確定拠出年金、有効活用していますか。
私は会社員なので、確定拠出年金企業型、通称401Kに加入しています。
個人型のiDeCoも始まり、何かと話題の確定拠出年金。しかし、普段から資産運用をしている人は良いとして、そうでない人にとっては結構面倒な制度かもしれませんね。私のまわりでも「確定拠出年金の設定はノータッチで、最初から何もしていない!」という人がまだまだ多いですし、ちゃんと設定すべきだよ!とアドバイスはしているものの、全く浸透していませんからね。。
だからといって何もしないのはNG。うちの会社は三菱UFJ国際投信と提携しているのだけど、デフォルト設定では「三菱東京UFJ確定拠出年金専用3年定期預金」になっていて、利率は0.01%です。これだとほとんど増えないので、利回りが良い商品で運用しないとほんと機会損失です…。
逆に、前向きに取り組んでいる人は複利の恩恵を受けられるので、何もしなかった人と比べると、数十年後大きな差が開いていると思います。まさに賢い人が得をする制度ですね…!
さて私はというと、自分で保有する投資信託は、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型) 、iFree 外国株式インデックス 、iFree 日経225インデックス 、ひふみ投信の4つですが、確定拠出年金では、野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAIを毎月購入しております。
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野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAIとは
このファンドは野村アセットマネジメントが提供する、日本を除く先進国株に分散投資をする商品で、ベンチマークはMSCIコクサイ・インデックスです。iFree 外国株式インデックスと同様のベンチマークですね。
iFreeがあれば購入したかったのだけど、確定拠出年金ってラインナップが決まっていてかなり限定的なのだよね。。
私は既に自分でバランスファンドを保有しているため、確定拠出年金ではリスクを取って外国株に投資しようと決めていました。なので、ラインナップの中からMSCIコクサイ・インデックスに連動するファンドとして野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAIを選定したというわけです。
運用先はどうか?
運用先はご覧の通り。MSCIコクサイに連動するよう設計されているので、iFreeと大きくは変わらないですね。やはり成長国アメリカの比率が最も高くて約60%強、次にイギリス株が約7%です。改めて見ても、やっぱりアメリカのIT産業は強しだなぁ。
また、ヨーロッパの人口予測ではイギリス・フランスが今後も人口が伸びると言われているので(ドイツ・イタリアは減少)、その二国を上位にピックアップしているのはさすがですね。
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運用成績について
基準価額の推移はこのようになっています。
リーマン時には例に漏れず大きく下落していますが、その後は世界的な景気回復と共に堅調に伸びていきます。ここ数年では2015年の中国ショックや米国の利上げ、ギリシャ不安、そしてその流れでの世界同時株安があって一時へこんでいますが、昨年末あたりから上昇傾向ですね。
これからも当然波はあると思いますが、そのための分散投資。長期的な成長を期待したいところです。
コスト面はどうか?
実質コストを含んだ費用は0.249%(2016年4月~2017年3月末)です。0.5%を切っているし、とても低コストですね。
確定拠出年金のラインナップの中ではインデックスファンドであるにも関わらず1%超えのものもあったりするので、注意が必要です…!
まとめ
iFree外国株式インデックスと同様、 野村DC外国株式インデックスファンド・MSCI-KOKUSAIはコストも低くて良いファンドだなと感じています。
確定拠出年金では掛金をどのファンドに何%ずつ買うか指定ができますが、私はこのファンドに100%掛金を突っ込んでおります。それは、上で書いたように他にも投信を保有していること、そして世界経済は長期的に見れば成長すると考えていることが理由です。
しかし、リスクは極力取りたくないという人なら日本の債券を組み込んだバランス型のファンドから始めるのもありだと思います。例えば、「三菱UFJプライムバランス(安定型)」などは国内債券67%でより安全だし、信託報酬も0.24%と低いのでおすすめです。定期預金にしておくより絶対利回り良いはずですしね。
関連記事です。
・ MSCIコクサイ・インデックスで6割以上の株式が組み込まれるアメリカ。そのすごさについて書いた記事です。
・インデックスファンドについて綴っています。最近では信託報酬がさらに下がっていて良い傾向だと感じます。
・外国株に投資するファンドでは「為替ヘッジ」というワードが出てきますが、それについて解説した記事です。
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