個別株、おもしろいですね。

最近はマーケットが過熱気味なので購入はしてないものの、個別株については引き続きチラホラ調べています。

一番悩ましいのはどうやって購入銘柄を選ぶか。

PER(10倍以下が理想)やPBR(1倍以下が理想)、時価総額(1,000億以上)を基準に、割安と思われる銘柄を選んでいるけど、他にも判断材料ってたくさんあるのだよね。最近では、プロの意見を参考にするコンセンサス予想もチェックしています。

今回はこのコンセンサス予想という値について紹介しますね。

 

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コンセンサス予想とは?

コンセンサス予想とは、プロのアナリストたちによる業績予想を平均化した値のことを指します。

企業の売上や利益が今後どう推移していきそうか、通期の結果がどうなりそうかを、アナリストたちが予想してくれるわけです。

決算期には、企業が自社の業績予想を発表します。「この調子でいくと、今年度の売上や利益はこんな感じになりそうです!」と、株主に説明するんですね。

もちろんそれを参考にしても良いのですが、自社の業績予想はどうしても甘くなる可能性がある。そこで、実際のところどうなりそうか!?というプロの意見、コンセンサス予想が存在し、投資家が参考値としてチェックしているのです。

コンセンサス予想は各証券会社などがそれぞれ出していますが、私は主にyahooファイナンスが運営している株予報を使っております。

コンセンサス予想をどう見る?

コンセンサス予想はよく、企業予想との比較で活用されます。

もしコンセンサス予想よりも企業予想が下回っていれば、企業はアナリストよりも自社業績を低く見積もっている、つまりリスクヘッジが出来ている企業だと判断されます。このような保守的な会社は、将来的に業績予想の上方修正が行われる可能性が高く、上方修正されればそれがきっかけで株価は上がりやすくなります。

このように、企業予想がコンセンサス予想よりも低いかどうかをチェックすることで、将来株価が上がりそうな銘柄を探し出せるのですね。

 

補足ですが、コンセンサス予想を見るときは情報が新しいものかどうかも大切です。昔のコンセンサス予想であれば、そのときとは状況が変わっている場合もあるので、企業予想と日にちの乖離がないか確認する必要があります。

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トヨタ自動車のコンセンサス予想の例

例として、トヨタ自動車の業績を見てみます。

現在は2018年3月期の業績予想、つまり2017年度通期での売上や利益がどうなるのか、企業とアナリストが予想をしている状況です。

これを見ると、コンセンサス予想よりも企業予想の方が低いので、しっかりとリスクを考えていることがわかりますね。

 

PERとPBRに加えて、このコンセンサス予想で堅実な業績評価をしているか見れば、より割安で優良な銘柄かどうかを判断することができそうです。

とはいえ、もちろん参考情報

アナリストが予想しているとはいえ、100%結果を当てるというのは無理な話。コンセンサス予想よりも企業業績が大きく下回る可能性だってあります。しかし、それでも我々が勝手に予測するよりは精度が高いのは間違いないですよね。

企業の予測が妥当なものか、その判断のためにコンセンサス予想も参考にしていくと良いと思います。こういったツールを使いながら少しずつ個別株に慣れていきたいですね。

 

参考記事です。

・個別株を選ぶ時のポイントをまとめた記事です。PERやPBRについても説明しています。

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