こんにちは、しにち(@yurukashi_yrks)です!
「GAFA」という言葉をご存知でしょうか。
GAFAとは、Google(グーグル)、Apple(アップル)、Facebook(フェイスブック)、Amazon(アマゾン)を合わせた略称です。
これらの企業は、知らない人はもういないくらいに巨大になり、私たちの生活に強く結びついていますよね。
考えてみると、我が家もGAFA全ての企業の製品やサービスを利用しています…!
先日「GAFA 四騎士が創り変えた世界」という本を読んだのだけど、私が思っている以上にGAFAは世界を支配している企業なのだと知りました。
そして、GAFAが支配するこれからの世界では、従来の企業が普通に活動していても太刀打ちができず、個人も人生戦略をあらためて考える必要があるというのです。
筆者は本書にて「GAFA以後の世界は現代の必修科目だ」と語っています。確かにデジタル変革によって、世界はものすごいスピードで変わっていっていますからね。
何も考えずに生活していると、ただ取り残されるというだけでなく、経済的・社会的にも不利益を被るリスクがあるかもしれません…!
というわけで今回は、そんなGAFAのすごさと、デジタル企業が経済を牽引する世界で私たちがとるべき人生戦略についてまとめてみました。
かなり量が多かったけれど、GAFAを知るためには必読の書でしたよ!
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Contents
世界を変えたGAFAのすごさ
画像元:http://bddnews.com/post/20180316_40310/
大前提として、なぜGAFAがここまで成長しているのかというと、GAFAは私たちの本能に訴える強い製品力を持っているためです。
知りたい、カッコよく見られたい、人と繋がりたい、物をたくさん持ちたい。
誰もが持つこれらの本能にうまく訴えたことで、GAFAは現代の巨人になったというわけです。
それに加え、もちろん各社独自の戦略や強みも存在します。下記にて、GAFAの特徴やすごさをもう少し詳しくお伝えしますね。
Google(グーグル)
画像元:https://www.lifehacker.jp/2015/09/150914mediagene_gizmodo.html
まずは、インターネット世界の覇者と言っても過言ではないグーグルについてです。
現代人でグーグルのサービスを利用しない人はほとんどいないはず。(意識的にせよ、無意識にせよ)
特にウェブサイトを運営する人はグーグルを「神」と呼んでいたりしますが(私も呼んでいます。笑)、確かにグーグルのアルゴリズム変更1つで検索順位が大きく変わるため、本当にインターネットの神と呼んでいいくらいの存在ですよね。
いまやグーグルの時価総額は、グーグルの次に大きなメディア企業8社の合計と同じという金額になっています。
グーグルの強みは多くありますが、特筆すべき点は「他社が真似できない圧倒的なインフラサービス」と「世界最高の人材が集まっている」ことです。
今後も私たちをあっと驚かせるサービスを生み続け、他の企業はそれに太刀打ちできず、競争より共存するという戦略を取るのでしょうね…!
※グーグルの強みについては別記事でもまとめています。
Apple(アップル)
画像元:https://www.gizmodo.jp/2015/09/post_18250.html
伝説的な存在となったスティーブジョブズ。彼が作った企業で今も躍進を続けるのがアップルです。
ジョブズが他界してから、世間ではアップルの先行きが不安視されていましたが、新CEOのティムクックによって、組織や経営が精査され、2015年には534億ドルもの利益が生み出されました。
時価総額はアマゾンと競っておりますが、2018年11月末時点では時価総額が約8,470億ドルで、GAFAの中でナンバーワンです。
このように、ジョブズがいなくなったあともなお、アップルの好調は続いています。
私はこれまで、アップルはiPhoneを作れる高い技術力が強みだと思っていましたが、アップルの強みは「圧倒的なブランド力」とそれを支える「アップルストアの存在」だったのですよね。
ブランドを持つ企業は息が長いと言われています。これからもIT企業唯一の高級ブランドとして、不動の地位を維持し続けるのだと思います。
※アップルの強みについては別記事でもまとめています。
Facebook(フェイスブック)
画像元:https://smartio.life/news/ai-assistant/facebook-smartspeaker0215/
マーク・ザッカーバーグが立ち上げた企業、フェイスブック。
同社はフェイスブックをはじめ、インスタグラムやワッツアップといったプラットフォームを保有しており、約20億人のユーザーがフェイスブックのサービスを利用しています。
人類の数がおよそ70億人であることを考えると、人類の4分の1を繋げることに成功した唯一の企業がフェイスブックというわけです…!
私も例にもれずインスタグラムのアカウントを持っていますし、周りの友人知人を見てもフェイスブックかインスタグラム、どちらかは大抵利用していますからね。
フェイスブックの強みは「規模とターゲティング能力」や「スピードと順応力」だと言われています。
フェイスブック以上に、ユーザー一人ひとりに適切な広告やコンテンツを配信できる企業はありません。SNS界隈は今後もフェイスブックを中心に回っていきそうですね。
※フェイスブックの強みについては別記事でもまとめています。
Amazon(アマゾン)
画像元:http://gaku-sha.com/company/amazon
アマゾンはネット通販業界を牛耳り、さらにアマゾンプライム、アマゾンエコーなどを展開している超巨大企業です。
今小売業界は、完全にアマゾンが一人勝ちしている状況ですよね。
アマゾンのすごさは「高い資金調達力」や「莫大な自己投資によって作られた高い壁(参入障壁)」です。
CEOであるジョフ・ベゾスはストーリーテラーとして天才らしいです。ベゾスが語るアマゾンの未来に投資家は資金を出し、アマゾンはその資金を独自の戦略で自己投資に回すわけです。
都心に倉庫を持つなんて資金がないとできないし、資金があってもコストが高すぎて普通の企業はやりませんからね…!
圧倒的な資金力で他社がやらないことをやり、真似できない壁を築いて一人勝ちする。
この戦略は今後も続いていくでしょうし、個人的にもAmazonがどこかに負ける未来は想像できません。
※アマゾンの強みについては別記事でもまとめています。
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GAFA以後の世界で私たちがすべきこと
さて、それぞれに強みがあるGAFAですが、これからもGAFAが中心となって世界が回っていくことが予想されます。
つまり新たなサービスや仕組みがどんどん登場し、これまで以上に早いスピードで身の回りの環境が変わっていくということです。
そんな現代に生きる上で私達がすべきことについても、本書ではまとめられています。(ここからは引用を含めてご紹介しますね。)
新しいものを受け入れる
四騎士(GAFA)は大きなビジネスを支配している。影響を受けないものはない。それらを使いこなせなければ、ビジネスを営むことは(しだいに)できなくなる。
(中略)四騎士を使うこと、そしてそれを理解することは、テーブルに賭け金を置くことだ。さあ、ゲームに参加しよう。
変化がより早くなっていく時代だからこそ、新しいことを受け入れるスタンスが必要だと主張されています。
「そりゃそうだろう」と思った人も侮ることなかれ。次の10年はこれまでの10年よりも遥かに早いスピードで変わっていくと言われているのです。
これからは「若者の流行るものはわからない」なんて線引きをするのではなく、何ごとも理解を試みて使ってみることが重要なのですね。
でないとそのうち、社会での共通言語に自分だけ置いていかれる現象が起こったり、知らないことで損をする場面が増えてくるかもしれません。
私もTwitterやインスタくらいはやってますが、ITツールなどにはまだまだ疎いので、もっと感度を上げなきゃなぁと痛感させられました。。
好きなことではなく得意なことでキャリアを築く
やりたいことをやるのではなく、才能を持っていることをやるのだ。自分は何が得意なのかを(早いうちに)見極め、その道のプロとなるよう力を尽くす。
大好きになる必要はないが、嫌いであってはいけない。訓練でプロのレベルに達するなら、世間から認知されて報酬を受け取ることで、それを好きになれるだろう。
キャリア戦略についても、このようにおもしろい記述がありました。「好きなことではなく、得意なことでキャリアを築くべき」という主張です。
これは以前紹介した、2ちゃんねる創始者のひろゆき氏も同様の話をしていましたね!
「好きなことをしてはいけない」という意見ではなく、安定を目指したキャリアを考えるなら、自分が苦じゃない仕事・得意な仕事についたほうが成功しやすいということです。
また、上記の通り最初は好きじゃなくても世間的・金銭的な評価を受けることによって、結果として好きになるというケースも多いと思います。
今の仕事に不満があって、かつ好きなことも見つからないという人は、苦じゃないこと・得意なことを軸に仕事を選んでみるといいんじゃないかな。
株を組み込んだ資産計画を立てる
現金の報酬はあなたのライフスタイルを向上させるが、それで財産は増えない。そして人は貯金するようにはできていない。
収入が増えると、同じくらいの収入を得ている人たちとつき合うようになり、そこで目にするものが欲しくなる。あっというまにビジネスクラスに乗るのが当然になり、そこから引き返せなくなる。
(中略)豊かな生活への計画には、収入以下の生活、そして収入を生む資産形成が必要である。豊かさとはいくら稼ぐかよりも、きちんと計画を立てることなのだ。
まさかこの本で資産形成について書いてあるとは思いませんでした!
しかし著者が話す通り、現代を生きる上でお金の計画を立てることは超重要です。
本書では報酬の一部を株で運用し、収入以下の生活を心がけて富を築くことが推奨されています。
GAFA中心の世界では変化が当然なので、今の仕事や収入を当たり前に思わずに、資産運用をして金銭的に備えることが有効な戦略となるのですね。
まとめ
というわけで、「GAFA 四騎士が創り変えた世界」についてのまとめでした!
読むのに結構時間がかかったけど、GAFAの特徴や今の世の中のことが知れて、とても良い本でしたね。
ここで紹介したことはほんの一部で、他にもGAFAの次にきそうな「NEXT GAFA」の予想だったり、「個人が成功するために必要な要素」など、濃い内容となっています。
GAFAやアメリカ経済を深く知りたい人や、将来世の中がどうなっていくのかに関心がある人は、ぜひ手に取って読んでみてくださいね。
それでは、また!
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