どうも、しにち(@yurukashi_yrks)です!
先日「GAFA 四騎士が創り変えた世界」についての記事を書きました。
GAFAとはGoogle(グーグル)、Apple(アップル)、Facebook(フェイスブック)、Amazon(アマゾン)をまとめた呼び方で、記事では各社のすごさとこれから個人がすべきことについて、まとめております。
しかしながら、たった1つの記事ではGAFAのすごさは全然語りつくせなかった!と感じたため、GAFAそれぞれについてもう少し詳しくご紹介したいと思います。
というわけで今回はアマゾンについてです。
アマゾンの企業としての強みについて、まとめてみましたよ!
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アマゾンのすごさ
画像元:http://gaku-sha.com/company/amazon
アマゾンのサービスはよく知られていると思いますが、企業として何がすごいのかについては、実はよく知らないという人もいるのではないかな。
先日の記事にてお伝えしたように、アマゾンはネット通販業界のトップであると同時に、アマゾンプライム、アマゾンエコーなどの新しいサービス・商品を展開している超巨大企業です。
アマゾンプライムに至っては、2016年の全米における小売業全体の成長率が4%であったのに対し、アマゾン・プライムは40%の成長率をたたき出したそうです。
また、全米では世帯の53パーセントがアマゾンプライム契約していて、富裕層では固定電話よりも契約数が多いというのだから、おそるべきサービスですよね。(そして、もちろんうちも登録しております。)
小売りのほうも絶好調で、2016年のホリデーシーズン(11月、12月)のネット販売において、全体の38%はアマゾンによるものでした。
ちなみに次に続く会社を9社分合わせても20%程度というのだから、完全にアマゾンが一人勝ちしている状況です。
そんな現代の巨人と化したアマゾンですが、同社の強みには「高い資金調達力」と「莫大な自己投資によって作られた高い壁(参入障壁)」が挙げられます。
資金調達力がずば抜けている
画像元:https://engineer-intern.jp/archives/34982
アマゾンのCEOであるジェフ・ベゾスは「全世界の小売業を制覇する」というビジョンを掲げ、他社とは違う新しい取り組みを次々とスタートします。
そのビジョンとストーリーに多くの投資家が魅せられ、配当金がないにも関わらず多額の資金が集まっているのです。
アマゾンの収支報告にはいつも、成長というビジョンを強化し、利益を軽視する旨が記載されている。配当金は絶対に支払わないということを、株主たちに念押しする。殺し文句は世界制覇だ。
それらはクールな新しいテクノロジー(ドローン)、コンテンツ(映画)、そしてアマゾン・エコーで完成する。これがストーリーテリングだ。
『ハリー・ポッター』と同じで、いま読んでいる話よりも、次の話のほうが常におもしろい。
ハリー・ポッターの例は的を得ていますねw 「次はどんなことをするんだろう?」というワクワク感が投資家を熱くしているのだと思います。
確かに街中でドローンが荷物を運んでいたり、都会の真ん中に空飛ぶ倉庫が本当にできたら、ものすごくおもしろい未来になるなぁと感じます。
普通ならそんなことは否定されるだろうけれど、ジェフ・べゾスが、アマゾンが語るからこそ、現実味を帯びてくるのでしょうね。
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莫大な自己投資によって他社が真似できない壁を作っている
アマゾンは多額の資金を持っていることや、その経営の考え方から、他社ができないこと・やらないことを実践しています。
例えば倉庫を建てる場合、都市部の近くだと不動産や土地、人件費が高くなるので利益が圧迫されてしまいます。そのため、普通の企業は郊外などコストの安いところに建てようとしますよね。
しかしアマゾンは違います。割高だと思われることにも莫大な投資を行うのです。何千億円もかけて都市部の倉庫を運営し、それによって配送時間を1日に短縮させる。そして、顧客からの圧倒的な支持を獲得するというわけです。
配送時間を2日から1日に短縮する?それには何十億ドルもかかる。アマゾンは自動化された倉庫を都市部近くに建てなければならなくなる。そのような土地は不動産も人件費も高い。従来の基準では、わずかな利益のための莫大な投資である。
しかしアマゾンにとっては大きなチャンスだ。それはなぜか?メイシーズ、シアーズ、ウォルマートにはできないからだ。消費者がそれに飛びつくのを、競争相手は指をくわえて見ていることになる。
他社ができないこと、やらないことを率先して行い、アマゾンにしかできない状況を作り出す。これこそがアマゾンの強みとなっています。
まとめ
というわけで、GAFAの一角、アマゾンの企業としての強みについてでした。
筆者いわく、小売業は転換点を迎えているそうです。アマゾンの1人勝ち状態が続くようであれば、他企業が力を失い、その影響は労働者にも降りかかってくるかもしれませんね…。
我々は小売業の大きな転換点を目の当たりにしている。
農業従事者の割合が100年で50パーセントから4パーセントに低下したのと同じ現象が、これからの30年の間に小売業で起こるだろう。
とはいえ、アマゾンだけを否定するのは違うと感じます。実際アマゾンは消費者に有益なサービスを展開しているし、確実に世の中を豊かにしています。
願わくばアマゾン以外の企業にも調子を取り戻してもらい、業界全体が活気づけばいいな、なんて思いますね。(まぁそれがなかなかできないからこそ、アマゾンが勝ち続けているのだけれど…。)
このままいくと、アマゾンが全世界の小売業を制覇するのは本当に時間の問題かもしれません。
今後もアマゾンの動向には目が離せませんね!
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・私もかなりのアマゾンユーザーです。こちらの記事では、アマゾンプライムのおすすめコンテンツをまとめています。
・アマゾンエコーも重宝しております。声だけでニュースや音楽が聴けたりと、とても便利なツールです。
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