年収低い…。もう嫌だ…。
と常々思っているあなた。さぁ会社なんて期待せず投資や個人の取り組みを始めよう!
…と提案したいところですが、
自分の会社の年収がなぜ低いのかという点、考えたことありますか?
「そりゃあ、そういう人事制度だからだよ!」
だって、「会社が稼いでるのなら、その分給与に反映してくれよ!」という話ですからね。
今回はどんな構造で給料は決まってるのか?年収を上げるにはどうしたらいいのか?について考えたいと思います。
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Contents
そもそも給与はどのように決まるのか
そもそも、どのように給与は決まっているのでしょうか。
・経営陣が独断で決めている?
・他の企業を参考にして算出している?
・売上予測から逆算してる?
・一般的な相場を鑑みて決めている?
…なんて、色々予想は出てきそうですね。
実はどれも正解ではあります。しかし、さらに根本のところから考えると、
ある社員が働くには、その仕事をする体力や知識が必要です。そのため、会社は社員に対して、
こう考えると、
逆に単純労働(難しくない仕事)だと、特に難しいことを学ばせる必要がないから、
また、生活費や住居費については、その時代の相場や、
景気が良いときはモノの値段もインフレで上がるので、
というわけで、「
なぜ会社によって給与の高い低いの差があるのか?
もともとは上記のような生産コストから逆算して給与は決まっていました。
でも、
それには、下記のような理由があげられるのです。
①利益率が高い会社と低い会社という構造的な問題
当たり前の話ですが、全員が同じ生産性で働くわけではありません。
個人ベースでも定時で帰れる人と遅くまで残業している人がいるように、会社についても効率良く儲けている会社とそうでない会社があり、その違いで利益は変わってくるのです。
そうなると、
②会社の性格
加えて、会社の性格もあります。
どういうことかというと、仮に利益が出ても、
例えば、利益分を新事業の立ち上げのために使ったり、
一般的に支払われるべき人件費
「労働分配率」という指標を聞いたことがあるでしょうか。
これは、企業が生み出した付加価値のうち、
例えば、
この労働分配率も給与を決める一つの方法なんですが、
つまり、自分の会社の労働分配率が70%
まぁ投資に回している場合もあるし、
なぜなかなか給与アップがされないのか
さて、年収が低い原因を見てきたわけですが、そういった低年収の会社は将来的にも給与アップがなかなか難しいとされています。
その理由は、給与制度を改定して
賃金が変わらなくても簡単に人は辞めないし、会社は回ります。そのため、無理して自社の利益を圧迫させる必要はありません。
じゃあどこにお金を使ってるの!って話なのだけど、おそらく設備投資や事業投資、株などの金融商品の購入、
余談ですが、
また、「今はまだ会社を大きくするために利益を投資に回すべき」と思っている会社は、新しい事業の立ち上げや、
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利益があがれば給与は上がるか?
では、今よりも利益がアップすれば、
答えは…上がる可能性はある、といった程度です。
例えば、労働組合の春闘で給与アップするケース。これはたまにニュースで見るベースアップですね。(
または、ベンチャー企業が大幅に成長して、
上記以外は、なかなかないと考えづらいと思います。それくらい、
企業が給与アップをするインセンティブは、
・優秀な人材を確保したいとき(逃したくないとき)
・株主(世間)から評価を得たいとき
であると思います。
上記の春闘でのベースアップや、制度改定は、まさに株主や世間からの印象を良くするためや、優秀な社員を囲い込むためです。こういった目的があれば、企業は
年収を上げるにはどうすべきか?
さて、
その方法はこれまで話してきたロジックに基づいて考えると、
・構造的に利益率が高い業界へ移る
・利益を社員に還元する性格(システム)の会社へ移る
・現職で会社にとって必要な人材になる
・労働組合に働きかける
・株主や世間に働きかける、
これらの中で、現実的に考えると
・年収の良い企業へ転職する
・現職で成果を出す
という2つが、個人の取る選択肢になってきます。
まぁ当たり前の結論ではありますが、転職と現職での頑張り、どっちの方が自分に合っているかを考えるのが大事です。
現職の仕事が好きならば成果を出せるだろうし、
その見極めをした上で、
まとめ
ちょっと理屈っぽくなってしまってしまいましたが、なぜ自分の会社の給与が上がらないか、
元も子もないことを言いますが、個人的には「割に合わない!」
会社のために仕事をしても、
自分のことは自分で考え、自分の身は自分で守りましょう。
関連記事です。
・年収を増やす方法は労働以外にも存在します。「本気でお金を増やしたい!」という人のために、いくつかの方法をまとめた記事です。
・また、年収が上がらなくてもコストを下げるという方法もあります。コストを下げることで、企業への依存度も下げることができますよ。
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