「今の職場環境が自分にとってすごく居心地がいい!」

そう思えている人はとても恵まれています。

職場の居心地、雰囲気って本当に大事だと思います。自分にとって良い環境がずっと続いてくれれば、それに越したことはありません。

しかしながら企業にいる以上、そんな居心地の良い状況が一変してしまうリスクが残念ながら存在するのですね。。

・部署異動で居心地のいい部署から離れることになった
・仲の良いチームが解散になった
・頼りがいのあった上司が異動になり、今までの良い雰囲気が一変してしまった

などなど。上記はあくまで例ですが、会社の判断で今の環境がガラッと変わってしまうことはザラにあります。

そしてそれは、個人やチーム、部署という規模だけではありません。「会社そのもの」にも環境の変化が起き得るのです。

ここでは、そんな事実とリスクを受け止めた上で、私たちがどんな備えをすべきかを書いていきますね。

実際に私が見た企業の例を踏まえてお伝えします。

 

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企業は変わる…合併や買収に伴う組織改革というリスク

上記で述べた異動や解散というのは比較的起きやすい事象だと思います。読者の方には異動の経験がある方も少なくないですよね。

では、会社そのものが変わるというのはどんなときか?

それは、合併や買収による組織改です。

経営層が変わると、組織に変化を起こします。

働く人にとって良い変化であればいいですが、逆だと大変です。評価制度や人事制度が変わってしまい、自分にとってマイナスに動くことも十分ありえます。

トップが変わっていきなり今の環境が一変することって…よく考えるとかなりのリスクなのですよ。

実例:働きやすい会社が超実力主義の会社に

これは私が担当した企業の実例です。

その会社はもともと働きやすいと有名な会社で、転職希望者からも人気がありました。全体として給与も安定していて、社員の待遇も良いという恵まれた環境でした。業績については数年間横ばいで、悪くない財務状況です。

しかしそんな中、その会社がM&Aによって他社に買収され、経営陣が一新されました。そして、新しいトップの判断で、売上を3年で150%にするという無茶な計画が打ち出されたのです。

実際の現場では、目標達成のための体質作りということで評価制度は完全実力主義となり、実績が出ない社員の給与は激減し、ベテラン社員のリストラも行われました。

バックオフィスもコストセンターとみなされ、多くの社員は早期退職の対象となり、会社から去っていきました。

新しい会社から知らない社員も多く入ってきて元の社員は疲弊し、以前に比べて社内が殺伐となったのは、言うまでもないですね。

企業が変わると人が動く

そんな殺伐とした雰囲気が原因で、リストラ対象の社員だけでなく、活躍していた社員や若手社員の多くも転職をしていきました。

最終的に落ち着いたものの、離職率は以前に比べてだいぶ高まってしまいました。

会社が変わると制度が変わり、雰囲気も変わって、人も変わるということですね。

見えないところで変化は常に起きている

「まぁそういう会社もあるかもだけど、うちは大丈夫でしょ!」

そんな風に感じるかもしれませんが、もしかしたら表面上まだ現れていないだけで、自分の周りでも変化の波がじわじわと迫ってきているかもしれません。

業績が悪いとき、業界の調子が悪いとき…実は買収や身売りの話が水面下で進んでいる、なんてことはありえますからね。。

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私たちができる備え

会社が変わったとき、これまで心地よかった環境が、居心地の悪い環境になってしまうかもしれません。

そんなとき、何の備えもないとただ会社の変化に合わせるしかなく、ストレスフルで辛い思いをするしかなくなってしまいます。

後悔をしないためにも、今のうちから変化のリスクに備えておいたほうがいいというのが私の考えです。

「転職活動を今のうちからしとくの?」ということではなく、会社に依存しなくても済む状況を少しずつ作っておくことが大切だと思っています。

まぁいつも伝えていることではありますが、具体的には下記のような備えですね。

金銭的な備え

まずは金銭的な備えです。

仮に職場を離れたとしても、貯蓄や資産があれば気持ちに余裕が出てきます。「年収を下げて自分に合う会社に移る」という判断も、金銭的な備えがあれば躊躇なく実行できますからね。

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キャリアの備え(転職できる市場価値をつけておく)

今の会社が嫌になったとき、希望の職場に移ることができるスキルや知識も大切な備えです。

会社の環境が自分に合わなくなったら、合う環境を選べばいいわけです。他社から評価されるようなスキルや経験を持っておけば、いざというとき焦らずに済みます。

自分が転職したいと思ったタイミングで移れるという自信は大きいものです。

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セカンドビジネスの備え(副業など)

そして本業以外での収入を持っていることも、備えとして心強いです。

サラリーマン収入がなくなっても、もう1本柱があるとなれば、さらに気持ちの余裕が出てくるし、長い目で見て副業を本業にするという選択も検討できそうです。(ある程度の副収入になっていればですが!)

副業でいきなり大きな収入を得るのは難しいので、何もない今のうちから、ゆっくり副業を育てていくことが重要だと感じますね。

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まとめ

「会社は変わる」というリスクについてイメージ頂けたでしょうか。

もちろん今すぐ起きることではないと思いますが、この時代いつ何が起きるかはわかりません。そんな時代だからこそ、いまのうちに準備できることはしておきたいですね!

ではまた!

 

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