今回は自分の好きなアニメ「東のエデン」についてちょっと語ります。
2009年に放送されていたものだけど、いまだに観たくなる作品でございます。映画にもなったので、知っている人は多いかもですね。
最近NHKで3月のライオンが放送されてますけど、その作者、羽海野チカさんが作画を手掛けたアニメです。3月のライオンを観たらふと思い立って、記事にまとめてみました。
まだ観たことない人は試しに、既に観てる人は懐かしいなぁという感じで読んでいってください。
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東のエデン あらすじ
日本には、もうどうにもならない憂鬱な雰囲気がある…。
そんな気持ちを抱える大学4年生の森美咲は、卒業旅行でアメリカのホワイトハウスに来ていた。咲はそこで、滝沢朗と名乗る謎の青年と出会う。しかし彼は自分の名前も、なぜここにいるのかもわからない。
ただ1つ、不思議な形をした携帯電話だけが残されており、コンシェルジュと名乗る女性から「記憶を消した」という話と、次に向かうべき場所だけが指示されていた。自分が何者なのか、記憶を取り戻すために携帯電話のむこうにいるコンシェルジュに話を聞こうとする滝沢。
しかし、コンシェルジュからは「何も話さないよう、過去のあなたから言われている。」「あなたには100億円を使い切る義務がある」と伝えられる。滝沢は、「100億円を使い、誰が日本をより良くすることができるかのゲーム」に参加させられていた。「わけのわからないゲームに参加させやがって!こんなこと考えたやつを見つけ出して絶対ぶっ飛ばす!」
記憶を取り戻し、自分を陥れた人間を見つけることに決めた滝沢。そして日本の現状と息苦しさを咲から聞くことで、今の社会に対して自分がしたいことを少しずつ見つけていく。
はたして滝沢は記憶を取り戻し、目的を果たすことができるのか。
既得権益を得る大人たちへ反旗を翻した若者の物語
あらすじを見るとデスノートとかライアーゲーム系の、頭を使った論理バトル!という印象を受けるかもですが、実際は今の日本社会を風刺した、SF寄りだけど現実感のあるストーリーに仕上がっています。
ストーリーでは、若者は既得権益を持った大人たちに食い物にされていると語られています。
大人たちは、自分たちが作った今の社会の仕組みを「当たり前のこと」と若者に刷り込み、それを強要する。多くの若者はその仕組みに耐えながら生きているが、その社会に適応できないものは淘汰されていき、結果として仕組みを作った大人たちにとっては居心地が良い、都合の良い世の中になってしまっている。
主人公の滝沢はそんな既得権益を得る大人たちに戦い挑んでいきます。東のエデンでは、「黙って大人たちに従う必要はない」というメッセージが込められているんですよね。
作中で、滝沢はニート達を集めて社会に向けた大規模な作戦を実行したり、咲のサークル仲間たちの起業を支援したりなど、大人たちの作った仕組みや雰囲気を打破するための色々な取組みを起こしていきます。
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今の日本の社会について考えさせられる
日本にある憂鬱な空気の正体はこれだったか…!
東のエデンを見た感想です。日本人は働き過ぎとか、鬱病が増えたとか、ストレス社会だとか言われてますけど、東のエデンで語られる「昔の大人が作った社会の仕組み」がそういう負の雰囲気を作っているんだと気づかされました。
昔の大人が作った「当たり前」に悩まされている人は、若者に限らず本当に多いですよね。
学校を出たら会社に入り、楽しくもない仕事を続けながら真面目に働いていくのが当たり前の世の中。その普通のレールから外れないように必死でしがみつき、自分を押し殺して生きていく。
無理してそんな生き方をしていたら、疲弊するのは当たり前だわ…。
働き方革命なんて言われているけど、本当に時代にあった生き方や働き方が必要なんだなと思いましたよ。
ちなみに東のエデンは続編映画が2本出ています。番外ではなく、思いっきり本編の続きなので、もはやアニメとセットで観る必要がありますw
まとめ
記事はちょっと重たい内容になってしまったけども、全然暗い話ではないです!絵のタッチも柔らかくて親しみやすいし、ほっこりするシーンもあって和みます。そして展開も早く、「次どうなるの!?」というようなワクワクする内容になっています。
全部で11話、続編映画2本なので、すぐに観れちゃいます。まだ観たことない人は、是非おすすめですよ!
ではでは!
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