どうも、しにち(@yurukashi_yrks)です!
「好きなことを仕事にしろ!思いのままに生きろ!」
といったメッセージが世の中に多くなってきたのはいつ頃からでしょうか。
自分が学生だった2000年代後半頃はまだ、「ビジネスマンとして成長すべき」的なコンテンツのほうが多かった気がします。
おそらくリーマンショックが1つの契機で、「大企業に勤めていても将来どうなるかわからない」といった空気が日本に蔓延したんじゃないかなぁと感じます。
自分自身も、就活を終え企業へ就職したとき、漠然とした不安がずっと拭えなかった記憶があります。
このままずっと会社という箱の中で、嫌なことを我慢しながら生きなければいけないのか…と、真剣に絶望したものです。。
きっと今もそんな不安を抱く人の多さゆえに、「好きなことを仕事にしよう!自由に生きよう!」というメッセージは魅力的で、心に刺さるのだと思います。
でも冷静に考えて、好きなことを仕事にするって、当たり前ですがかなり難しいことです。
否定しているのではなく、その実現のためには色々と考えなければいけないことがあるので、言葉だけを鵜呑みにして無計画に行動するのは危険だと、個人的には思います。
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Contents
好きなことを仕事にするのは簡単ではない
確かに好きなことを仕事にするのは、この時代を幸福に生きる方法の1つです。
好きなことを仕事にできれば、その定義上、嫌な仕事はしなくていいわけなので、憂鬱な日々を過ごすことはなくなるでしょう。
しかし問題なのは、好きなことをお金にする工程は想像以上に難しいという点にあります。
多くの自己啓発本には「好きなことを見つけ、極めて、その分野の仕事に就く」という内容が書かれています。
それができればいいのですが、普通の人はそんなに簡単に物事を極められないし、そもそも好きなことは変わりますから、そう単純な話ではないと思うのです。
好きなことを仕事にする、聞こえはいいですが、そのためには知識や経験を深めるための時間や労力、そしてお金に結び付けるためのノウハウが必要です。
一朝一夕ではうまくいかないからこそ、言葉だけに洗脳されて「俺会社辞めて、明日からYouTube始めるわ!」という選択は推奨されないわけですね。
攻めの戦略だけでなく、守りの戦略も学ぶべき
世の中には不思議なほど「嫌な仕事を耐え忍ぶ人生から脱却するには、好きなことを仕事にするしかない!」というコンテンツが多いです。
けれどこれまでお伝えしてきたように、好きなことを仕事にするのは難しく、少なくとも一朝一夕ではほぼ不可能で、ある程度の検討や準備期間が必要です。
でも「嫌な仕事を耐え忍ぶ人生からの脱却」という目的であれば、好きなことを仕事にするだけが唯一の方法ではないと思っています。
好きな仕事に就くというのが攻めの戦略だとすると、守りの戦略、つまり生活コストを見直すことも有効な手段となります。
消費社会である現代、私たちの周りには購買欲を刺激する広告やコンテンツが無限に存在します。特にテレビやSNSでは、他人の(一見)華麗な生活が見れてしまうので、普通にしているつもりでも自然と生活レベルは上がっていきがちです。
すると「今の生活を維持するためにお金を稼がなきゃ!」という考えになり、嫌な仕事でも続けざるを得なくなります。
このループに嵌ってしまうと、時間もお金も取られて、好きなことを仕事にするための準備なんてなおさらできなくなってしまいます。
そうならないためにも、必要なもの、本当に欲しいもの以外は買わないような、消費が最適化された生活設計をすべきだと考えています。
「そこまで稼がなくてもいい」と思えることが心の余裕を生み、嫌な仕事に依存しないで済むようになりますからね。
攻めと守りの戦略をとりつつ、比較的苦じゃない仕事を見つけよう
好きなことを仕事にするのは難しく、軽率な行動は危険だ!と言っている私ですが、好きなことを仕事にすることを否定しているのでは決してなく、むしろ自分の目標でもあります。
これまでの話を踏まえてですが、将来好きなことを仕事にするため、そして自由な生活を得るために自分が今一番いいと思っている方法は、攻めと守りの戦略をとりながら、自分にとって比較的苦痛にならない仕事に就くことです。
生活コストを最適化して無駄な消費を減らせば、お金や時間に余裕ができ、好きなことを仕事にする準備に充てることができます。
しかし、大前提として今の仕事が自分に合わず苦痛でしかないのであれば、ストレスがやる気を奪い、前向きな取り組みができなくなってしまいます。
下手をすれば体調を崩したり、鬱になってしまうリスクだってあるかもしれません。そのため、少なくとも自分にとって苦じゃない仕事を探すことがまずは優先事項だと考えています。
頭脳派の人が体育会系ノリの環境にいたり、活発だけど不器用な人が事務作業中心の環境にいるのは、適材適所ではありません。無理は必ず後から自分に返ってきます。
「何が自分にとってストレスになるか?」を検討し、トライ&エラーをして、比較的ストレスが少ない仕事に就きましょう。細く長くでも仕事を続けられるので、攻めと守りの戦略が取りやすくなります。
②そこから支出を最適化して身軽な状態になる。
③身軽で余裕のある状態の中で、興味のあることを深堀りしたり、マネタイズの実験をしたりして、将来好きなことを仕事にするための準備をする。
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まとめ
好きなことを仕事にする。使い古された言葉ではありますが、これができるのは素晴らしいことですよね。
ただ今回書いたように、好きなことを仕事にするためにはいくつかのステップがあるということを覚えておきたいところです。
私自身、将来にむけてまだまだ試行錯誤をする日々ですが、好きなことを仕事にすることを視野に入れ、苦じゃない仕事の維持、生活コストの最適化について、今後も心掛けていきたいと思います。
それでは、また!
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