どうも、しにち(@yurukashi_yrks)です!
コロナ影響によって変わらず株価は不安定ですね。引き続き買い場と見て、こちらは定期買付を続けております。
「株式の長期的なリターンは増益率そのものではなく、実際の増益率と投資家の期待との格差で決まる。」byジェレミー・シーゲル
最近の相場を見てすっごいこの言葉を思い出す。実体経済の悪化以上に投資家の不安の方が大きい(=格差大きい)と感じるから、粛々と買い増せばリターンは増すと思ってる😇
— しにち@経済的自由を目指す採用担当 (@yurukashi_yrks) March 17, 2020
さて今回は、株価下落で私が新たに追加購入しているオリックス株についてまとめてみようと思います。
オリックス株と言えば高配当利回り、そして手厚い株主優待が魅力の銘柄です。
現在300株ほど保有していますが、自分が買ったときは配当利回りが6%を超えていたので、「これは買いだっ!」と感じて即購入しました!
ちなみに余談ですが、自分は10年前の就職活動時にオリックスの採用面接を受けたことがあります。
今でも覚えていますが、1次面接で「オリックスが今後成長するにはどのような戦略が必要だと思いますか?」と聞かれ撃沈しましたw
学生にそれ聞くのは酷ですよオリックスさん!と当時負け惜しんだ記憶があるけれど、そんな面接をクリアした人が入社していると考えると、今となっては投資する上での安心材料になるなぁと感じますね!笑
というわけで、今回はそんなオリックスについて調べたことをお伝えしますね!
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Contents
オリックスの株主優待はすごい!
まずは気になる株主優待の内容からまとめてみます。(これを知ることで投資のモチベーションも上がるはず!)
オリックスの株主には「ふるさと優待」という株主優待制度があり、毎年届くカタログギフトから好きな商品を1つ選んで受け取ることができます。(100株以上保有の場合)
値段は明記されていませんが、3年以上継続保有の場合Aコース、3年未満保有の場合はBコースのカタログが送られ、Aコースでは10000円相当、Bコースはで5000円相当の商品がもらえます。
さらにオリックス株主カードも届き、オリックスグループのサービスを割引で使えるという特典もあります。(※下記は2019年度の優待内容です。)
画像元:https://www.orix.co.jp/grp/company/ir/individual/investment/furusato.html
これだけ優待もあり、かつ高配当ですから人気なのもわかりますよね!
ただ配当については後述しますが、ここ10年の間で劇的に増配している背景があります。高配当になったのはここ数年という点は留意が必要そうです。
オリックスの事業内容は?
そんなオリックスですが、どんな事業を営んでいる会社か?というのは、投資している以上押さえておきたいですよね。
イチローのCMでお馴染みのオリックスですが、一言で表すと大手総合リース企業です。
リースというのは、機械設備などをリース会社が購入し、それを個人や法人に長期で貸すことで利益をあげる事業です。個人では車なんかをリースで借りている人は結構いますよね。
ただし現在のオリックスは多角的に金融事業を行っており、リースの他に法人金融サービス、不動産事業、事業投資、海外でのアセットマネジメント事業など、かなり幅広く事業を拡げています。
もともとリース企業ではありますが、リース事業の構成は利益ベースだとわずか7%ほどになっているため、現在のオリックスは総合金融グループとして捉えてもいいのではと思っています。
オリックスの売上高・利益は?
次にオリックスの売上・利益についてです。売上や利益が上昇傾向かどうかで今後も上がる見込みがあるかというのは、投資する際に重要ですよね。
ここでは、オリックスの2016年から今年度までの売上高、営業利益、経常利益、当期純利益の推移をグラフにしてみました。
2020年度については通期決算がまだなので、この3月末時点でのコンセンサス予想を参考にしています。
★売上高
★営業利益(本業に必要な経費を差し引いて得た利益)
★経常利益(本業以外での収益を加えた利益)
★当期純利益(税金を引いた最終的な利益)
売上と営業利益は前期よりも減少、逆に経常利益は昨年を上回るも、最終利益としては減少する…というのがアナリストの予想です。
ちなみに2020年3月期3Qまでの事業利益でいうと、3,529億円で前年同期比+19%という結果です。 (不動産、事業投資、リテール、海外事業は好調で増益、一方で法人金融サービス、メンテナンスリースが前年同期比で減益でした。)
つまり、次の4Qでの業績が悪化するのでは?というのが市場の見立てということですね。
予想も右肩上がりならば安心でしたが、これはコロナ影響が盛り込まれた結果でもあります。
金融事業としては多角的で盤石、そして利益も出ていますし、安定性はありそうだなと個人的には感じています。
オリックスの配当性向と1株配当金額は?
足元の業績はやや悲観的なオリックスですが、投資する上で重要な配当性向(最終利益のうちどれだけの割合を配当金に回しているか)と1株配当金額の推移を見てみたいと思います。
★配当性向
★1株配当(年間)
まず配当性向ですが、日本国内上場企業の平均は30~40%と言われているそうで(ちなみに米国企業の平均も同水準程度のよう)、そう考えるとオリックスはまだまだこれからに期待したい水準と感じます。
例えば増配企業で有名な花王は40%超え(2019年12月)ですし、KDDIなども30%半ばから40%台で推移しています。
また配当金額については近年大幅に増配していてありがたい限りですが、2020年の計画では前年と同額が予定されており、アナリストの予想通りになった場合、減配のリスクもあると思います。
調べたところ、リーマンショック時は株価が激減して配当も7円まで下がったらしいので(やば…!)、魅力的な配当利回りではあるものの、オリックスには減配リスクがあることは頭に入れておきたいところですね。
オリックスのEPSは?
EPSとは1株あたりの当期利益で、1株あたりでちゃんと儲けが出ているかどうかをチェックする際に用いる指標です。
★EPS(1株あたりの当期利益)
EPSは昨年までは堅調に増えていて良い傾向です。
が、2020年3月期の決算では利益が下がる見通しもあり、この記事を書いている時点で試算してみたところ(発行済株式数13.25億)、EPSは約227円ほどになりました。
このままアナリストの予想通りであれば、2020年のEPSも減少する方向です。。
オリックスのPER(割安性)は?
PERとはEPSあたりの株価であり、その株が割安かどうかを測るために用います。
2020年3月27日時点でオリックスのPERは5.55であり、一般的にはPERが10を下回れば割安と言われているので(一概には言えないものの)、PERについてはかなり割安となっています。
コロナ影響でその他銘柄も軒並み下がっているとはいえ、オリックス株が買い時というのは間違いないと感じますね!
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まとめ
以上、今回自分が購入したオリックスについて、調べたことをまとめてみました。
通期の利益予想はあまり芳しくはないものの、そうだとしても事業内容、配当利回り、PERを考慮するとかなりの買い時だと感じています!
そして日本株をこんなにしっかり調べたのは初めてだったのですが、保有銘柄や好きな企業を調べるのって楽しいですねw
今回調べたことは他銘柄の分析にも役立ちそうなので、今後も保有銘柄や購入予定の銘柄を中心に、調べたことをお伝えしていきますね。
今はかなり相場が荒れていますが、この株価低迷をチャンスに変えて、退場しないように継続していきましょう!
ではまた!
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