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今回は「持ち家と賃貸はどっちがいいのか」という、昔から続く論争について語りたいなと思います。

家というのは、おそらく普通の人が生涯で買うものとして一番高いものに違いない。そんな大事な買い物なのに、自分のまわりでも結構さらっと「実は先日家を購入してさ」なんて話す人たちのまぁ多いこと。

 

いや、いいんですよ。ちゃんと考えて納得した上で買ったのだろうし、他人の私がとやかく言う権利もないですから。でも正直なところ、本当に後悔しませんか!?とは思ってしまうのですよ。

本当に色んな可能性を洗い出しましたか?リスクとリターンを考慮しましたか?きちんと経済合理性を検討した上で決断しましたか?と。(←うざい)

マイホームを買うこと自体が夢だったという人もいるし、一概に否定はできないのだけど、なんとなくみんなと同じようにしたいからとか、家を買うことが一般的な幸せだからといった理由で買おうとしているなら、ちょっと待てといいたい。

とは言え、私も正確に持ち家と賃貸、どちらがいいのかを取り立てて比較はしたことがなかったため、これを機に色々と考えてみましたよ。

 

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持ち家についてよく言われるメリット

さて、まずは昔から言われている持ち家についてのメリットについて。

それは、持ち家は資産になるということ。

賃貸の場合、家賃はオーナーに支払うことになるため、払ったお金は消えていきます。

しかしローンでマイホームを買った場合は毎月の支払いはローンの返済、つまり自分の家の支払いに充てることになり、無駄に消えることはない。支払い終われば家は自分の物になるので、ただ支払い続けるだけの賃貸はもったいない!という論理です。

こう聞くと、確かに毎月消えていくだけの家賃を支払い続けるのは、無駄金のようにも思えてきますよね。

じゃあ持ち家にした方がいいのだろうか?

ところが、ことはそんな簡単ではないのですよねぇ。

マイホーム購入に伴うリスクと費用

マイホームを購入する上では、考えなければならない要素は他にも多くありますよね。思いついたところで少しまとめてみます。

・支払いができなくなるリスク

一番はこれ。何かの事情で毎月の支払いができなくなってしまうリスクです。

例えば怪我や病気で働けなくなってしまったりとか、急なリストラで職を奪われてしまったりとか…。

特に失業リスクは本当に怖いですよね。現代はバブル期とは違い、モノやサービスが溢れて飽和しているため、企業の成長は鈍化して、終身雇用は崩壊しました。なので、賃金やボーナスのカットは当然だし、失業してしまうリスクは昔と比べてもかなり高いです。

そんな時代でこれから先の30~35年、毎月変わらず8~10万の支払いを続けていかなければならないのは荷が重いのでは?と、どうしても考えてしまうのです。

・住宅ローン以外の費用

マイホームはローンの返済とは別の費用も存在します。

それは、固定資産税、地震保険料、駐車場代、修繕費などです。

駐車場代なんかは土地代に含まれるケースはあるだろうけど、これらの費用は大体月2.5万~3万程度発生するようです。家のどこかが壊れてしまったなんてときは、突発的な修理費がかかってしまうこともあると思います。

これらを予期して計算しておかないと、後で苦しむことになってしまいますよ…。

・資産下落リスク

マイホームを買った人って「家は資産だから」と主張しますよね。

でも、有形資産はすべからく減価償却されていく(年々価値が下がっていく)もの。ずっと買ったままの資産価値なわけではないのです。

ちなみにマイホームは購入した瞬間に資産価値が90%になりますからね

計算上だけでなく、月日が経てば新築だったマイホームも老朽化していきます。また、土地の地価変動で地価が下落することもリスクになります。

まぁ土地に関しては逆に、地価が上がれば万歳というわけなのだけど、それを購入の段階から読めるかって話よね。

・支払い総額の違い

当たり前のことですが、ローンを組んでマイホームを購入することは、借金をするということ。当然金利があるので、その分は金融機関に支払わないといけないですよね。

調べてみると3,000万円の物件(建物と土地合わせて)を固定金利1%、35年でローンを組んで購入した場合、毎月の支払いは84,684円、支払い総額は35,567,998円となり、5,567,998円が利息の支払い分となります。

多くの人はローンで家を買うので、この利息は必須の費用ということになります。分割だからわからないけど、ふたを開けてみると約550万円も銀行に支払うことになるんだよなぁ。

つまり欲しいものにクレジットカードを使い、分割払いで買っているのと同じことなので、こう考えるとちょっと抵抗感を感じてしまう。

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賃貸の場合

賃貸にすると上記のリスクと費用はだいぶ軽減されると思う。

ローンはなく借金をしていないので、賃貸を解約すれば支払い義務はなくなります。もし何かあって収入が減ったり途絶えたりしたら、家賃の低い家に移ったり、一時的に実家に住んだりすれば、お金を払わなくて済みますね。

そして、家賃以外の支払いもないし、資産の下落リスクはマンションのオーナーが担うものなので、借りている人には無関係です。

 

ただ支払い総額については、一概に言えないとは思います。

マイホームはローンを組むとは言え、もし支払い終えたらその後は金融機関にお金を払わなくて済むので、もしずっと住み続けるのであれば、賃貸よりも安く済むかもしれません。(ただ、固定資産税は支払い続けるし、修繕費などはかかってきますが)

だったらマイホームの方がいいじゃん!という最初の話に戻りそうになりますが、これは35年経った場面だけを切り取ったときの話

後に残るマイホームは上に書いた様々なリスクや費用を受け入れた分の恩恵ということになるわけですね。

ちなみにこんな話も

上記ではずっと住み続けるのであればマイホームの方が賃貸より安い、つまり金銭面ではマイホームの方がお得だとお伝えしました。でもそれはどんな人でも当てはまるのだろうか。

ということで、ここでちょっとおまけで「もし自分に3,000万円の余分なお金があるとしたら、3,000万円の家を買いますか?」というお話。

3,000万円あればローンを組む必要もなく、一括で家を買えます。そうすればそのあとの家賃はほぼ0。利息もなく、これからの固定費も大幅に削減できるので、家を買うべきと思いますよね。

しかしここで家を買わず、3,000万円で年利5%の投資信託を購入するとします。

そうすると年に150万円の配当金が入ります。月換算すると12万5千円。もし月10万の家に賃貸で住めば、年間120万円の費用なので、差額の30万円が収入になる。つまり、この場合家を買うよりも得をしています。

 

このようにずっと住み続けるとしても、人によってはマイホーム購入が必ずしも賃貸より得なわけではなく、賃貸の方が良い場合もあるのです。

この話を初めて知ったときはおもしろかったなぁ。

ちなみにこの本に書いてあるので、お金の話に興味があればぜひ。

 

持ち家と賃貸どっちが良いか

さて、では最終的にどっちが良いのかですが、一般的にはこれに正解はないようです。

というのも、これまで書いてきた通り、リスクを受け入れることができる人は、満足感や安心感のためにマイホームを購入するだろうし、そうでない人は賃貸を選ぶからです。

どっちでも良い!ということになると、なんなんだと言われそうなので笑、ここでは自分の意見を語りたい。

 

自分としては、やっぱり賃貸の方がいいと思っています。マイホームを買うことでのリスクを許容するのは現状難しいなと感じているのだよね。

最終的に家賃が(ほぼ)0のマイホームは魅力的だけど、その間の35年、今の時代は何があるか本当にわからない。そして家があることに縛られて他のことができなくなるという機会損失をなくしたいという想いもあります。

例えば、自分がチャレンジしたい仕事があったとき、ローンの問題や、場所の問題でそれを放棄しなきゃいけないのは、不自由で嫌だなと思う。家があることに縛られて生きるのは辛そう、というのが今の本音なわけです。

でも今後、売却時に元手が返ってくるような優良な物件(値上がりが期待できそうな物件)が見つかれば、購入を検討するかもしれないな。まぁそれを見つけることが難しいというのが問題なのだけどね。

まとめ

・マイホームを買ったほうが賃貸より得と言われるのは支払い終わったあとの話で、トータルで考えると必ずしも正しいわけではない
・なぜならマイホームの購入には今後の失業や価格下落などのリスクが存在するから
・リスクを考慮して賃貸で暮らすのは有効な手段だと思う

 

自分もこの記事を書いていて、はじめてマイホームと賃貸のどちらが良いのか真剣に考えました。そして考えた結果、今は賃貸の方が良いと判断したわけです。

住宅ローンを組んで家を買って、毎月ローンの返済をしている人は立派だと思うけど、今後何が起こるか、そして何がしたくなるかわからないため、やっぱり自分は極力身軽な状態でいたいです。

 

冷静に考えると、マイホームの購入って投資なんですよ。その買い物によってどれだけリターンが得られるのかが大切。

値上がりするかという金銭的なリスクとあわせ、本当に自分にとって有益かという点もリスク(不確定要素)なわけだから、投資を行うのは個人的には止めておきたいところです。

決してマイホーム購入を否定しているわけではないですよ!自分に合った決断が一番ということです。(無理やり)

ではでは!