると言います。それは、ITを使ったギグエコノミーでの働き方です。
ギグエコノミーとは、働き手がインターネットを使って仕事を受注し、単発・もしくはプロジェクトペースで仕事を行なう経済圏のことです。
組織に縛られない自由なスタイルということで、既にアメリカでは若者の間でも主流になっているようです。
このギグエコノミーによって、企業はコストを大幅に抑えられ、かつ個人も労働力を生かすことができています。
一方でこれから成果主義にシフトしようとしている日本企業。米国企業と大きな差があって当然かも…なんて思ってしまいましたね。。
ただし、ギグエコノミーは一見良さそうに聞こえますが、これはアメリカ企業が人材を抱えなくて済むと判断した結果、発展した形態となります。
自由な働き方である一方、能力のある人材でないと仕事の受注が難しかったり、移民や機械と戦わなければならないため、シビアな経済圏でもあります。
数年後や十数年後には、日本もアメリカのようなワークスタイルが取り入れられていくのでしょうね。。
技術革新によって人材価値に大きな差がつく
ギグエコノミーについて紹介しましたが、今後もアメリカ経済は合理的な判断を繰り返していくと予想されます。
その結果として、今後AIや新しい経済圏が出てくることで、さらに人材価値の差が広がっていくと言われているようです。
未来の社会や仕事について色々本を読んでるのだけど、今のところの理解はこれ。
AIとデジタルによって社会が効率化されると、ヒエラルキーが下のような順位になるっぽい。
【未来の層】
①資産家
②一流のクリエイターや起業家
③②のサポーター
④③の下にいるサラリーマン
⑤代替可能な労働者— しにち@ゆるかし! (@yurukashi_yrks) 2019年4月17日
世の中がIT化・高度化してくると、ITの仕組みづくりができる人材や、専門性が高い人材、複雑な社会で調整ができるような人材に富が集中していきます。
一方でITに疎く、専門性を有していない人材は、AIやロボット、そして安い労働力と競争しなきゃいけなくなってくるわけです。
自分も文系人間だし、これといった専門性を有しているわけでなはないので、未来を想像するとちょっと怖くなりますね…。
Sponsored Link
好きなこと・苦じゃない仕事をすることが大きな意味を持つ時代へ
労働人口が各層に分かれていくのは、世の中の流れ的に止められそうにありません。
橘さんの言葉を借りると、これからは「好きなことを仕事にするしかない残酷な世界」になっていきます。
というのも、上記のようにIT知識の有無、専門性の有無によって人材価値は大きく変わっていきます。
専門性を身につけるには学習や経験を積まなければならず、そのためには好き、もしくは苦じゃないと感じなければ続けられません。
人材価値を高めなければ淘汰される時代では、淘汰されないために、好きなこと・苦じゃないことを仕事にする以外ない!ということです。
私も経験がありますが、嫌々仕事をしてもスキルってあまり身につかないし、そもそも続けたくなくなるのですよね。。
スキルを積む意味でも継続する意味でも、 好きなこと・苦じゃない仕事に就くこと、そしてそんな仕事を見つける能力や行動が、これからの時代は超重要です。
好きなこと・苦じゃない仕事を見つけるには?
「好きなこと・苦じゃない仕事をしよう!」って意見はよく耳にするけれど、それを見つけることこそが難しいと思っています。
私自身もまだまだ模索中なのですが、過去の転職によって自分の特性や気質が理解できていることを考えると、やはり経験して判断することがベストなのだと思っています。
さらにいうと、別に最初から仕事として経験しなくてもよくて、ちょっとでも気になったことや好きになれそうなことがあったら、手広く小さく始めてみるのがいいのではないかな。
何が自分に合うかはやってみなくちゃわからないのだから、とりあえず色々やってみる。そこから「おっ、これは自分に合っているな」ってものが見つかったら、本格的に始めてみればいいのです。
また、個人的には本業についても、やってみて違うと思ったら何回でも転職したっていいのではと思っています。(一般的なキャリアアドバイザーの意見としてはNGですがw)
無駄に転職するのはよろしくないですが、転職の都度自分に合う仕事へチューニングできているのであれば、それは「好きなこと・苦じゃない仕事」へ近づいているってことです。
ITスキルや専門性がないと淘汰される時代、そして人生100年時代では、好きなこと・苦じゃない仕事を見つけることに大きな意味があります。
昔は「30代までに自分の進む道を決めるべき」なんて話がありましたが、IT社会でもあり、変化が激しく、労働年数が長くなるこれからの時代では、年齢は関係ありません。
「めんどくさい」「リスクがある」といった気持ちに負けず、 何度でもチャレンジ&経験をして、自分に合う仕事を見つけられたら、きっと強いですよ!
まとめ
というわけで、橘玲さんの「働き方2.0vs働き方4.0」を読んで学んだこと、思ったことについてでした。
本書では日本の未来、アメリカの未来、そして世界の未来の考察が細かく書かれていて、どのように生きればいいのか?についての意見が論理的にまとめられています。
「自分も市場価値を上げ続けないと生き残れないのか。。」なんて、 シビアな印象を受けるかもしれませんが、事実は事実。知っておいて損はない内容です。
一方で、労働市場で上にいけなくてもダメなわけではない!という点も、覚えておきたいところですね。
市場価値を上げるために無理なくやれることはやりつつ、それでもしもダメならまた違う方法で楽しく暮らしていけばいい。
そう考えると、そこまで悲観的になったり、必要以上に焦ることはないのだと思います。
こう見ると「スキルアップしないとヤバい…」「自分無理じゃん…」なんて思ってしまいそうだけど、今のところ
・市場価値を上げるのが苦じゃない仕事を見つけてスキルアップを試みつつ、
・仮に代替可能な層になっても人生楽しめる術(お金が不要な趣味)を身につけるって戦略がいい気がしてる!
— しにち@ゆるかし! (@yurukashi_yrks) 2019年4月17日
ためになる内容ばかりでしたので、よかったらぜひ手に取ってみてくださいね。
ではまた!
スポンサードリンク
関連記事